日本の近代製鉄発祥の地で「鉄と魚のまち」として発展している釜石港には、豪華客船飛鳥U・豪華客船にっぽん丸・豪華客船ぱしふぃっくびいなす・などがクルーズ寄港し、三陸海岸に多くの商船が入港するようになり、県内外との交流活動なども盛んに行われています。三陸海岸の美しい自然や味覚などを堪能するため、船で訪れる観光客も年々多くなり、三陸地域の特性を生かした地域振興や発展を目指し、新たな観光交流空間の推進に向けた取り組みなどを進めています。
釜石市役所港湾振興課:0193-22-2111
釜石市には15ヶ所の漁港があり、その中でも釜石湾にある釜石港は一番大きな漁港で、平成元年まで鉄の積出港として大きな役割を果たしました。現在も、商業と漁業の基地港としての役割が大きくなっていて、大型船が着岸でき港として24時間機能している、地域産業を支える漁師まちの役割を担っています。
釜石市役所水産農林課:0193-22-2111
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
釜石東部漁師まちは、北側には湾奥に根浜海岸を据えられた大槌湾、南側には良漁場の三貫島を有する両石湾に囲まれた、リアス式特有の集落が形成されています。磯根資源の棲息に適した岩礁地帯に恵まれ、ワカメ・昆布・アワビ・ウニなどの宝庫となっています。漁師たちは、昔から資源保護のため、定置網を設置し漁をしています。
釜石市役所水産農林課:0193-22-2111
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
唐丹町漁協漁師まちは、市最南端の奥深く入り込んだ唐丹湾の3漁港から成っています。湾北側の花露辺地区、本郷地区からなる唐丹漁港、湾南東部の大石漁港などを中心にした集落で形成され、小型船による採藻・採貝を中心とした沿岸漁業の郷です。秋には町を流れる2本の川にサケが群れをなして溯上してきます。町中で綺麗な川・海を守る運動にも取り組んでいます。
釜石市役所水産農林課:0193-22-2111
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
釜石市沿岸の好漁場には、エサが豊富なことから季節の魚がたくさん回遊しています。秋の時期に回遊して来る丸々太った脂のった鮭や秋鮭も回遊してきます。漁協組合では定置網で、季節の旬の秋鮭やサクラマスを漁獲し水揚げしています。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
背中が濃い青緑色の斑紋があり、お腹が銀白色の真サバと、ゴマのような斑紋が付いているゴマサバは、昼は水深70〜150m辺りに生息し、夜間は表層に浮上してきます。秋サバは脂がのって丸々と太った美味しい時期になります。真サバの旬は9月〜11月で秋サバと言われています。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
秋の味覚のサンマは三陸沿岸のシンボル的な魚で、全国有数の水揚量を誇っています。三陸沿岸で漁獲され水揚げされるサンマは鮮度が良く、地元では刺身やタタキにして食べている、季節の郷自慢の地魚で、釜石の漁港にも豊富に水揚げされています。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
釜石沖で漁獲されるスルメイカやヤリイカは、漁獲量が年によって変動がありますが、漁協組合では安定した漁獲量と水揚げ量を確保しています。スルメイカは釜石市の漁業を支えている自慢の地魚です。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
真ダラは水深150〜200mの大陸棚辺りに生息していますが、厳寒期の12月〜2月には産卵のため、沿岸にもどってきます。地元の漁協組合では定置網などで、季節の魚、マタラ・スケトウタラを漁獲し水揚げされています。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
