由比町は、富士川以東と富士川以西の間を往来するには、由比の断崖を海岸線に沿って進む必要があり、古くから「東海道の親不知」と呼ばれ、歴史地理学的には関東政権(江戸・鎌倉・小田原)と東海政権(駿府)の境界となり、東海道由比宿の宿場町であった。江戸時代の絵師・歌川広重による由比の浮世絵には、難所を越える旅人や、帆掛け船の浮かぶ駿河湾、駿河湾越しの富士山などが描かれている。現在では、桜エビとシラスの漁業基地としても有名で、桜エビが水揚げされる漁師まちとして知られている。1960年代までは、東海道線の車窓から、桜エビが天日干される真っ赤な風景を見ることができたが、東名高速道路やバイパスなどができ、由比の風物詩風景を見ることができなくなりました。
静岡市役所水産漁港課:054-354-2087
由比漁港は、駿河湾の南部に位置し、桜エビ漁日本一を誇る静岡県でも有名な漁港です。桜エビ漁は、春漁と秋漁の2回のみ行なわれ、由比漁港と大井川漁港に水揚げされます。毎年3月中旬〜翌年1月中旬まで続く、シラス漁は、早朝6時ごろに出漁し10時ごろまで続けます。倉沢定置網漁では、四季を通じて「倉沢のアジ」を始め、駿河湾の季節の旬の様々な魚を水揚げしています。駿河湾名物の「桜エビ漁」の歴史は、1894年(明治27年)に由比の漁師が、アジの網引き漁をしていたときに、網が深く潜ってしまい、そのとき偶然にも大量の桜エビが捕れたことが始まりとされています。
静岡市役所水産漁港課:054-354-2087
由比漁業協同組合:054-376-0001
桜エビ漁は、毎年3月下旬から6月上旬の春漁と、10月下旬から12月下旬の秋漁の2回行われ、桜エビは、日本で唯一駿河湾のみで水揚げされます。桜エビ漁は産卵期を除いた春と秋に、それぞれ約2ヶ月間に限定されています。桜エビ漁場は主に富士川沖と大井川沖で、由比漁協の由比・蒲原(42組84隻)と大井川漁協の大井川(18組36隻)、3ヶ所の基地に許可証を持つ100隻の漁船が、2艘が一組になり網を引く船曳き網で漁をししています。漁獲された桜エビは、由比漁港と大井川漁港に水揚げされます。
由比漁業協同組合:054-376-0001
深海性の桜エビは、日中は水深200〜500mの深さに生息していますが、夜間になると30〜60mの水深まで上がってきます。そのため、桜エビ漁は夜間に出漁し、漁も夜間に行われます。漁法は「船曳き網」で、2艘の船で網をひいて、浅瀬にいる桜えびに網をかけて捕獲します。また、現在主流の漁法は、フィッシュポンプを使用し、素早く漁獲し効率的に水揚をげしています。
由比漁業協同組合:054-376-0001
駿河湾に注ぐ、富士川・安倍川・大井川などが運んでくる、植物性プランクトンや海洋性プランクトンなどが混ざり合い、栄養豊富な好漁場が生まれ、桜エビはそこで育つといわれ。体長4〜5cmの桜エビは、水揚げされた時は、透きとおったとてもきれいな桜色をしています。名前の由来もそこにあります。漁場は主に富士川沖と大井川沖で、漁獲された桜エビは、由比漁港と大井川漁港に水揚げされ、水揚げされた桜エビは、すぐに氷漬にされ、鮮度抜群のまま、魚市場で競りにかけられます。
由比漁業協同組合:054-376-0001
イワシの稚魚を捕獲するシラス漁は、毎年3月中旬から翌年1月中旬まで続きます。シラス漁は、船曳網漁法が主流で、船曳網漁法にも、二艘曳き漁法と一艘曳き漁法があり。二艘曳き漁法は二艘の船で網を引く為、ある程度シラスが入るまで海の中の網を引いて走る。一艘曳き漁法は、一つの群れを網で囲み引き上げる漁法。このため二艘曳き漁法と一艘曳き漁法では、シラスの鮮度や捕獲量に違いがある。由比では、一艘の船でシラスをすくい上げ、短時間でシラスを傷めることなく捕獲するため、競りにかけるまでの時間が、大幅に短縮されています。これが、由比の新鮮なシラスの秘密の一つになっています。
由比漁業協同組合:054-376-0001
