和歌山県内の港湾整備の進展や、高野・熊野地域の世界遺産登録を記念した「熊野古道クルーズ」企画など、和歌山港・日高港・新宮港の紀州各港を巡る、和歌山沿岸や瀬戸内海沿岸・伊勢湾沿岸などを訪れるクルーズ客船も年々増える傾向にあり、県内外との交流活動などが盛んに行われています。客船寄港に向けた誘致活動なども推進され、地域の特性を生かした地域振興や発展を目指し、新たな観光交流空間などの推進に向けた取り組みなどを目指しています。客船寄港時には、入港を祝うクルーズ寄港歓迎セレモニーなども開催され、市長等からの挨拶や花束・記念品贈呈など、船長からの挨拶や返礼品贈呈など、港湾を通じた県内外との交流を深めている。また、入港に併せて事前応募による船内見学会(無料)や、地元特産物の販売・実演(試食)なども開かれ、地域を最大限アピールし観光振興などに努めています。
新宮市役所商工観光課:0735-23-3357
新宮港は、和歌山県の最南東部、熊野灘に面した三重県との県境部に位置しています。古くから開かれ、かつては捕鯨の基地として、また明治の頃には大阪商船等の定期船の寄港地として栄えました。輸入木材を取り扱うため、昭和40年代に第1期工事を行いましたが、近年における船舶の大型化、取扱貨物増加による岸壁不足、大規模地震等への対応のため、現在、第2期工事を行っています。平成18年11月23日に-11m岸壁の供用を開始し、これで第2期工事のすべての岸壁が供用されました。紀南地方唯一の外貿港湾である新宮港は、新宮地域のみならず三重県や奈良県をも含めた地域の拠点港として重要な役割を担っています。また、熊野観光の海の玄関口でもあり、世界遺産登録を機に、大型クルーズ客船の寄港が増加しています。
和歌山県県土整備部港湾空港局:073-441-3156
新宮市では、『産業の振興』『雇用の増大』を目的として、『新宮港第二期工業用地』の整備、『企業誘致等促進条例』の制定など、企業立地に向けた積極的な取り組みを行っています。 ぜひ企業立地の候補地として『新宮市』をご検討ください。
交通アクセス
阪和自動車道南紀田辺ICから車で約110分
大阪市内から車で約3時間
和歌山市内から車で約140分
南紀白浜空港から車で約120分
紀勢大内山ICから車で約115分
和歌山県企業立地課:073-441-2753
新宮市企業誘致対策課:0735-23-3333
熊野灘は、黒潮の流れ込む良質な漁場として古くから知られていました。温暖な黒潮に乗って回遊するカツオ・マグロなどの大型回遊魚から、アジ・サバ・イワシなど小型の魚まで、暖流系の魚が集まります。また、冬には北から南下するサンマやブリも捕れ、多彩な魚種を形成しています。この豊かな海をつくり出す要因の一つが、海岸のすぐ近くまで山が迫る地形と、温暖多雨な気候です。熊野ならではの地形と気候が、美味しい魚を生みだしているのです。釣りや定置網といった、比較的魚が傷つきにくい方法での漁が広く行われています。その為、水揚げ量は多くは有りませんが、質と鮮度は抜群です。
新宮市役所農林水産課:0735-23-3351
三輪崎漁業協同組合:0735-31-7019
新宮漁業協同組合:0735-22-8622
ビンナガマグロやカツオは、はえ縄漁で漁獲されますが、トビウオは船曳網漁法で漁獲されます。ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)は寒い時期が旬で、2月頃は連日漁港はマグロで賑わいます。15〜25kg位で、小さい物が上がり始めると漁も終わりに近ずきます。京阪神を中心に出荷されています。
三輪崎漁業協同組合:0735-31-7019
新宮漁業協同組合:0735-22-8622
全国的にマイワシが極限していたのが、豊漁が続いており、新宮・三輪崎沖周辺巻き網漁で豊漁です。イワシが増えるとイワシを餌とするアジもサバ・カツオも豊漁となります。もともと熊野灘は黒潮の流れ込む良質な漁場ですが、イワシとともに多くの魚で漁場は賑わっています。トビウオは浅海を集団で居ることが多いので、2槽で網を曳いて漁獲します。
三輪崎漁業協同組合:0735-31-7019
新宮漁業協同組合:0735-22-8622
イカ類の中で最も美味しいと言われるアオリイカ(この辺りではタチイカと呼ばれる)は秋から冬が旬です。肉厚で甘みがあり刺身にして美味しい。アコウダイは「めぬけ」ともよばれます。深海性のカサゴ類がそのようによばれるようです。煮付けや鍋で食べるとおいしいです。
