潟上市は、秋田県のほぼ中央の沿岸部に位置し、秋田県では一番小さい市です。中央部及び北部は、秋田平野の北辺部として八郎湖に向かって広大な田園地帯が広がっており肥沃な穀倉地帯となっています。西部は県内有数の3本の砂丘群が連なっているほか、日本海に面した沿岸部は秋田市から続く海岸砂丘となっており、秋田県の保健保安林に指定されています。砂丘群の間は集落や畑地、樹園地として活用されています。日本海と八郎潟に挟まれている潟上市は、海と潟の幸の宝庫でもあります。定置網は天王沖約3キロの漁場に網入れしてマスやヤリイカを捕る。夏から秋にかけてはアジやイナダなどを狙います。ハタハタ・ブリ・鯛・ヒラメ・カレイ・貝類・スズキ・トラフグなど多くの新鮮な魚介類が水揚げされています。
潟上市産業建設部産業課:018-855-5120
秋田県漁業協同組合天王町支所:018-878-2156
江川集落は男鹿街道沿いにある集落です。男鹿半島方面に向かって左側に左折すると江川港が見えてきます。江川港は八郎潟の残存湖を利用して造られた港です。安定的な漁獲量を確保するために、早くからつくり育てる漁業に着目し、車エビやガザミの種苗放流、真鯛やヒラメの稚魚放流、トラフグの標識放流などの資源管理型漁業を行っています。八郎潟や承水路では、フナ・コイ・ボラなど、八竜橋や男鹿大橋付近では黒鯛・ハゼ・カレイなど、天王海岸での投げ釣りではキス、船釣りでは、鯛・キス・アジなどが釣れます。冬は八郎湖のワカサギ釣りも楽しめます。
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秋田県漁業協同組合天王町支所:018-878-2156
桜鱒は、川で生まれ1年ほどして海に下り、沿岸海域で生活した後、春に産卵のため再び川に戻る習性があります。春の味覚の桜マスは、日本で獲れるサケ科の魚のなかで最も美味しいといわれており、秋田男鹿半島沖では、型が良く大き目の桜マスが水揚げさ、高値で取引されています。イカは、煮てよし、焼いてよし、生でよしの魚で、日本人がもっともよく食べている食材の一つです。イカには、ヤリイカ、アカイカ、ムラサキイカ、モンゴウイカなどがあり、日本海沿岸で最も多く漁獲されているイカはスルメイカです。
秋田県漁業協同組合天王町支所:018-878-2156
天然鰤は、ハマチ、ワラサ、ブリなど成長によって名前を変えることから「出世魚」と呼ばれる魚で、昔から縁起のいい魚として珍重されており、旬である冬にとれるブリは「寒ブリ」と呼ばれ、日本海沿岸で揚る天然の寒鰤は、高値で取引されています。男鹿沖は天然の真鯛の北限とされており、5〜6月に最も美味しい「旬」を迎える魚。秋田県全体の約6割が男鹿市内の漁協で水揚げます。男鹿の真鯛は、「大謀網漁」で捕獲される。この漁法は男鹿地域に伝わる伝統漁法で、大潟定置網を使用して回遊魚を一網打尽に捕獲する豪快かつ勇壮な漁法として知られている。
秋田県漁業協同組合天王町支所:018-878-2156
ハタハタ漁は、休漁期の7月・8月を除き、年間を通して水揚げされるが、11月下旬〜12月中旬に漁が本格化します。寒冷前線で海がシケになることで、海水温がぐっと低くなり、その冷たい海水にのって、ハタハタの大群が沿岸に近づいてきます。大群を網で追い込む「定置網漁」で漁獲され、季節の旬のハタハタが水揚げされます。天然のヒラメは、日本海沿岸の全域に生息する魚で、太平洋沿岸より多く生息し、日本海では幾つかの群れがあり、夏は北上し、冬は南方に移動する為、漁獲量が定まり難い魚で、早春から初夏にかけて産卵します。スルメイカは、煮てよし、焼いてよし、生でよしの魚で、日本人がもっともよく食べている食材の一つです。