静岡市内には、由比漁港・清水漁港・用宗漁港があり、駿河湾名物のシラス漁は、それぞれ漁港の近くのシラス漁場で、漁獲し地元漁港に水揚げされています。朝一番に獲れた新鮮な生シラスを、漁港の目の前にある、茹で場で、迅速に釜揚げシラス加工を行なっています。各地の漁港では、鮮度抜群の、生シラスや釜揚げシラス・素干しシラスなど、駿河湾の旬のシラスの本場の味を楽しむことができます。
由比漁業協同組合:054-376-0001
倉沢定置網のある魚場は、由比の倉沢地区にあるため、水揚げされたアジは「倉沢のアジ」と呼ばれています。「倉沢のアジ」は、漁場付近が海底形状が起伏に富み、プランクトンが発生しやすい豊な漁場に生息し、桜えびなど駿河湾ならではの恵みを食べて成長することから、普通の鯵より魚体が一回り以上大きいのが特長。地元では、「根付き鯵」とも呼ばれ、本来回遊魚のアジが回遊せずに、倉沢漁場付近の浅瀬に住み着いている根魚。地元でも、なかなか手に入らなく、大半は高級料理屋などで扱われている。
由比漁業協同組合:054-376-0001
倉沢定置網で獲れたアジは、「倉沢のアジ」としてブランド化、近隣の清水や静岡の市場で高値で取引されている。倉沢のアジは、根付き(瀬付き)アジ呼ばれ、有名な関サバ・関アジと同じで、本来回遊魚のアジが回遊せずに、浅瀬に住み着いている魚で。回遊する鯵と比べ。倉沢のアジは、回遊しないので体形は丸みを帯び、脂もタップリのっていて、非常においしいため人気がある。色も回遊魚は黒っぽいのに、倉沢のアジは、黄色みが強く、水に濡れていると金色に輝いているのですぐにわかる。
由比漁業協同組合:054-376-0001
由比港名物わかめ漁は、由比港若潮研究会が以前より養殖栽培を行っており、毎年2月ごろ収穫され、期間限定ですが、新鮮なワカメが由比港直売所でお求めいただけます。十分な旨みをたっぷり含んだ生わかめです。早々に売り切れてしまいますが、是非一度ご賞味ください。
由比漁業協同組合:054-376-0001
真鯛は、沿岸のやや深い岩礁にすむ海水魚で、餌の多い沿岸で甲殻類を好んで食べ、産卵期の4月〜6月頃になると海岸近くの浅い海にきます。桜が咲く時期に、外洋から湾にのぼる真鯛は桜鯛と呼ばれています。真鯛は、刺身や塩焼き、何で食べてもおいしい魚ですが、鯛をまるごと味わう鯛飯も人気です。旬は真冬で、1月から2月に出回る量も多く、脂も乗り旨い時期を迎えます。駿河湾では潮の流れの関係で、一般に言われているより、旬が遅いことが多いそうです。
由比漁業協同組合:054-376-0001
駿河湾は、沖合いに黒潮が流れていることや沿岸に栄養分に富む河川水が多く流入し、栄養豊富な好漁場にも恵まれており、伊勢エビなどが漁獲されています。伊勢エビは、9月〜5月が漁期で、最盛期は7月上旬〜8月上旬。駿河湾の天然ヒラメは、比較的岸寄りの浅瀬の砂地に生息する地魚で、船曳網などで獲られています。11月下旬から2月ごろまでが、身が肥えて美味しい時期で、特に1〜2kgのものが好評です。
由比漁業協同組合:054-376-0001
青魚の中で一番栄養があるといわれている新鮮なイワシ。魚市場で、朝一番の競は、イワシから始まり、競で落とされたイワシは、すぐに運ばれて行ます。アジは、太平洋の黒潮にのって、良質なプランクトンを求めて、群れをなし北上してきます。駿河湾にも、水温の上昇にともない、6月〜7月ごろには、脂ののった鯵が獲れ、最漁期を迎えます。旬を迎えた鯵には、アミノ酸のなかのヒスチジンとイノシン酸(旨みのもと)が多くなり、さっぱりとしていながら、コクのある味になります。季節に回遊してくるサバも、駿河湾自慢の季節の魚です。
由比漁業協同組合:054-376-0001
