四国最東端の、小さな離れ島・伊島は、太平洋と紀伊水道の美しい海に囲まれた、岩礁の多い島です。島の周辺の海には、アラメという全長1メートルあまりの海藻が豊富に育っています。岩礁が多い地形やエサとなる豊な海藻が茂る海には、イセエビ・アワビ・サザエ・ウニ・トコブシ・などが生息し、伊島の漁師たちは水産資源を育成・保護しながら、海の恵みを漁獲し水揚げしています。
伊島漁業協同組合:0884-33-1271
島の周辺の海にはアラメなどの、アワビのエサとなる海藻が豊富に育っており、これを食べてアワビは大きく成長します。伊島のアワビは、コリコリとした歯ごたえと香り、甘みが強いのが特徴です。独特の歯ざわりと香り・甘みをかね備えたアワビは、郷自慢のブランド特産品です。
伊島漁業協同組合:0884-33-1271
サザエのエサとなるアラメなどの海藻が豊富な海で、伊島のサザエはたくましく育っています。しっかりとした歯ごたえの中に深い甘みがあるのが特徴のサザエで、郷自慢の特産品です。
伊島漁業協同組合:0884-33-1271
海藻やミネラルが豊富な豊な磯場で、伊島のウニは上質に育ちます。夏の赤ウニは、肉厚が大粒で甘みが強く、弾力もあり食べ応えがあるアワビです。冬の黒ウニは、肉薄で小粒ながらも上品な甘みを持ち、味覚を楽しんでいただけるアワビです。
伊島漁業協同組合:0884-33-1271
海藻やミネラルが豊富な磯場で育つトコブシは、アワビと良く似ていますが、全く別の種類の貝です。殻の盛り上がりも少なく薄い感じに見え、殻の大きさも7〜8cm位のものが多いのが特徴です。
伊島漁業協同組合:0884-33-1271
小さな離れ島・伊島は、紀伊水道の海に浮ぶ岩礁の多い島で、海士(あま)漁が盛んに行われ、アワビの漁獲量が県内一を誇る、漁村風景の漁師まちです。一般的には海女漁は女性が中心ですが、伊島では海士(あま)漁(男性)が漁をしています。素潜りで海底に向かい、独特の形をしたノミを使い、岩礁に生息するアワビなどを、一つ一つはがし採る、厳しい海底の仕事で漁獲しています。
阿南市役所農林水産課:0884-22-1598
アワビの漁獲量が県内一を誇る「伊島漁業協同組合」では、1999年から禁猟区を設定し、漁期は2月〜6月と決め、県の規則より3ヶ月短縮した。毎年、大量のアワビ稚貝の放流や漁獲サイズの設定などをし、海洋資源の保護活動などに努めている。また、1996年から始めた、漁業後継者の育成・支援制度の効果が出始め、伊島出身の若者が、毎年1人〜5人が漁業協同組合に入り漁業に励んでいます。
阿南市役所農林水産課:0884-22-1598
2009年には、アワビの保護に取り込む「伊島漁業協同組合」(杣友光明組合長)が、「第29回全国豊な海づくり大会」栽培漁業部門で、「水産庁官賞」を受賞。県内漁協の受賞は第18回以来で11年ぶりである。伊島漁協は約30年前に、県内でいち早く稚貝の放流を始め、こうした保護活動が実り、アワビの漁獲量が県内全体の約3割を占める、生産地に成長しました。漁獲量が安定したことで、若者が漁師として島に戻ってきている。
阿南市役所農林水産課:0884-22-1598
マグロ漁業基地で有名な竹ヶ島漁港には、近海マグロ漁をする地元の漁船が停泊し、旬のマグロを獲りに出漁して行きます。伝統的な漁法の「延縄漁法」で、クロマグロ・メバチ・キハダ・ビン長・メカジキ・マカジキなど、季節のマグロを釣り上げます。漁獲したマグロは、手早く絞めて独自の方法で冷蔵保存し、各地のマグロ漁港に水揚げします。竹ヶ島漁港に帰港し水揚げされたマグロは、地元の鮮魚店や飲食店・旅館・ホテルなどに供給され、自慢の磯料理などに利用されマグロ文化を伝えています。
宍喰漁業協同組合:0884-76-3101
北は吉野川、南は那賀川。2つの1級河川が流れ込む紀伊水道。自然の恵みが流れ込むことにより、海水に栄養分が豊富に含まれ、水深約60m前後のなだらかな砂泥質の海底がより、良質なハモが育つ環境です。全国でも1、2位を争うハモの漁獲量を誇る徳島県。ハモは関西で人気があり、京都の祇園祭、大阪の天神祭では欠かすことのできない夏の食卓を涼やかに飾る食材で、徳島のハモも多くは関西方面に送られています。また、徳島県では、ハモを持続的安定的に生産できるように既定サイズ以外のハモを海へ戻す(再放流)運動を実施し、豊かな海を守り続けていくために、資源管理型漁業に力を入れています。
小松島漁業協同組合:0885-33-1122
和田島漁業協同組合:0885-37-1621