風間浦村は、下北半島北部の恐山山地の山々が海にせまり、平地はわずかの集落が点在する漁村です。村には、下風呂漁港・易国間漁港・蛇浦漁港・桑畑漁港の4漁港がある漁師まちです。津軽海峡に面した豊かな海の好漁場にも恵まれ、篭漁・釣り漁・刺網漁・定置網漁など、小型漁船による沿岸漁業が盛んな漁村風景の古い歴史と伝統のある郷です。夏から秋にかけての津軽海峡の沖合は、イカ釣り漁船の漁り火が海一面に広がり、風間浦村の風物詩になっています。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
水揚げ日本一を誇る青森県の主要な魚スルメイカは、風間浦村の一番の水産物です。スルメイカは、夏から秋が一番の漁期です。津軽海峡の真イカは、鮮度・味 ・歯ざわりの三拍子が揃い、かめばかむほど甘みが増す自慢の地魚です。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
蛇浦漁業協同組合:0175-35-2311
易国間漁業協同組合:0175-35-2011
下風呂漁業協同組合:0175-36-2211
風間浦沿岸は津軽海峡に面し地形的に西風の影響を受け、潮の流れが早いため、広範囲に広がる岩礁地帯には、身の締まったアワビが豊富に生息し、昆布など海藻や餌が豊富なことからアワビは良く育ちます。アワビ漁はなぎの少ない日に行います。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
蛇浦漁業協同組合:0175-35-2311
易国間漁業協同組合:0175-35-2011
下風呂漁業協同組合:0175-36-2211
津軽海峡の広範囲に広がる岩礁地帯には、餌が豊富なことから沢山の魚貝が生息しています。風間浦村海岸は海藻類が特に豊富で、ウニが良く育ちます。あまり多くなると海草が痛めつけられるため、ウニの駆除が行われています。駆除されたウニは身がはいっていないので、殻を肥料用に加工する加工所も出来ました。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
蛇浦漁業協同組合:0175-35-2311
易国間漁業協同組合:0175-35-2011
下風呂漁業協同組合:0175-36-2211
村には4ヶ所の漁港がありタコ漁が始まると活気付き、冷たい風が吹きさけぶ頃から5月頃まで漁は続きます。ミズタコが水揚げされると店の外にタコをぶら下げて売っている光景は、村自慢の漁村風景です。ミズタコは大きく、足1本でも太くて十分の量があります。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
蛇浦漁業協同組合:0175-35-2311
易国間漁業協同組合:0175-35-2011
下風呂漁業協同組合:0175-36-2211
沿岸海域の海底部に生息するアンコウは、夏から秋にかけては深海に生息し、冬になると浅瀬に移ってくる魚で、冬から春にかけて漁獲され、地元漁港に水揚げされています。青森産のアンコウは評判が高く、冬の定番料理の「あんこう鍋」や「あんきも」など、高級珍味として有名です。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
蛇浦漁業協同組合:0175-35-2311
易国間漁業協同組合:0175-35-2011
下風呂漁業協同組合:0175-36-2211
日本海暖流の黒潮とベーリング海寒流系の親潮が交わる、津軽海峡の好漁場にはエサが豊富なことから季節の魚がたくさん回遊しています。秋の時期に回遊して来る丸々太った脂ののった鮭や銀鮭が回遊してきます。地元の漁師は、季節の旬の銀毛鮭やサクラマスを水揚げしています。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
蛇浦漁業協同組合:0175-35-2311
易国間漁業協同組合:0175-35-2011
下風呂漁業協同組合:0175-36-2211
津軽海峡の荒波で鍛えられた風間浦村の漁師まちで採れる、真昆布・海峡ワカメ・布海苔・根コンブなどは、下北半島の大自然の森やミネラル豊富な海に恵まれた大切な天然資源で、風間浦村の沿岸漁業を支えている重要な海の森です。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
蛇浦漁業協同組合:0175-35-2311
易国間漁業協同組合:0175-35-2011
下風呂漁業協同組合:0175-36-2211
真イカの漁獲が多い風間浦村では、地元漁港に水揚げされた新鮮なイカを使い、朝獲れの新鮮な塩辛(寒造り・白造り)に加工しています。徹底的に温度管理したこだわりの逸品は評判の高い加工製品です。水揚げされた新鮮なタコを、浜ゆでされたタコの加工製品なども好評です。
風間浦村商工会:0175-35-2010
(株)駒嶺商店:0175-35-2211
