富岡町の名勝地、ろうそく岩の近くに「富岡漁港」漁業基地が有ります。かって日本一小さな漁港と知れていた小良ヶ浜漁港があり、三瓶一見氏が私財を売って、天然の入り江を利用し造った漁港でしたが浸食が激しく、平成5年に現在の富岡漁港を開港しました。沖合の好漁場や豊かな水産資源に恵まれている漁協組合では、刺網漁・かご漁・底曳網漁などの沿岸漁業で、季節の旬の魚貝類を漁獲し地元漁港に水揚げしています。
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
相馬双葉漁業協同組合富熊支所:0240-22-5858
夏が旬のスズキが沿岸近くで水揚げされます。夏はあらいにして食べると美味しく、秋からの子持も脂がのって煮物・蒸し物などで美味しくいただけます。地魚のアイナメは、他の回遊魚と違い、それぞれの海で生まれ育つ根魚です。身が柔らかいのが特徴の白身魚で、さまざまな料理で活躍しています。スズキもアイナメも、地元で愛されている地魚で、メバル・ソイ・アイナメ・ナメタカレイなど、釣り人たちにも良く釣られている魚です。
相馬双葉漁業協同組合富熊支所:0240-22-5858
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
富岡沖合いで黒潮と親潮がぶつかるため、小魚やプランクトンが豊富で季節の魚がたくさん集まります。沖合いで漁獲されるカレイはイシガレイ・マコガレイ・ナメタガレイと種類も豊富です。カレイもヒラメも肉厚で脂の乗りも良く高い評価をえています。ヒラメの大きさは普通は1.5〜2kg位ですが、7〜8kg近い大物も時々揚がります。
相馬双葉漁業協同組合富熊支所:0240-22-5858
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
タコは水深40〜50mの浅い沿岸にタコかごを十数個を1つの仕掛けにして沈めて漁獲するタコかご漁法で行われます。かごの中にサンマなどの餌になる魚が入れられています。富岡沿岸の海域にはホッキ貝が生息し水揚げされています。ホッキ貝は大きくなるのに長い年限がかかり、寿命の長い貝で、身も大きく、食べごたえのある大変美味しい貝です。
相馬双葉漁業協同組合富熊支所:0240-22-5858
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
富岡町で、一番漁獲高が多いのは富岡川で獲れるサケです。阿武隈山系の豊かな水が流れくる富岡川には、毎年、鮭が遡上し戻ってきます。鮭は河口近くで水揚げされています。秋も寒さが少し感じられる頃になると、漁は不定期ですが毎日行われます。11月中頃には遡上も終了します。漁はピンク色の切身を味噌漬けにし、焼いて食べます。イクラは味付けして熱いご飯に。アラはアラ汁になり、残すところがない魚です。
富岡川鮭繁殖漁業協同組合:0240-22-1825
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
富岡沿岸の好漁場には、エサが豊富なことから季節の魚がたくさん回遊しています。秋に回遊して来る丸々太った脂ののった秋鮭も回遊してきてます。豊かな水が流れくる富岡川には、毎年、富岡川で生まれ旅たった、秋鮭が生まれ故郷に戻ってきます。漁協組合では、回遊し戻ってきた秋鮭を漁獲し水揚げしています。富岡川の鮭漁は、富岡町の漁業を支えている大切な川です。
富岡川鮭繁殖漁業協同組合:0240-22-1825
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
相双地方の平坦部では、ネギが露地栽培されています。主な出荷時期は9月〜3月で、品種は「白羽一本太」「秀逸」「龍勝」などで、県内外に出荷されています。
相双地方の恵まれた気象条件を活かして「ブロッコリー」が栽培されています。品種は「ピクセル」「沢ゆたか」「すばる」など様々な品種が作られていて、6月〜7月と、10月〜1月まで出荷され、一部は地元のスーパーや直売所に並びます。
ふたば農業協同組合富岡支店:0240-22-2304
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
相双地方の恵まれた気象条件や阿武隈山地の冷涼な気候条件などを活し、古くから、そばの栽培が盛んな地域で、農産物直売所などでは地粉を販売しています。また、地元では、地粉100%の手打ちそばを食べることが出来ます。
阿武隈山地の冷涼な気候の大地で育った、プチプチした粒からフルーティーな甘さとがいっぱいのトウモロコシが栽培されています。収穫期間には、地元の販売店や直売所などに並びます。
ふたば農業協同組合富岡支店:0240-22-2304
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
新鮮で、緑色、ぱりぱりとした歯触りと、独特の香りの味わいの大根は、平坦部で栽培されています。10月〜12月が収穫時期で地元の販売店や直売所などに並びます。、
相双地方では、夏秋期を中心にキュウリが栽培されています。主な収穫期間は5月〜10月で、品種は「パイロット」「金星」などで、地元の販売店や直売所などに並びます。
ふたば農業協同組合富岡支店:0240-22-2304
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