三輪崎漁業協同組合:0735-31-7019
新宮漁業協同組合:0735-22-8622
和歌山県は、千葉県・三重県についで全国第3位の漁獲量。主な漁場は日高町-新宮市海域の沿岸にかけて、東牟婁地域は伊勢海老が大変豊富です。黒潮の流れが強いため、身が締まった弾力のある独特な甘みと食感がプロの料理人から高い評価を得ています。伊勢海老魚の頃は、漁をおこなうと網が破れるため、網の補修が忙しく、補修作業風景が良く見られます。
三輪崎漁業協同組合:0735-31-7019
新宮漁業協同組合:0735-22-8622
和歌山沿岸では、素潜り漁法で漁獲するアワビ漁などが盛で、アワビ類は磯際から水深20m程の岩礁に生息し、アラメ、ワカメ、コンブなどの褐藻類を食べ、主に夜行性の物が多く、日中は岩の間や砂の中に潜っています。アワビ・トコブシの旬は夏(6〜8月)
三輪崎漁業協同組合:0735-31-7019
新宮漁業協同組合:0735-22-8622
夏から秋にかけては北から南へ、冬から春にかけては北へと移動する季節回遊魚のサンマは、沖合いの海面近くを大きな群れをつくって遊泳する。脂が適度に落ちた北からのもどりサンマは、和歌山県紀州沖までの太平洋沿岸部で漁獲され、地方の美味しいサンマの丸干しとして加工され市場に出回ります。新宮市では無くてはならない食材です。
新宮商工会議所:0735-22-5144
熊野川は、奈良県、和歌山県および三重県を流れる新宮川水系の本流にあたる一級河川です。1970年に一級河川の指定を受けた当初は新宮川(しんぐうがわ)であったが、1998年に熊野川と変更されました。奈良県吉野郡天川村の大峰山脈山上ヶ岳(さんじょうがたけ)、大普賢岳(だいふげんだけ)の辺りを水源として、奈良県五條市、十津川村などを南に流れ、和歌山県に入り、大台ケ原を源流とする北山川と合流して、和歌山県と三重県との県境に沿って流れ、新宮市で熊野灘(太平洋)に注でいます。「紀伊山地の霊場と参詣道」の「熊野参詣道中辺路」の一部として、世界文化遺産にも登録されている。
清流の熊野川では鮎:6月〜12月 アマゴ:3月〜9月 うなぎ:周年漁獲されています。
熊野川漁業協同組合:0735-21-4193
三輪崎漁協では、毎月第1日曜日に地元で取れた海産物の直売(朝市)を行っている。
地元の漁港に水揚げされた、季節の旬の新鮮な魚介類などが豊富に並び、毎回、各地から人々が訪れてます。朝市当日は、マグロ・干物・シラス・イセエビ・さざえ・ウニごはん・手作りケーキなどが直売され、大勢の人々で賑わう人気の朝市に発展している。
三輪崎漁業協同組合:0735-31-7019
三輪崎漁港交流施設
足湯(温泉)・男女トイレ・男女更衣室・シャワー5基(1基は温水・有料)
足湯詳細
時間:毎日午前10時〜午後5時(保守点検や悪天候等場合は休業)
人数:大人5〜6人(一度に利用可能人数)
料金:無料
温泉名:三輪崎温泉
適応症:神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、うちみ、疲労回復など
新宮市農林水産課・農業委員会:0735-23-3351
近畿大学水産研究所の新宮実験場が高田地区にあります。淡水魚類の養殖研究を目的とする実験場として三重県御浜町下市木に開設された後、1974年に、御浜実験場を移転した、唯一の淡水魚養殖の研究施設で、清らかな高田川の河川水を利用して温水、冷水性魚類の養殖研究に取り組んでいます。
新宮実験場:0735-29-0001
紀州の温州みかんは全国的に有名で、太平洋の温暖な気候はみかん栽培に適しており、温州みかん・夏みかん・八朔・柚子など多くの柑橘類が栽培されています。新宮市特産の「じゃばら」は、ゆずよりも果汁が豊富で、種がなく独特の風味の「じゃばら」は、地元では昔からお正月料理に珍重されています。名の由来も“邪をはらう”から付けられたと言われ、最近では、花粉症に効果があるのではとの報道がされ、生産が追いつかない状況です。
みくま農業協同組合
三輪崎支店:0735-31-7018
新宮支店:0735-22-0127
イチゴは新宮、東牟婁地域を代表する野菜で、「くろしおイチゴ」としてブランド化されています。東シナ海から北上する黒潮のお蔭で、当地方の冬は晴天の日が多くイチゴ栽培に適した温暖な気象条件に恵まれています。11月ころから5月ころまでお店に並びます。また、大きくて甘い品種「さちのか」が栽培されています。