甘く美味しい刺身などで人気の高いアオリイカは、大きくなると45cm程度になる大型のイカで、釣りの対象としても評判で、春から夏になると、黒潮に乗って太平洋沿岸にやって来ます。アオリイカは主に夜、餌を求めて海岸近くに現れることで知られ、あまり沖にまで出なくても手軽に釣りを楽しむことが出来る人気のイカです。国内で漁獲されるイカの半分以上がスルメイカで、真イカと呼ばれている。スルメイカは主に夏場に漁獲され、スルメ干しなど加工用途以外に、新鮮なものは、イカそうめんなどの刺身で食されています。
由比漁業協同組合:054-376-0001
駿河湾は、沖合いに太平洋の黒潮が流れていることや栄養分が豊富な河川水が多く注ぎ込み、植物性プランクトンや海洋性プランクトンなどが豊富な漁場に恵まれており、岩礁地帯には豊な海藻類が生い茂る海にも恵まれ、沿岸の好漁場では四季を通して、太刀魚・キス・ホウボウ・ムツ・カマスなど、季節の多種多様な地魚が漁獲され、地元の漁港に水揚げされています。太刀魚は、深夜は砂泥底にもぐって静かにしていますが、夜になると、イワシなどの餌を求めて浮上してきます。
由比漁業協同組合:054-376-0001
主にイワシ類やイカナゴなど、体に色素がなく、生後1・2ヶ月経った体長約3cm程度の、白い稚魚の総称がイカナゴ(新子)です。駿河湾での漁期は毎年3月末から春先にかけて、由比でも漁が始まり旬を迎えます。駿河湾内で一生を回游して過す魚です。獲り過ぎると親魚が絶えてしまうため、イカナゴ漁を続けていくために、毎年獲りすぎないように、自然保護に努めています。しています。春を告げるイカナゴ漁は、 イカナゴの群を船曳網船が追いかけます。水揚げされたイカナゴは、チリメン干し・イカナゴ佃煮など加工品向けに出荷されます。
由比漁業協同組合:054-376-0001
春漁と秋漁に水揚げされた桜エビは、生、釜揚げ、素干しなどで食されていますが、4月になると、海岸が桜色一色に染まり、桜エビ素干しの季節となり、由比漁港漁師まち自慢の「春の風物詩」・「春の風物詩」のシーズンを迎えます。「生桜エビ」は、プリプリッとした食感で生独特の甘みと風味が楽しめ。「釜あげ桜エビ」は、大量の桜海老を一度に茹で上げることで、味わいや風味が、より一層濃厚に仕上がります。桜海老組合では、水揚げされた新鮮な生桜エビを加工し、由比漁港自慢の桜エビ加工製品を取り扱っています。
由比町桜海老商工業協同組合:054-375-5015
蒲原町桜海老商業協同組合:054-385-4545
蒲原町削節商工業協同組合:0543-85-3185
鮮度が大切なシラスは、漁港の近くの漁場で漁獲され水揚げされています。朝一番に獲れた新鮮な生シラスを、漁港の目の前にある、茹で場で、迅速に釜揚げシラス加工を行なっています。漁港では、鮮度抜群の、生シラス・釜揚げシラス・素干しシラスなど、旬のシラスの味を楽しむことができます。また、桜海老組合では、水揚げされた新鮮な生シラスを加工した、急速冷凍生シラス・釜揚げシラス・素干しシラスなど、由比漁港自慢のシラス加工製品を取り扱っています。
由比町桜海老商工業協同組合:054-375-5015
蒲原町桜海老商業協同組合:054-385-4545
蒲原町削節商工業協同組合:0543-85-3185
駿河湾の春を告げるイカナゴ漁で、水揚げされた新鮮なイカナゴは、駿河湾名物の、チリメン干しやイカナゴ佃煮などに加工されています。桜海老組合では、水揚げされた新鮮なイカナゴを加工した、チリメン干しやイカナゴ佃煮など、由比漁港自慢のイカナゴ加工製品を取り扱っています。
由比町桜海老商工業協同組合:054-375-5015
蒲原町桜海老商業協同組合:054-385-4545
蒲原町削節商工業協同組合:0543-85-3185
由比漁港漁師まち蒲原では、昔からカツオやイワシを使った削り節を作ってきた。戦後間もない頃の蒲原には、80軒以上の削り節業者が軒を競っていた。現在も、20軒からの削り節加工業者が、蒲原特産の「イワシ節」を作っている。風味・香りが特徴の鰹節に対し、イワシ節はコクのある旨みが特徴と言われ、ふりかけ代わりにご飯にかけて食べても美味しいと評判。ダシを取っても、鰹節より美味しいと言われている。また、副産物として発生する削り節の粉は、おでんにふりかける「だし粉」に使われており、「静岡おでん」に、欠かせない存在となっています。