秋田県漁業協同組合天王町支所:018-878-2156
江川漁港沿岸の沖合いは、全長20cmを超す天然クルマエビの漁場となっている。前日に1本約300m程の刺し網を仕掛け、刺し網を巻き上げ、ビチビチと激しく暴れるクルマエビを漁獲します。天然クルマエビは、サイズ・鮮度・味・どれをとっても一級品で、高級食材として取引されています。江川漁港沿岸の砂浜域では、5月〜10月にさし網でガザミ(ワタリガニ)が漁獲されています。漁獲量の変動が大きいのも特徴の地魚で。7月〜8月が漁獲時期で、鍋物など美味しいだし汁が特徴のカニです。
秋田県漁業協同組合天王町支所:018-878-2156
八郎潟周辺地域の佃煮加工業者は、ワカサギ・シラウオ・イカナゴ・ハゼ・フナ・イカなどを主な原料とし、一般的な佃煮のほかに、串に刺してから調味する「筏焼き」、一度焼いてからタレで煮込む「甘露煮」、油で揚げてからタレをからめる「唐揚げ」なども製造している。秋田県の佃煮生産量は、八郎潟周辺地域が、そのほとんどを閉めている。八郎潟の水産物漁獲量を比べると、八郎潟干拓が完成した1970年代後半以後、変化の関連がほとんど見られない。佃煮加工業者は、原料となる主な水産物のうち、八郎潟に生息するワカサギ・シラウオ・ハゼ・フナなどを、現在も、八郎潟のものを加工の中心に製造しています。また、八郎潟のワカサギ釣りは、冬の風物詩として知られています。
秋田県漁業協同組合天王町支所:018-878-2156
昭和32年頃、八郎湖岸に面した佃煮業者が、佃煮の原材料確保と安定供給を目的に「秋田県佃煮協会」を設立。昭和51年に「秋田県佃煮組合」と名称変更し、組合員各社とも、子女子・白魚・ゴリ・鮒・わかさぎ・エビ・イカ・等を原材料とした、昔ながらの佃煮を主力商品として、県内を中心に全国へ出荷しています。最近は、わかさぎ唐揚げなど比較的若い年齢層からの支持を受けた商品がシェアを伸ばしてきております。
秋田県佃煮組合:018-877-3456
天王支所の果樹栽培地帯は、砂質平地ということもあり、県内では出荷時期が早めです。砂質平地で育つ梨は、甘味の強いたっぷりの果汁がある美味しい梨です。8月〜10月末に幸水、豊水、長十郎と出荷されます。県内2位の収穫を誇る生産地です。
潟上市産業建設部産業課:018-855-5120
秋田みなみ農業協同組合営農経済部:0185-46-2311
秋田みなみ農業協同組合天王支所:018-878-2111
果樹栽培が盛んな天王地帯は、8月〜10月末、糖度が高く甘酸っぱい香りの高いブドウも収穫されています。
秋田みなみ農業協同組合営農経済部:0185-46-2311
秋田みなみ農業協同組合天王支所:018-878-2111
八郎潟残存湖に面し、中央部にはこの地域で一番盛んな農業の基盤である稲作地帯が広がっています。また、潟上市昭和地区は花卉栽培も盛んです。シクラメン 菊 カーネーション バラ トルコギキョウ ゆり・・など多くの花々が栽培されています。「ブーメランあきた」では、潟上市昭和地区で生産された新鮮で丈夫な草花をはじめ、産直野菜コーナーなど花壇苗や山菜が豊富に販売されています。
秋田みなみ農業協同組合営農経済部:0185-46-2311
始業時間 09:00〜18:00 休業:12/31・1/1
ブーメランあきた:018-855-5041