世界三大漁場の三陸沖には、暖流系の魚も寒流系の魚も集まる好漁場が形成され、エサが豊富なことから季節の魚がたくさん回遊して来ます。黒潮に乗ってやって来る季節の旬のマグロが漁獲され、水揚げされセリにかけられ、漁師まちは賑わいます。出世魚ブリも回遊魚で、春から夏は北上し、秋から冬は南下し、南下を始める「寒ブリ」は美味し絶品で、安定した水揚げをしています。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
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唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
釜石で水揚げされるミズダコは全世界最大級のタコで、足を広げると3mの大物もいます。1年を通して水揚げされている魚です。また、海のパイナップルといわれている「ホヤ」は、初夏の声を聞くころに風味が増してきます。鮮度が落ちてくると匂いがきつくなってくることから、賛否は分かれますが、新鮮でおいしいホヤの味を知ると、やみつきになる逸品です。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
ワカメの成長は1年なので、その特性を生かし、ワカメの地種を使い自家採取した種苗を使って、育てるワカメ漁業を行っています。11月頃に沖に出して大きく育て、1月頃に間引きして良い物を残し、3月〜4月にかけて採取し、湯通し塩蔵し、茎を除いた葉を出荷しています。養殖技術が開発されて養殖ワカメは天然ワカメより多くなり、岩手・宮城で全国の67%を占めています。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
釜石の湾はリアス式海岸の特徴である深い入り江で、栄養豊富で波の静かな入り江に恵まれ、真牡蠣・ホタテ貝が養殖が行われています。養殖真牡蠣や養殖ホタテ貝の養殖漁業は、安定した海産物を生産し産業を支える漁業に発展しています。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
釜石の湾は、三陸の親潮と黒潮のぶつかる栄養が、湾に流れ込み豊かな海草を育て、アワビやウニの栄養源としての餌になっています。昔から舟の船上から箱眼鏡で海底を覗き、鋭い鉤で引っ掛けて獲ります。漁期は11月から2月までありますが、地元の漁協組合では資源保護に努めています。
釜石東部漁業協同組合:0193-28-2507
釜石湾漁業協同組合:0193-26-5221
唐丹町漁業協同組合:0193-55-2115
釜石市漁師まちでは、三陸沖の好漁場や沿岸の豊富な水産資源に恵まれ、季節の新鮮な地魚が水揚げされています。地元の水産加工業者は地元産の新鮮な地魚を活かし、独自の伝統技術や秘伝の味によって、自慢の味の水産加工品を生産し全国に供給しています。
釜石流通団地水産加工業協同組合:0193-22-0303
釜石鉱山は、明治時代から現在まで150年余の歴史を持ち、現在も新日本製鉄釜石製鉄所などの企業が数多くあり、貴重な純度の高い磁鉄鉱を産出しています。「仙人秘水」は、大峰山の直下に天然のろ過器を通って地下600mから湧き出す鉱泉水で、、自然の生命力をもった天然水で、不純物の少ない弱アルカリ性のナチュラルミネラルウォーターです。加熱殺菌など人工的な処理はせず、フィルターによるろ過除菌をしています。1Lボトル12本入り・1ケース500mlボトル24本入り・商品化しています。
釜石鉱山梶F0193-59-2221
近代製鉄の父と言われる大島高任の技術指導で安政5年(1858年)〜翌年に建設された、日本最古の洋式高炉跡が国の文化財になっています。三基の高炉跡のほか、水車場跡や御日払所、長屋跡、山神社跡なども確認されて、日本における製鉄産業の近代化を象徴する史跡として、ユネスコ世界遺産への登録を目指しています。また、新日鉄の事務所が昭和20年代のまま残っており、一般公開されています。
釜石市役所観光交流課:0193-22-2111