蒲原町削節商工業協同組合:0543-85-3185
蒲原町桜海老商業協同組合:054-385-4545
由比町桜海老商工業協同組合:054-375-5015
静岡の郷土食「黒はんぺん」の正体は、新鮮なサバとイワシを使った練り物で、つみれに近いもの。骨も皮も取り除かずに使うので、色が黒く、カルシウムが豊富です。地元の人々は、ほとんど毎日食べると言います。黒はんぺんは、自慢のおでんやフライにしたり、身近な食材として親しまれています。黒はんぺんは日持ちがしない為、消費の9割は静岡県内でしています。
蒲原町削節商工業協同組合:0543-85-3185
蒲原町桜海老商業協同組合:054-385-4545
由比町桜海老商工業協同組合:054-375-5015
桜えび漁は、3月下旬から6月上旬の春漁と10月下旬から12月下旬の秋漁の2期間以外は、資源保護のため休漁します。休漁中に桜えびの産卵状況の調査を行います。また、漁船数及びトン数並びに網の長さ、操業方法の制限やプール制度を実施し、徹底した資源管理漁業を行っています。シラス漁は、3月中旬から翌年の1月中旬まで操業しますが、それ以外の休漁期間には、漁場の海底の清掃を実施。操業方法等の制限も設け、環境保全及び資源管理を行っています。鯛の稚魚放流は、種苗事業の一環として行われ、毎年夏に20,000匹の放流を実施しています。
由比漁業協同組合:054-376-0001
由比漁業協同組合自慢の「倉沢定置網」現地で、「定置網漁見学ツアー」の観光定置を実施しています。定置網漁見学ツアーでは、定置網の水揚げの様子の見学し、定置網漁業を体感していただきます。また、定置網漁の見学に加えて、その日に獲れた新鮮なお魚のおみやげや、簡単な朝食もお楽しでいただけます。駿河湾の雄大な自然や美しい風景も、ごちそうのひとつです。
由比漁業協同組合:054-376-0001
「浜のかきあげや」は、由比港漁協が地産地消の一環として、桜えびを求めて県内外から訪れる観光客や地元住民を対象に、桜えびの需要の拡大や地域活性化を図ることを目的として開店いたしました。本場ならではのサクサク・フワフワ感をお手軽にお楽しみいただけます。皆様のお越しをお待ちしております。
営業時間:午前10時〜午後3時営業
定休日:月曜日・祝日の翌日・年末年始
桜えび休漁期間中は金・土・日の営業となります。
由比漁業協同組合:054-376-0001
由比港漁協直売所は、桜えびのPRおよび販路拡大を目的として、平成11年11月にオープンしました。駿河湾の桜えびを、本場である地元から積極的に情報発信し、地域の活性化と観光事業との連携を目的としています。桜えび・しらすが主要商品ですが、漁期の鮮度はもちろん、漁期以外の時期でも由比の特産品をお楽しみいただけるよう、さまざまな商品をご用意しています。漁協のスタッフが常勤対応させていただきますので、よりおいしい味わい方など、お気軽にご相談くださいませ。
営業時間:午前8時〜午後5時
定休日:月曜日・祝日の翌日・年末年始
由比港漁協直売所:054-377-1111
由比は東海道に沿って前は海、後ろは緑深い山々、静かな町並みが息づいています。桜エビとシラスで有名な由比は、昔の宿場町の風情が残り古い家並みが続きます。
この山間の地に蔵を構えて130年(明治14年の創業)。日英修好通商条約が結ばれた年が創業だったこと、また徳川の英でた君主にちなんで「英君」という屋号が生まれたという。英君酒造(株)。江戸幕府に叛乱を企てた、由井正雪の生家があることでも知られている。その「正雪」という名の酒を醸す「神沢川酒造(株)」。由比には酒蔵が2軒あります。
由比町商工会:054-375-2620
