平成13年(2001年)4月に特定重要港湾(平成23年4月の法改正により国際拠点港湾に変更)へ昇格した仙台塩釜港塩釜港区は、奈良時代にその歴史が始まると伝えられ、江戸時代には藩主伊達政宗により港の整備が進み、四代藩主綱村の特別保護策のもとに繁栄をみました。
明治15年(1882年)に修築工事が開始され、同43年(1910年)に第2種重要港湾に指定を受け、今日の港の基礎が形成され港勢も急速に発展しました。
しかし、戦後の経済発展とそれに伴う船舶の大型化に対して、当港区は浅海域にある狭隘な港であるとともに、施設の老朽化が著しく目立つようになり、取扱貨物も徐々に減少に転じ、平成20年では234万トンと往時の4割程度となっております。
現在は、港湾の再開発による内貿機能の強化や仙台港区との適切な機能分担を図るとともに、平成15年度に策定した、「塩釜ヴェネツィア計画」に基づく観光・海洋性レクリエーションを中心とした地域一体となったまちづくりに取り組んでいます。
東北地方整備局塩釜港湾・空港整備事務所:022-362-6211
塩釜漁港は、遠洋・沖合漁業の基地である特定第3 種漁港として、宮城県内ばかりでなく全国の漁船が利用し、マグロ、カツオ等の水揚げの基幹漁港としての重要な役割を果たしております。
漁港内には産地卸売市場である「塩釜魚市場」が開設され、また、漁港背後地には、本県屈指の水産加工団地が形成され”ささかま”等練り製品や、各種水産加工製品の主産地となっており、マグロ等の鮮魚と共に当該製品も全国向け搬送されています。また、漁港地域には、仲卸や一般市民向けに各種鮮魚や水産加工製品を販売する「塩釜水産物仲卸市場」が開設され賑わっております。
塩釜漁港は、特定第3種漁港として早くから整備されたことにより、施設の老朽化等による改修工事や浚渫工事等を年次計画で施工しております。
宮城県仙台地方振興事務所水産漁港部:022-365-0191
世界四大漁場の一つ、三陸沖をかかえる塩釜魚市場は、遠洋、近海でとれた新鮮な魚が豊富に水揚げされ、セリにかけられます。
塩釜で水揚高が多いのは、まぐろ類やたら、かつおなどで、とりわけ生マグロは日本一の水揚高を誇ります。5月〜8月の夏漁期にかけては、本マグロの大群が金華山沖に北上し、連日大量の水揚でにぎわいます。
塩釜市水産振興課:022-364-2222
塩釜市魚市場管理事務所:022-364-6151
生マグロの水揚げ日本一を誇る塩釜市魚市場は、初夏から年末の終りにかけて活気づきます。
黒潮にのって、日本近海を北上してくるメバチマグロを、約300隻近くのまぐろ延縄漁船が、陸から約1500キロも離れた漁場で鮪延縄を仕掛け、漁をします。
捕れたマグロは、遠洋漁業で捕れるマグロと違い、冷凍されず、生(冷蔵)で塩釜港に届きます。
塩釜市水産振興課:022-364-2222
塩釜市魚市場管理事務所:022-364-6151
生鮮メバチマグロは、塩釜市魚市場に接岸された漁船よりクレーンで吊り上げられ、素早く処理され、広いせり場にところ狭しと並べられます
塩釜市魚市場管理事務所:022-364-6151
世界四大漁場の三陸東沖で、秋口から冬場(9月〜12月)にかけマグロ延縄船によって漁獲され、塩竈市魚市場に水揚げされる生鮮まぐろ類の内、特にメバチマグロは「鮮度」「色つや」「脂のり」「うまみ」に優れ、塩竈にいる日本一の目利き人(仲買人)の目にかなったものを「三陸塩竈ひがしもの」として売り出しているブランド品。
塩竈ブランド「三陸塩竈ひがしもの」は期間限定の売り切り御免商品です。
塩釜市魚市場管理事務所:022-364-6151
塩釜市魚市場買受人協同組合:022-362-2284
近海ホンマグロ水揚げ日本一を誇る塩釜市魚市場。夏漁が始まります。
三陸沖を中心として、25の船団がマグロを追って出港します。例年5月頃にマグロの初水揚げがあり、夏まで順調に水揚げが続きます。
塩釜市水産振興課:022-364-2222
塩釜市魚市場管理事務所:022-364-6151
例年5月頃。この時期、魚市場には、キハダマグロ、カツオ等が、連日、ところ狭しと並べられています。
塩釜市魚市場管理事務所:022-364-6151
例年4月頃より。カツオの一本釣りを中心に、塩釜の水揚げが始まります。
カツオは暖流系の回遊魚で、適水温を求め広い海を泳ぎ回ります。三陸には、初夏より盛夏頃に捕れます。