みくま農業協同組合
三輪崎支店:0735-31-7018
新宮支店:0735-22-0127
小松菜は暑さ、寒さに強く、1年中ハウス栽培されています。ビタミンA、Cやミネラルなどが多く含まれる栄養価の高い野菜です。
ほうれん草の栽培も盛んです。
みくま農業協同組合
三輪崎支店:0735-31-7018
新宮支店:0735-22-0127
ブロッコリーは太陽をたっぷり浴びた、露地栽培をされています。軸までおいしく食べられ、栄養分豊富です。寒さによって紫色に変色しても、茹でると緑色に戻ります。
葉ネギは、平成16年から本格的な栽培が始まり、露地栽培・ハウス栽培と広がりをみせています。草丈が長くボリュームもあるので、豆腐や麺類の薬味から鍋物まで幅広く使えるネギです。
みくま農業協同組合
三輪崎支店:0735-31-7018
新宮支店:0735-22-0127
熊野牛はその名のとおり、和歌山県の南部「熊野地方」で昔から飼われていた和牛で、農耕用の貴重な労働力として活躍していました。優秀な能力と由緒を持つ熊野牛に、選び抜かれた血統を取り入れた品種改良を行うことで、和歌山県特産の高級和牛「熊野牛ブランド」が誕生しました。肉質はきめ細やかで柔らかく、味は香ばしく、肉そのものの風味に優れています。さらに焼いたときの香りの良さも熊野牛ならではの魅力です。また、牛乳は大正10年頃から学校給食で飲まれ、三輪崎牛乳として地元の人々に愛され続けています。
みくま農業協同組合
三輪崎支店:0735-31-7018
新宮支店:0735-22-0127
冬から春先にかけ、熊野地方では高菜の漬け込みが各家庭の恒例行事となっています。この高菜の漬け物を使った「めはりずし」は、かつて山仕事や畑仕事の弁当として作られていた郷土料理です。今では食べやすいように小さく握っていますが、昔は大変大きく握っていました。「食べるときに目を見張るほど大きな口を開けなければならない」ということから名付けられたと伝えられています。また、「目を見張るほどおいしい」とも言われています。高菜がひろめ(あんときめ)と言う海藻で巻くのが「めのすし」です。春になると東牟婁地域の海岸部ではうちわよりも大きな海藻「あんとくめ」が採れます。
旬の味も美味しいですが、天日で乾燥し、保存して年中使います。
新宮商工会議所:0735-22-5144
晩秋にかけて、回遊魚のさんまは熊野灘に姿を見せます。北から南下したこの頃のさんまは脂が抜け、味もあっさりとしています。このさんまを使って作られた姿ずしは大変おいしく、正月や祭、祝い事に欠かせない郷土料理のひとつが「さんますし」です。
「さんまのなれずし」は熊野川流域で、鮎やさんまなどの塩魚と、柔らかく炊いたご飯で作る発酵ずし「なれずし」が、正月用の食べ物として伝承されています。魚とご飯を長期間漬けることで乳酸発酵させ、保存性を高めたもので、古い時代、貯蔵食糧として作られていました。独特の香りを持つため初めての人には食べにくいものですが、食通にはたまらない郷土料理です。
新宮商工会議所:0735-22-5144
かきまぜ(おまぜ)は、様々な場面で作られるお寿司です。ニンジン、ゴボウ、シイタケをはじめ、フキやタケノコ、わり菜といった季節の野菜、ひじき、切り昆布などを細かく刻んで甘辛く煮た具、酢でしめた生魚、すし飯を混ぜ合わせて作ります。弔事の時は赤い色の具を控えめに、慶事の時には錦糸卵や紅ショウガで豪華に飾ります。また、かきまぜを軽くにぎって、柏の葉で包むと「かしゃばずし」になります。
新宮商工会議所:0735-22-5144
熊野地域の農山村の多くの家庭では、4月下旬から5月下旬、庭先にあるお茶を摘み、昔ながらの釜で煎った後、ムシロの上で揉んで天日干しをおこない、自家消費用の一年分の茶をつくります。新宮市熊野川町九重では焙炉を使って釜煎り茶が作られています。釜いり茶は黄金色をしており、濃厚な香りとさっぱりした味が特徴です。このお茶で茶粥はつくられます。茶葉を茶袋に入れ水から煮出して作られる茶が湯は今も日常食として食べられています。日本人の食生活に欠かすことのできない「梅干し」も和歌山県は全国シェア6割を誇る、有名な「南高梅」の産地で、南高梅で作った梅干しは、表面の皮が非常に薄く果肉たっぷりでジューシーです。