蒲原宿は、東海道五十三次の15番目の宿場町で。蒲原宿は江戸初期に一度、大津波により壊滅し、今の宿場はその後再建されたもで、東海道では数少ない当時の面影を残す宿場町で。安藤広重の「東海道五十三次シリーズ蒲原・夜の雪」が、記念切手になったことで一躍有名になった宿場です。当時の蒲原宿には、本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠45軒を誇る宿場で、総家数は488軒の宿場町であった。現在も、昔ながらの面影を色濃く残している町並みで、由緒ある建造物には説明板を備えているなど、古い町並みなどを大切に守り続けている、市民や商人などが多く感じられる町です。
蒲原町商工会:0543-85-3185
蒲原宿本陣は、代々平岡家が本陣を務め、邸内には今でも、大名が駕籠を下ろしたと言われる「お駕籠石」が残されている。当初、本陣が多芸家(東本陣)と、平岡家(西本陣)があったが、宝暦年間(1751から763年)に多芸家が絶え、平岡家のみが幕末まで本陣を務めた。現在の建物は大正期に建て直した。本陣は、大名宿・本亭とも言われ、江戸時代に、街道の宿場に置かれた勅使・大名・公家などの貴人が、宿泊した大旅篭で。主に大名の参勤交代の往復に使用された。原則として門、玄関、上段の間がある点が、一般の旅篭と異なっている。
蒲原町商工会:0543-85-3185
蒲原宿には、黒板塀と屋敷門の「蒲原宿本陣跡」を始め、「なまこ壁の家」の商家で、今も住居として使われている建造物など、当時の面影を残す、20軒からの建造物が、古い町並みなどを大切に守り続けている。街中にある旅籠「和泉屋」は、天保年間の建物で、安政の大地震でも倒壊せず、現存している古い建造物です。現在は、駿河裂織倶楽部が管理・運営する「お休み処」で、お茶やコーヒーが楽しめる、蒲原宿人気の休息処になっています。
蒲原宿お休み処:054-385-7111
蒲原町商工会:0543-85-3185
東海道五十三次16番目の宿場町として栄えてきた由比宿は、天保14年(1843年)には、本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠屋32軒、宿内家数は160軒と小規模な宿場でした。現在も、旧東海道沿いに古い町家建築の家並みが残っており、由比本陣公園や正雪紺屋、由比宿おもしろ宿場館などの観光スポットも点在しています。由比本陣公園の庭園には本陣跡の表門、物見櫓、木塀などが復元され。旧東海道の様子が感じられる町並みが残っている。
由比本陣公園:054-375-4454
由比町商工会:054-375-2620
静岡市東海道広重美術館は、江戸時代の浮世絵師・歌川広重(1797-1858)の名を冠した、日本で最初の美術館。収蔵品は、“東海道三役”と異名をとる《東海道五拾三次》の「保永堂版」、「隷書“東海道”」、「行書“東海道”」の他、晩年の傑作《名所江戸百景》など、風景版画の揃物の名品を中心に約1,400点を数えます。館内には大・小展示室の他、「浮世絵の基礎知識」「ガイダンスルーム」があります。エントランスホールには、浮世絵版画の摺りの技術が理解できる「版画摺り体験コーナー」を設置、“広重”や“東海道”をキーワードに、江戸文化への理解を深めて頂ける工夫がされています。
開館時間:午前9時〜午後5時
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)・年末年始
静岡市東海道広重美術館:054-375-4454
本陣公園前には「正雪紺屋」の店がある。この紺屋(染物屋)は、江戸時代から400年続いているといわれ、屋内には土間に埋められた藍瓶等の染物道具や、天井に吊れれた用心籠は火災等の時に貴重に品を運び出すもので、昔の紺屋の様子を偲ぶことができる。慶安事件で有名な由比正雪はこの紺屋の生まれということで、正雪紺屋の屋号がつけれられたという。
正雪紺屋:054-375-2375