冬期の多日照を生かし相双地方では、大型ハウスなどで大玉トマト・中玉トマトなどが栽培され、関東方面や県内に出荷されています。主な出荷時期は11〜7月ですが、ほぼ1年中美味しいトマトを味わうことができます。
重量野菜の「キャベツ」は相馬地方を中心に栽培されています。品種は「彩里」「冬穫B号」などで、10月〜2月まで主に加工業務用として県内に出荷されています。
ふたば農業協同組合富岡支店:0240-22-2304
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
双葉地方では肥育牛約5,600頭飼養されており、このうち約4割が高品質牛肉となる黒毛和種(和牛)となっています。「福島牛」は県内で育てられた黒毛和種のうち肉質の優れたものです。福島牛は、徹底した安全管理体制のもとで飼育されている自慢の牛で、風味豊かで、まろやかな味わい、 色鮮やかで良質の霜降りをもつ牛肉です。
ふたば農業協同組合富岡支店:0240-22-2304
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
福島県は、ブルーベリー栽培の里づくりを進めています。富岡町にもブルーベリー栽培・観光農園があり評判です。ブルーベリーは、寒冷地系がハイブッシュ系の品種で、暖地系がラビットアイ系ですが、町内では、どちらも栽培されています。最盛期は6月下旬から8月下旬です。
ふたば農業協同組合富岡支店:0240-22-2304
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
夜の森公園の桜を交通安全上などで、やむなく剪定された枝や落葉などを利用して、布や和紙に桜染めされ製品化されています。布製品は町内の知的障害者施設「光洋愛成園」にて生産受注販売しています。環境に優しい草木染めで、体験教室も開催されています。桜の持つ神秘的な優しい色合いが魅力的です。布製品は光洋愛成園、和紙製品は「リフレ富岡」「とエネルギー館」で通年販売しています。
光洋愛成園:0240-22-0927
富岡漁港の近くには海水浴場がオープンします。現在夏場だけですが、土日に漁港で仮設の「海の駅」がオープンしています。鮮魚の浜値販売は勿論、焼き魚やカニ汁なども販売され、美味しい魚介を楽しみに賑わいます。「とみおか海の駅」は、23年のオープン予定で準備が進められています。
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
「麓山の火祭り」は江戸中期が発祥と言われ、約350年以上の伝統を持つ、福島県重要民俗文化財に指定された夏祭りで、8月15日に富岡町の麓山神社で開催します。五穀豊穣・家内安全を祈願し、当日午前中に氏子たちが土地でとれた農作物を奉納する、「七十五膳の献膳」という神事が行われ、火祭りは夜7時、上半身裸に、白パンツに白足袋、鉢巻姿の若者が神主さんからお祓いをして火をもらい、標高230mの山頂に向かい重さ30〜40キロの松明を担ぎ、「せんどー・せんどー」の掛け声をかけ、頂上の奥之院で万歳をして、下の境内まで下ります。その後は、盆踊り大会へと移っていきます。
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
麓山の火祭りに奉納される「七十五膳の献膳」は、地元産の農作物がたくさん奉納されます。
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
旧暦の10月20日に、七福神の恵比寿大黒に祝いの膳を供える、風習にあやかって開かれた市で、古くは毎月開かれていたようです。現在は、毎年11月に、年に一度「恵比寿講市」が開かれています。秋の収獲から冬の備えまでの多くの品を求めに、沢山の人々が訪れ一日中賑わいます。
富岡町役場産業振興課:0240-22-2111
5月のゴールデンウィークのころ、富岡町のJR常磐線夜ノ森駅構内のツツジが咲き始めます。色とりどりのツツジが満開になると、それは見事です。また、夜ノ森駅から20mくらいの所にある大和田邸内には樹齢300年というキリシマツツジがあり、これも素晴らしいです。また、富岡の桜とツツジを植栽した半谷氏の邸宅跡地には「リフレ富岡」と言う日帰り温泉入浴が出来る施設があり、湯船につかりながら花見も楽しめます。
富岡町観光協会:0240-22-2111
福島県特産品の「あんぽ柿」は、福島県で生まれた発祥の地のあんぽ柿で、県内で広く栽培され生産されています。本場のあんぽ柿は、じっくりと乾燥を行い、表面しっとり中の果肉はトロリとしたゼリー状の、日本古来から生産されている和製のドライフルーツです。現在は、全国で生産が行われていますが、福島県の「あんぽ柿」は生産量全国第一位を誇り、全国の皆様に愛されている干し柿です。
ふたば農業協同組合楢葉支店:0240-25-3131
大熊町は、魚貝類の宝庫である磐城沖の太平洋に面していますが、漁港に適した湾岸がない為、漁業は活発では有りませんでした。地元では公共と民間が共同出資し、新たな地場産業を創出しました。平成7年に、大熊町ヒラメ養殖施設が開設され、高級魚として人気のある、ヒラメが年間約2万匹生産され、地元の消費者や飲食店を始め全国へ直販されるなど、養殖漁業が推進し地場産業が発展しています。ヒラメ・カレイには良質なタンパク質、ビタミンB1・Dが多く含まれる健康食材です。また、コラーゲンやDHA(脳の働きを促進)、EPA(血液の流動性を維持)も多く含まれています。
大熊町役場産業課:0240-32-2111
(株)大熊町水産振興公社:0240-32-0077