橋野高炉跡は、1957年に国の史跡に指定され、釜石市橋野町に所在する高炉跡で、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産で、登録名「橋野鉄鉱山・高炉跡」で登録されました。橋野高炉は、那珂湊にあった水戸藩の反射炉に大砲用の銑鉄を供給するため南部藩によって建設された高炉です。また、橋野高炉跡は、近代製鉄の父・大島高任の指導により築造された現存する日本最古の洋式高炉跡であり、石組の高炉3基や水路、御日払所等の初期の近代製鉄業の遺構が所在しており、自然豊かな森林に囲まれた産業景観が残っています。
釜石市総務企画部 世界遺産室:0193-22-8846
橋野鉄鉱山は、鉄鉱石の採掘場跡、運搬路跡及び高炉場跡により構成される鉄鉱山及び製鉄所の総称です。石組の高炉3基や水路、御日払所等の初期の近代製鉄業の遺構が所在しており、自然豊かな森林に囲まれた産業景観が残っています。
入場無料
橋野鉄鉱山インフォメーションセンター敷地内駐車場にて駐車の上、歩いて見学してください。(橋野高炉跡まで約300mの距離があります。)足元が悪いところがあるため、歩きやすい履物をお勧めします。
自然豊かな山中にあるため、周辺に野生動物(クマ、シカ、ヘビ等)やハチ、アブ等が生息していますので十分ご注意ください。
冬期は積雪のため見学が困難です。
釜石市橋野鉄鉱山インフォメーションセンター:0193-54-5250
開館日:毎年4月1日から12月8日まで(冬期間休館)
利用時間:午前9時30分〜午後4時30分まで
入場料:無料
駐車場:大型車両9台 普通車90台 障がい者用駐車場4台
施設の内容
展示室:橋野鉄鉱山の内容をわかりやすくパネルで解説しています。
映像を4種類用意しています。
・「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」と「橋野鉄鉱山」
【日本語版】(約11分)
・「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」と「橋野鉄鉱山」
【英語版】(約11分)
・「高炉絵巻(橋野鉄鉱山操業時の様子)」設備編(約5分)
・「高炉絵巻(橋野鉄鉱山操業時の様子)」作業編(約4分)
その他
・インフォメーションセンター敷地内に、トイレ、飲料用自動販売機を設置しています。
・インフォメーションセンターで、音声ガイド機器を1回300円で貸出しています。
釜石市橋野鉄鉱山インフォメーションセンター: 0193-54-5250
釜石市の北西にある和山牧場にクリーンエネルギーの普及として平成16年から、釜石市、遠野市、大槌町の連携で、ほぼ3市町の全世帯に匹敵する約3万世帯分の発電量があり、単一の風力発電所としては、日本最大級となります。
釜石市役所産業振興課:0193-22-2111
唐丹漁港では旧暦8月15日(9月)に毎年、八幡神社と金毘羅門神社の海上安全祈願と大漁祈願を、昔から伝統行事として続けています。
釜石市役所観光交流課:0193-22-2111
釜石市街中央、大町商店街の青葉通りを進むと、20軒ほど軒を連ねる「呑ん兵衛横丁」がある。地元の自慢のお料理とお酒が楽しめるお店で、10人も座ると満員になってしまう、小さなお店ですが、市民や旅行者を癒してくれる、昔ながらの懐かしい雰囲気の横丁があります。
釜石市役所観光交流課:0193-22-2111
ワカメは日本各地で生産され産地によって特色が異なりますが、中でも群を抜いて評判が高いのが「広田わかめ」です。リアス式海岸が連なる三陸沿岸は、海岸が深く切り立ち、潮の流れが良く、ワカメが育つ好条件にあります。「広田わかめ」は葉の肉が厚く、弾力があってやわらかく歯触りが良いのが最大の特徴です。太い茎はサラダや炒め物に最適で、メカブは植物繊維やミネラルの宝庫です。
陸前高田市役所水産課:0192-54-2111
広田湾漁業協同組合:0192-56-3111
豊富秀吉公天下の時代に、大槌城主の大槌孫八郎はいち早く江戸に着目し、特産の鮭を江戸に出荷することとしましたが、当時は輸送に20日以上もかかる為、生では運べぬため、塩鮭の手法を開発し、出来たのが「南部鼻曲がり新巻鮭」です。江戸や都に運ばれた新巻鮭は大評判となり有名になりました。新巻鮭の古い歴史と伝統は受け継がれ、三陸ブランド「南部鼻曲がり新巻鮭」は今も全国に届けられています。
大槌町役場産業振興課:0193-42-2111
大槌町漁業協同組合:0193-42-3021