由比町商工会:054-375-2620
由比桜えび通りでは、40もの出店が並び、懐古的な雰囲気の街並みを散策しながら地元の名品が堪能できます。各種模擬店では、揚げたて桜えびのかき揚げをはじめとした町の特産品が販売されます。今回の目玉は、桜えびかき揚げの無料配布や餅つきによるつきたて餅のプレゼント、更に紅白もちまき(2000個)など、お得なイベント満載です。そのほか、「素人オモシロ大道芸」、「たのしみ体験村」、さった太鼓などのステージショーや、恒例となった「早かごレース」など多彩な催しが行われ街道がにぎわいます。
会場:由比本陣公園周辺の旧街道
開催時間:10:00〜15:00
由比町商工会:054-375-2620
会場は、東海道五十三次蒲原宿の面影を今に残す旧街道そのものが会場です。地域住民や地元企業が協力して地域の賑わいをつくろうと「蒲原宿場まつり&産業フェア」を開催します。■ステージ・・・オープニングセレモニー、蒲原太鼓、宿場おどり、大道芸、猿まわし■その他・・・江戸御膳、竹久夢二展、蒲原古代塗展、駿河裂織、みせの間ギャラリー、手づくり塩の販売、浄瑠璃姫まんじゅうの販売、など。
開催日:11月20日(日)小雨天決行 10:00〜15:00
会場:蒲原宿(旧東海道の西木戸から東木戸)
蒲原宿場まつり&産業フェア実行委員会
蒲原町商工会内:054-385-7725
大好評の「由比桜えびまつり」を毎年開催しています。由比の特産品「桜えび」「しらす」「柑橘類」の販売コーナーや、生桜えび・生しらすのプレゼント、漁船による海上遊覧など、もりだくさんのイベントをご用意してお待ちしています。
会場:由比漁港(JR東海道線由比駅下車徒歩5分)
時間:8:00〜14:00 入場無料。公共交通機関をご利用ください。
駐車場はありますが、駐車待ちによる大渋滞が予想されます。
由比桜えびまつり実行委員会事務局
由比港漁業協同組合内:054-376-0001
マグロ水揚げ量日本一を誇る清水港で、毎年「清水港マグロまつり」が開催されています。清水駅東口イベント広場ではマグロを使った多彩な料理を提供。マグロ丼食堂や静岡ちらし販売店など、マグロを満喫できる店が並びます。「マグロ握り早食い大会」や「利きマグロ大会」など参加型のイベントも多数開催します。2011年10月9日には、東北にエールを送る「清水港マグロまつり」が開催されました。清水漁港は、東日本大震災による甚大な被害を受られた、東北地方の漁師まちやマグロ漁船との関係が深く、平成22年に入港したマグロ延縄漁船の約36%は、岩手県・宮城県・福島県・船籍の漁船。これまで東北地方の港や船主さんなどと深い交流を行ってきた清水港では、地元のマグロに携わる業者の方々の協力により、多数の支援物資を被災地へ送ることができました。また、港内のドックでは被災された漁船の修理も行われています。
清水港マグロまつり実行委員会:054-354-2044
駿河名物「用宗のしらす」の水揚げで知られている用宗漁港では、毎年5月に「用宗漁港まつり」を開催しています。釜揚げシラスの試食・体験乗船・模擬セリなどが催される他、生シラス・海産物の即売が行なわれる。特に特産シラスの即売には、長い行列ができるほどの人気。また、漁協直営「どんぶり屋」では、用宗丼・生しらす丼・釜揚げしらす丼などの丼ものが500円で味わえるのも人気です。荒天の場合は延期になります。
用宗漁港まつり実行委員会事務局
清水漁協用宗支所内:1054-259-2111
田子の浦漁協しらす祭は、毎年9月下旬に田子の浦漁港で開催されています。しらすをはじめとする海産物の出店やしらす漁船への体験乗船などのイベントが行われます。今年は台風の影響で1週間延期となりましたが、会場の漁港内は朝早くから非常に多くの市民で賑わいました。特に1杯200円の「しらすどんぶり」や生しらすの販売コーナーは大変な人気で、長蛇の列ができていました。
田子の浦漁業協同組合:0545-61-1004