豊川油田は、明治15年から石油開発の探査が進められ、油田の出油に成功したのが大正2年10月。最盛期には年間86,800KLを産油し、掘られた油井の数は718本と、石油王国秋田において有数の油田地帯でした。新潟など関東甲信越地域で始まった我が国近代石油産業の歩みを物語る近代化産業遺産群の1つとして、平成19年に近代化産業遺産の認定に選ばれました。
潟上市産業課商工観光班:018-855-5120
「燃水」は石油、「燃土」はアスファルトのことです。現在の潟上市、昭和豊川槻木で
採取されていた天然アスファルトが使用されていました。この付近から出土した土器や石鏃(やじり)にアスファルトが付着しています。石鏃を矢柄にしっかり固定させるためや、壊れた土器の修理に用いられており、主に接着剤として使われていたようです。
明治10年、東京で開催された第1回内国勧業博覧会に「土癧青」の名で出品された天然アスファルトが全国の注目を集めました。道路の舗装用敷材、防水や防湿の建材などに利用されました。アスファルト、古くは薬用や塗装用、染料、接着剤などとして用いられていたそうです。
潟上市産業課商工観光班:018-855-5120
潟上市飯田川の「さぎまい工房」では、温かい温もりのあるユニークなこけしが作られています。絵付けは、工房を主宰する三浦節子さん(59)が担当。夫茂さん(59)がろくろを回し木地を作っています。こけし1体の大きさは約6センチから約13センチで6種。笑みを浮かべた柔らかい表情が特徴で、潟上市のお土産として人気があります。毎年干支のこけしも作られています。
鷺舞工房:018-877-4023
潟上市内には、明治12(1879)年に創業した、市内最古の小玉醸造株式会社を始め6蔵の醸造元が点在し、個性豊かな味噌/醤油を醸造しています。米どころ秋田の味噌は、米麹の割合が高く贅沢な味噌で、醸造蔵によって麹の比率も異なり、「米のうま味を楽しむ味噌」や「大豆のうま味を楽しむ味噌」など蔵自慢の味をお楽しみ下さい。秋田自慢の醤油も、米麹の割合が高く贅沢な醤油で、醸造蔵によって麹の比率も異なり、個性に富んだ味わいの醤油をお楽しみいただけます。また、「ヤマキウ」の名で知られる小玉醸造株式会社の「ヤマキウ秋田味噌」は、秋田県内一の生産量を誇る郷土の味として親しまれています。
秋田県味噌醤油協同組合:018-823-7141
小玉醸造株式会社の創業は明治12年(1879)。創業者の小玉久米之助が醤油・味噌の醸造を手がけたことに始まります。「ヤマキウ」のブランドで秋田を代表する醤油・味噌醸造元として不動の地位を確立するまでに成長。とくにヤマキウ味噌は県内のシェア約50%を誇る、まさに秋田県民にとって故郷の味、おふくろの味として愛されております。県外にも多くのファンがおり、蔵元直送で全国のお客様に直接秋田の味をお届けしております。
小玉醸造株式会社:018-877-2100
昭和新関地区に170年ほど前から伝わる民族芸能。潟上市無形文化財に指定されています。5月始め、市内各地で安全祈願と五穀豊穣を祈願して祭りが行われる。新関地区では行度芸能の「新関ささら」が披露されている。2頭の雄鹿が雌鹿をめぐって争うさまを表現した舞で迫力があります。
潟上市産業課商工観光班:018-855-5120
八郎潟が世紀の干拓事業によって大きく変容し、その湖岸に住み、数々の思い出を残した人々が、八郎湖への郷愁と畏敬の念から、昭和42年に『八郎まつり』が誕生しました。祭りのシンボルは体長64メートルの八郎龍、約80人の担ぎ手若集により担がれ町内を練り歩きます。まつりは、壮大な三湖伝説浪漫「八郎太郎物語」を今に蘇らせ、地域に根づいた伝説に光をあて、守りそして語り継がれていきます。八郎潟の名称は、人から龍へと姿を変えられた八郎太郎という名の龍が、放浪の末に棲家として選んだという伝説に由来するとも言われる。ただし伝説においても、今や八郎太郎はこの湖には滅多に戻らないと言われています。毎年8月中旬に開催されています。