荒磯の津軽海峡で育った力強いこんぶやわかめやひじき、布海苔などの海藻類が多く採取されます。乾燥加工され製品にされています。また、布海苔は煮溶かすとトロトロの糊状になり、古くから漆喰壁・土壁のつなぎや、洗濯糊(和服の洗い張りなど)につかわれてきましたが、最近は栄養価が高く見直されています。布海苔10%を練りこんで打った、ミネラルやヨードが豊富に含まれた美容と健康に良い布海苔そばもつくられています。磯の香りの爽やかなのど越しが評判です。
風間浦村商工会:0175-35-2010
風間浦村の易国間地区を流れる易国間川が、四季折々美しい渓谷ですが、渓流には秋から冬にかけて産卵のために戻ってくる、鮭が遡上する姿が見られる自然の恵みの川があります。春から秋までは渓流釣りも楽しめることから釣り人が訪れています。
風間浦村観光協会:0175-36-2112
風間浦村商工会:0175-35-2010
本州最北端の、いさり火が見られる海辺の硫黄温泉として有名なのが「下風呂温泉郷」です。歴史は古く室町時代からの湯治場として知られています。昭和33年井上靖が宿泊し発表した、小説「海峡」に「ああ、湯が滲みて来る。本州の、北の果ての海っぱたで、雪降り積る温泉旅館の浴槽に沈んで、俺はいま硫黄の匂いを嗅いでいる」の一節の舞台となり有名になりました。
風間浦村観光協会:0175-36-2112
風間浦村商工会:0175-35-2010
風間浦村活イカ備畜センターでは、7月〜10月「烏賊様レース」と称したイカのレースを楽しむことが出来ます。東京の銀座で「烏賊様レース」を開催し放映されたことで一挙に有名になりました。村の自慢のイカを、いつでも新鮮な状態で提供できるよう備蓄しています。夏のイカ釣り期間には「イカ釣り体験」も楽しめます。大人3,000円。センターには観賞用水槽もあります。
風間浦村活イカ備畜センター:0175-36-2112
風間浦村商工会:0175-35-2010
風間浦海岸、下風呂温泉郷では2月〜3月岩礁地帯で、一面が茶褐色色の布海苔に覆われます。漁家のお母さん達が布海苔採りに精を出す姿は風物詩です。宿泊がてら布海苔採り体験ツアーもあり毎回好評です。岩場の影にタコを見つけることも有る体験プランです。
風間浦村観光協会:0175-36-2112
風間浦村商工会:0175-35-2010
風間浦漁港には、冬場新鮮なアンコウが水揚げされます。全国でも水揚げ量トップクラスです。津軽海峡の荒波で育ったアンコウは味も抜群です。アンコウは延縄と言う、針だけで餌をつけない漁法か刺網漁法で漁獲されています。下風呂温泉街では、あんこうが水揚げされる冬場の旬の時期に、ゆかい村鮟鱇(あんこう)祭りを開催しています。
ゆかい村鮟鱇ブランド化戦略会議事務局(風間浦村商工会)
:0175-35-2010
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
下風呂地区の漁民に信仰の厚い自由寺では、明治17年(1884年)から毎年漁船の海上安全と大漁を祈願して、下風呂龍神祭が開かれます。元和3年(1617年)勧請の蛇浦地区に伝わる折戸神社祭典・易国間地区に伝わる大石神社祭典・桑畑地区に伝わる八幡宮祭典・下風呂地区地区に伝わる稲荷神社祭典など、古い歴史と伝統のある祭り文化が継承されています。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
風間浦村観光協会:0175-36-2112
村内唯一の秋のお祭りである若宮稲荷神社は、下風呂字湯の上に鎮座し、明暦3年(1657年)に勧請されました。現在の船山は昭和23年新造2代目「若宮丸」です。若宮丸の後ろには見送りや四斗樽、鉾や旗など色々な装飾がなされとても華やかで、夜には、昼間の飾り物を下ろし、行燈等をつけ又違った雰囲気を楽しめます。囃し方は主に小・中学生が「本囃子」「通り」「酒盛り」「帰り」などを演奏します。フィナーレを飾る『狂い獅子』は、寒さを吹き飛ばす様な情熱と迫力があり観る者を虜にさせます。
風間浦村役場産業建設課:0175-35-2111
風間浦村観光協会:0175-36-2112
東北最初の灯台として明治9年(1876年)に設置された「尻屋崎灯台」は、点灯以来海の安全を守り続けています。尻屋崎灯台のある東通村には、津軽海峡に面した3ヶ所の漁港と、太平洋の沿岸に面した5ヶ所の漁港があり、津軽海峡と太平洋の沿岸の好漁場に恵まれています。地元の漁協組合では、釣り漁・定置網漁・篭漁・養殖漁業などで、季節の旬の新鮮な地魚類を漁獲し、地元漁港に水揚げされている漁村風景の漁師まちです。
東通村役場農林水産課:0175-27-2111
大間町の一本釣りマグロは「クロマグロ」別名「本マグロ」で最も大型となり平均100kg前後、約3m、400kgの特大物も水揚げされることがあります。大間町のマグロ漁は明治時代から一本釣り漁法の漁師まちです。マグロ漁が一時期姿を消しましたが再開され今に至り、大間町産の本マグロは市場などで高い評価を得ている、郷自慢のブランド本マグロです。
大間町役場産業振興課:0175-37-2111
大間町漁業協同組合:0175-37-3117