熊野灘のさんま漁の歴史は古く江戸時代にさかのぼる。三陸沖から南下し、秋の終り頃、熊野灘沖に姿を見せる頃は程よく脂が抜け、クセのないさっぱりした寿しねたにとして最適になります。さんま姿寿司は熊野が発祥の地と言われ、正月料理や神事・祝い事には欠かせない熊野地方の郷土料理です。
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熊野灘で獲れた新鮮な魚を、七里御浜でさんさんと降り注ぐ太陽での「天日干し」は、熊野の冬の風物詩です。熊野と言えば、サンマの丸干しが有名ですが、他にも、フグ・サメ・カマス・タチウオ・アジ・イワシなど自慢の干物があります。海洋深層水を活用し、より旨みを引き出していることも美味しさに違いがあります。
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熊野で水揚されたサンマは、遠く北の海から南下することで脂分が落ち、旨味が凝縮されています。熊野のサンマを原料に海水塩だけで発酵・熟成させた「さんま魚醤」は、旨味成分であるアミノ酸含有量が非常に高く、グルタミン酸1350mg/1000ml、リジン1400mg/1000mlもあります。塩分は20%程度と低く抑えられています。
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紀和町山間部は冬の気温が低く、特に朝夕は霜がおり、この霜が葉肉の厚い高菜の辛味が増します。高菜漬けは収穫期の11月〜4月に行われ、苦味やえぐ味を灰汁抜きと言う手法で手をかけて漬け込まれ、めはり寿司に使われます。めはり寿司は高菜漬に包まれた大きなおにぎりで、美味しい郷土料理です。「ふるさとおにぎり百選」「おにぎり百選」にも認定された美味しいおにぎりです。
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棚田百選の丸山千枚田は、慶長6年(1601年)には、2240枚の田があったと記録されている。白倉山から湧き出す清水が千枚田を潤し、南西向き斜面に広がる棚田は、日照時間が長く、山間部の昼夜の気温差と、風通しの良さに恵まれた美味しい米づくりができる。手作業で全て行われ、農薬も最低限にとどめた、安心安全なお米です。
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山村風景の大自然の中で飼育されている熊野地鶏は、八木戸・伊勢赤どり・名古屋コーチンをかけ合わせた、新しい品種の熊野自慢のブランド地鶏です。
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紀和町では現在キジを1300羽飼育しています。鶏肉と比べて比較的タンパク質が高く、低脂肪のローカロリー食品です。熊野の緑豊かな山々に囲まれた16000平方メートルの広々した飼育場で育てられています。若鶏だけが食されて、熊野地域では、郷土料理のキジ鍋が自慢です。
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添加物・保存料を一切使わず、風味を保つため麹菌は生きたままに、昔ながらの製法で作られた素朴なお味噌。勿論、お米も大豆も塩も国産です。生きた麹菌や塩分にも気づかいながら丁重な手作業で作り上げ、じっくりと熟成させて出来上がったお味噌は香りの良い美味しいお味噌になっています。
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紀和町小船地区は1万3千uの圃場に650本の梅木があり、毎年5トンほど収穫します。収獲した青梅を塩着けし、手間をかけて天日干し、赤紫蘇とともに漬けこみます。着色料・保存料を一切使用しない、昔ながらの懐かしい味の梅干しができあがります。殺菌・疲労回復などに効果がある「梅干」を健康維持にお楽しみ下さい。毎年、2月には梅まつりも開催します。
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熊野市でしか採掘されない「黒石」は、緻密な黒色の泥質岩です。初めて文献で見られるのは「紀伊続風土記」(1839年)で、古くから美しく珍しい石として知られています。製品としては碁石の材料として出荷されたのが最初です。碁石の黒は那智の黒石で、白は蛤の貝からできています。
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清浄性や低温安定性など特性を生かした、食品分野や水産加工分野など、幅広い分野での多様な商品開発が進められている。
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熊野速玉大社は、熊野三山のひとつとして全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮です。今から約二千年ほど前の景行天皇五十八年の御世に、熊野三所権現が最初に降臨せられた元宮である神倉山から現在の鎮座地にお遷りになり、これより神倉神社の『旧宮』に対して『新宮』と申します。 御祭神は、熊野速玉大神(いざなぎのみこと)・熊野夫須美大神(いざなみのみこと)を主神に、十二柱の神々を祀り上げ新宮十二社大権現として全国から崇敬 を集めています。 特に、孝謙天皇の御世、日本第一大霊験所の勅額を賜り、熊野三山の中でも逸早く『熊野権現』の称号を賜りました。「権現」とは仮に現われるの意味で、神様は御殿の中のもっとも清浄な奥処に鎮まりますので、私達の目にはそのお姿を直接見ることができません。そこでそのお姿を仮に仏に変えて、我々の住む俗世界に現われるという考え方が浸透していきます。平成16年7月7日「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界文化遺産に登録されています。
全国熊野神社総本宮
熊野速玉大社:0735-22-2533