潟上市産業課商工観光班:018-855-5120
寛文4年に神明社(現下虻川神社)が建立された折り、藩主佐竹義隆公の御前で舞われた鷺舞を伝承芸能として昭和59年に復活させ、飯田川鷺舞まつりとして定着しています。孫鷺舞・子鷺舞の群舞と親鷺の優美な舞が観衆を魅了します。雌雄の鷺1人ずつ。頭は桐、羽根は檜で作られており、計15キログラムにも達する。それを身に纏ったまま、長い道中を練り歩くため、重労働である(そのため、大人の男性が役を担う)。8月第1日曜日に飯田川庁舎前広場で開催されています。
潟上市産業課商工観光班:018-855-5120
昭和61年1月・国の重要無形民俗文化財に指定され、千年以上にわたり様々な諸行事が厳格に継承されている統人行事です。毎年7月8日の新統御竹受けに始まり一年間にわたり諸祭事が繰り広げられ、クライマックスとなる神事「牛乗り」「くも舞」が7月6日・7日の両日潟上市天王地区(天王本郷)と男鹿市船越の両地区を舞台に執り行われます。山太鼓が境内に響く中、両地区統人による七度半詣が行われ、御神輿が巡幸、酒部屋で神格をまとった神人・スサノオノミコトが御神牛に乗り、船越水道(天王岸)へと練り歩きます。一行が、天王岸に姿を現すと山太鼓が一斉に打ち鳴らされ、船上で深紅の衣で身を包んだ神人・ヤマタノオロチが「くも舞」を演じ、神話の世界「スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治」伝説を再現します。
潟上市産業課商工観光班:018-855-5120
JR「上二田駅」から徒歩10分、秋田自動車道「昭和男鹿半島IC」から約10分の位置道の駅てんのう 天王グリーンランドがあり、、スカイタワー・ピクニック広場・バーベキュー広場・伝承館・郷土館・遊びの広場・温泉くらら・食菜館くららなどの観光スポットがあります。園内にそびえ立つ高さ59.8mの「天王スカイタワー」は同エリアのランドマークとなっており、最上階の展望塔からは、男鹿の山々、鳥海の霊峰が一望でき、日本海に沈む夕日は圧巻です。また、江川漁港から新鮮な解散物が直送されてきますので、新鮮な海産物が豊富に手に入ります。「地魚工房えがわ」では、海鮮丼(グリーンランド丼)を始め、お刺身や定食など潟上の特産物が召し上がれます。
道の駅てんのう 天王グリーンランド:018-878-6588
朱塗りの光沢とやさしい手触りの生駒塗りは、秋田市のうるし工芸を代表するもので、塗りおわんやお盆、日常生活用品、冠婚葬祭用品など古くから親しまれています。生駒親雄さんが沖縄に渡り、琉球漆器を研究し、朱塗りを基調とした「生駒塗」を始めました。芸術性も高め現代にも合う製品が生み出されています。
秋田市観光物産課:018-866-2112
北浦漁港は、男鹿半島の北岸中央に位置し、ハタハタの産卵場として適した地域にあります。同時期に漁業種類が少なく、ハタハタが主な漁獲となっています。北浦地区のハタハタ漁は、小型定置網で漁期は12月に限られています。北浦漁港では、1月はタコ釣りとタラ刺し網、2月からヒラメ刺網、4月からカレイ刺網、6月〜9月までは採貝・採藻、9月〜10月は鯛延縄、キス・真鯛の漕刺網を行っている。10月・11月は、ハタハタ漁の準備期間になっています。
男鹿市産業建設部農林水産課:0185-24-9139
秋田県漁業協同組合北浦総括支所:0185-33-2191