9月頃に南に帰るカツオは、マグロより美味いと言われるほど脂ののった通称「戻りガツオ」で、秋には最盛期を迎えます。
塩釜市水産振興課:022-364-2222
塩釜市魚市場管理事務所:022-364-6151
塩釜港には、近海や三陸沿岸から四季折々に様々な魚が魚市場に水揚げさ、連日早朝から競りのかけ声で活気に満ちあふれ賑わいます。
近海トロール船は、金華山沖の海底を開口板と呼ばれる2枚の板をつけて、主にカレイ類やタラ等の底魚を捕獲し、鮮度の良い状態で毎朝塩釜市魚市場に水揚げされ、生タラの水揚げは、11月〜4月が盛漁期です。
塩釜市魚市場管理事務所:022-364-6151
三陸沿岸で漁獲されて水揚げされる、冬の味覚のアンコウ、吉次とよく似ており、食感も脂があり、煮魚・焼き魚が美味のノドグロ、活タコ・牡蠣・イカ類・ホッケ・サンマ等、四季を通して旬の魚が豊富に並びます。
また、マダラの加工用原料は、アメリカ等からの輸入が大半を占めますが、マダラ加工生産量は塩釜が日本一です。
塩釜市魚市場管理事務所:022-364-6151
塩竈市では蒲鉾製造会社が48軒あり、生産量・生産額ともに日本一です。主力製品は、揚げ蒲鉾、笹かまぼこ、竹輪などです。蒲鉾の歴史は古く、平安時代に関白右大臣の祝儀に出されたと文献にあり、魚のすり身を竹の筒に塗り焼いた形が、蒲の穂に泣いていたことから蒲鉾と言われるようになりました。キチジ・スケトウダラなどのすり身を素材に色々と加工されています。
塩竈蒲鉾連合商工業協同組合:022-362-6747
世界四大漁場の三陸東沖で、秋口から冬場(9月〜12月)にかけ鮪延縄船によって漁獲され塩釜市魚市場に水揚げされる生鮮まぐろ類の内、特にメバチマグロは「鮮度」「色つや」「脂のり」「うまみ」に優れ、塩釜にいる日本一の目利き人(仲買人)の目にかなったものを「三陸塩竈ひがしもの」として売り出しているブランド品。
塩竈ブランド「三陸塩竈ひがしもの」は期間限定の売り切り御免商品です。
塩釜市魚市場買受人協同組合:022-362-2284
塩竈は、三陸沖、湾内の天然の漁場が近く、新鮮な魚介類が塩釜港に水揚げされます。特に近海マグロは、塩竈港に水揚げされ味・価格ともに自慢の逸品です。塩竈市内には大変沢山のすし店があり、どの店も新鮮なネタが自慢です。
塩竈商工会議所:022-367-5111
塩釜市の「名物寿司処」郷土食文化
塩竈神社の末社御釜神社で毎年7月6日に行われる製塩の神事(当地の名前の由来となった)でできる塩は、竈の上に藻をしき、その上から海水を流し煮詰めて作ります。その塩に似ていることから名前が付いたお菓子です。天然素材で昔ながらの製法で一つひとつ作られる、手づくりの美味しいお菓子です。
塩竈商工会議所:022-367-5111
美味しい食べ物、新鮮な魚介類のあるところに銘酒ありと言われますが、塩竈は、昔から奥州一の宮鹽神社の門前町として栄えた中、御伸酒造りも盛んで、4つの酒蔵メーカーがあります。米どころ宮城県の米と寒い土地柄を生かし味も香りもバランスの取れた美味しい酒が楽しめます。
塩竈商工会議所:022-367-5111
七ヶ浜町は、東側と北側は松島湾に、南側は太平洋と三方を海に囲まれ、豊かな自然環境に恵まれた漁師まちです。市内には、菖蒲田浜漁港・松ヶ浜漁港・小浜港と4ヶ所の船だまりがあり、地元の漁師たちは、刺網漁・採貝漁・釣り漁・小型定置網漁などで、季節の旬の魚貝類を漁獲し水揚げしています。松島湾では、養殖漁業が盛んに行われており、育てる漁業などへ転換した資源管理型漁業を推進、安定した漁獲量の確保などを図り、水産業など地場産業の振興などに努めています。
七ヶ浜町役場産業課:022-357-7443
宮城県漁業協同組合七ヶ浜支所:022-349-6222
利府町の漁業は、殆どが個々の漁師が船をもって漁をしています。古くから伝わる伝統漁法の、すだて漁は通年行われている「小型定置網漁」で、浅い海に網を両側の棒杭で固定する漁法で、スズキ・カレイ・ヒラメ・タチなど松島湾の旬の魚を漁獲しています。4月〜10月には、追い込み漁がおこなわれます。刺網漁のことで、狭い入り江に刺し網を仕掛け、上潮時に竹棒で魚を追い立てる伝統の漁法です。コハゼ・セイゴ・クロダイ・サバなどが獲れます。また、漁業体験プランもあり、獲れた魚を上陸して豪快に料理し、旬の味を楽しむ事ができる自慢のプランです。
利府町役場地域整備課:022-767-2111