新宮商工会議所:0735-22-5144
熊野速玉大社は、熊野三山のひとつとして全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮です。今から約二千年ほど前の景行天皇五十八年の御世に、熊野三所権現が最初に降臨せられた元宮である神倉山から現在の鎮座地にお遷りになり、これより神倉神社の『旧宮』に対して『新宮』と申します。 御祭神は、熊野速玉大神(いざなぎのみこと)・熊野夫須美大神(いざなみのみこと)を主神に、十二柱の神々を祀り上げ新宮十二社大権現として全国から崇敬 を集めています。 特に、孝謙天皇の御世、日本第一大霊験所の勅額を賜り、熊野三山の中でも逸早く『熊野権現』の称号を賜りました。「権現」とは仮に現われるの意味で、神様は御殿の中のもっとも清浄な奥処に鎮まりますので、私達の目にはそのお姿を直接見ることができません。そこでそのお姿を仮に仏に変えて、我々の住む俗世界に現われるという考え方が浸透していきます。平成16年7月7日「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界文化遺産に登録されています。
全国熊野神社総本宮
熊野速玉大社:0735-22-2533
毎年2月6日の夜に、日本有数の灯祭りの一つである「お燈まつり」が開催されます。古代以来の熊野山伏の伝統をもつ神倉神社の例祭です。ご神火を移した松明を持った、白装束に荒縄を締めた男たちが神倉山の山頂から急な石段をかけおりる、壮観な男の火祭りです。「お燈まつりは男のまつり山は火の滝、下り竜」と新宮節にも唄われています。昭和39年に県の無形民俗文化財に指定されています。
新宮市役所商工観光課:0735-23-3357
御船まつりは毎年10月16日に行われる熊野速玉大社の例大祭の一つで、9隻の早船競漕は、源平の合戦で勝利に導いた熊野水軍の勇姿を今に伝え、美しい神幸船(しんこうせん)を先導する形で、熊野川を舞台に繰り広げられる。昭和39年に県の無形民俗文化財に指定。
新宮市役所商工観光課:0735-23-3357
鯨祭りは、かって新宮沖では捕鯨が盛んに行われてい名残が、毎年9月に三輪崎八幡神社の例祭で披露されています。鯨をとりまき、網でとる様子を踊りにした殿中踊り(でんちゅうおどり)と、鯨を突く様子を座ったまま上半身で踊る綾踊り(あやおどり)の二つからなっています。孔島・鈴島をバックに華やかな衣装で踊る姿は、実に美しく勇壮豪快な踊りです。 昭和49年に県の無形民俗文化財に指定されています。
日本では、8000年以上前から捕鯨が行われていましたが、現在は調査捕鯨の形でしか残っていません。
新宮市役所商工観光課:0735-23-3357
わが国でも代表的な多雨地帯で大台ケ原や大峰山脈を源とする北山川と熊野川が合流し新宮市で太平洋に流れ込んでいます。1年間に4000mmも雨が降る熊野山地は豊かな森林がつくられ、明治時代にはモミ・ツガの天然朴が切りだされ、その後、大正時代にスギ・ヒノキが植えられ人工林となりました。木材やダムの建設資材の運搬の筏流しは1963年(昭和38年)熊野川支流の北山川を最後に姿を消し、1979年に観光用の筏下りが北山村で復活しました。人や物を乗せて熊野川を行き来した「団平船」と呼ばれる木造船は今プロペラ船に代わりました。団平船は新宮から本宮まで上がるのに2日以上かかっていましたがプロペラ船で3時間半で行けるようになり、1965年にはより静かで早いジェット船が運航され、今も瀞渓観光船として活躍しています。
熊野交通(株):0735-22-5101
「紀州勝浦生まぐろ」は100%はえ縄漁船による天然まぐろです。漁獲されたまぐろを一本一本丁寧に活け締め処理し、船内において冷水保存(氷温)することにより、漁獲された直後の新鮮さと品質を保った「まぐろ」です。まぐろ専門家や消費地で、高く評価されています。今、那智勝浦へ出かけると美味しい「まぐろのかぶと焼き」をほうばることができるかも!
勝浦漁港では毎週日曜(8:00〜11:00)にぎわい広場を開催しています。
勝浦漁業協同組合:0735-52-0951
山村風景の大自然の中で飼育されている熊野地鶏は、八木戸・伊勢赤どり・名古屋コーチンをかけ合わせた、新しい品種の熊野自慢のブランド地鶏です。
熊野市役所紀和庁舎:0597-97-1112