船川港は、男鹿半島の南部に位置する天然の良港で、古くから背後地域の流通拠点として、あるいは沿岸航行船舶の避難港として利用されてきました。1951年(昭和26年)に重要港湾に指定、1965年(昭和40年)には新産業都市の指定を受けて、石油精製工業、木材加工業等を基幹とする工業団地が形成され石油製品や原木等が取り扱われています。1982年(昭和57年)にエネルギー政策の一環として国家石油備蓄基地の立地が決定し1995年(平成7年)に備蓄容量448万キロリットルの施設が完成しました。現在、主な係留施設として、1万5千トン岸壁1バース、7千トン岸壁1バース、5千トン岸壁2バース、専用施設として18万トン備蓄ドルフィン1バースなどを有しています。今後は、船川港周辺が「みなとオアシス船川」として登録されたことや、石積み防波堤が土木遺産に認定されたことなどを契機に、静穏な海域を利用したマリーナ施設や、観光客及び地域住民等の憩いの場としての緑地、海洋資源・観光資源等を活用した男鹿半島の観光、海洋性レクリエーション基地、流通拠点としての役割が期待されています。また、2011年(平成23年)に社団法人日本港湾協会が発行している情報誌「港湾」の「ポート・オブ・ザ・イヤー2011」に選ばれたほか、2013年(平成25年)には第10回海フェスタが船川港周辺で開催されることが決定しています。
男鹿市産業建設部観光商工課:0185-24-9142
秋田県建設部船川港湾事務所:0185-23-3721
男鹿市は、日本海に突き出した半島であることから三面が海に面し、船川港・脇本漁港・椿漁港・門前漁港・加茂漁港・畠漁港・湯乃沢漁港・北浦漁港・五里合漁港・若美漁港など、自然条件に恵まれた多くの漁港を有している。地元漁業者で漁業協同組合を組織し沿岸漁業を営み、秋田県の魚で県民に最も親しまれている魚、ハタハタをトップにカニ類・アジ・ブリ・タラ・鮭・ホッケ・貝類・タコ・鯛・ヒラメ・マグロ・ふぐ・海藻・鯖・鰆・イカ・サメなど多くの魚介類が、小型底曳網・大型定置網、刺し網・延縄・採貝・採藻などで漁獲され、地元の漁港に水揚げされています。
男鹿市産業建設部農林水産課:0185-24-9139
秋田県漁業協同組合
船川総括支所:0185-23-2281 北浦総括支所:0185-33-2191
五里合支所:0185-34-2520 若美支所:0185-47-2121
戸賀支所:0185-37-2101 畠支所:0185-38-2231
脇本支所:0185-25-2055 椿支所:0185-27-2350
北浦漁港は、男鹿半島の北岸中央に位置し、ハタハタの産卵場として適した地域にあります。同時期に漁業種類が少なく、ハタハタが主な漁獲となっています。北浦地区のハタハタ漁は、小型定置網で漁期は12月に限られています。北浦漁港では、1月はタコ釣りとタラ刺し網、2月からヒラメ刺網、4月からカレイ刺網、6月〜9月までは採貝・採藻、9月〜10月は鯛延縄、キス・真鯛の漕刺網を行っている。10月・11月は、ハタハタ漁の準備期間になっています。
男鹿市産業建設部農林水産課:0185-24-9139
秋田県漁業協同組合北浦総括支所:0185-33-2191
戸浦港は、物揚場・船揚場があり、普段は地元漁船の船だまりとして利用されているが、荒天時には沿岸を航行する小型船舶の避難港となっています。男鹿半島の西北端に位置し、湾口を西側にもった楕円型の湾状をなし、三方を標高200m前後の丘陵に囲まれた天然の良港で、環状となった湾の生成は、火山の爆裂口ともいわれている。戸賀地域の産業の主体が漁業であったことから、戸賀港は漁港として利用されてきたが、男鹿半島が昭和28年に県立公園、昭和48年に国定公園の指定を受けて男鹿観光の海上ルート(戸賀〜門前)の基点港として利用され、日本海の荒波に作り上げられた奇岩や景岩美は、訪れる人々の目を楽しませてくれる。更に発着岸壁の近くには秋田県立水族館があり、観光ルートの重要なポイントとなっている。
男鹿市産業建設部農林水産課:0185-24-9139
秋田県漁業協同組合戸賀支所:0185-37-2101
エゴノリの海から採取する解禁日は、男鹿では7月の中旬である。7月〜8月にかけて、沿岸部で採れたエゴノリは、海水で洗っては干す、洗っては干すを繰り返すと、赤いエゴノリが白っぽくなります。船越漁港の夏の風物詩となっています。エゴノリは鍋で水と酢を混ぜて煮詰め、裏ごしして型に入れて固めてお店で売られています。飴色の美味しい「おきゅうと」となります。
男鹿市産業建設部農林水産課:0185-24-9139
秋田県漁業協同組合北浦総括支所:0185-23-2281
マダコの捕食活動が視覚によるものが大きいと言われ。特に赤系の色に反応が良いのは、タコに限らないが、男鹿半島では、古くから赤い布を竹竿の先端に結び、小磯周りでマダコを誘って捕る、だましダコと呼ばれる漁法がある。門前漁師集落では、疑似餌でタコが簡単に捕ること方法がありる。波際の岩場の浅瀬で簡単に釣れるため、子供でも捕まえる事ができる。男鹿では、大きなミズダコが、寒い季節には膝より浅い岸辺によってくるので、絶好の漁期を迎える。また、秋から初冬が最盛期である男鹿半島周辺での「マダコの船釣り」は、毎年は好調で釣り人が多く訪れる。ポイントは相川沖、西黒沢沖などで、脇本漁港、湯ノ尻漁港などから遊漁船が出船している。
男鹿市産業建設部農林水産課:0185-24-9139
秋田県漁業協同組合脇本支所:0185-25-2055
ハタハタは、秋田県民自慢の魚で、秋田が誇る食文化の代表格の魚です。昭和38年〜50年頃は連続約1万トンを超える漁獲量でしたが、51年以後急激に減少し、平成3年に約71トンに落ち込み、県民も地元産ハタハタを食べられない程に減少した。資源回復のため平成4年9月〜平成7年8月まで全面禁漁を実施した結果、着実に資源回復をして来ています。ハタハタ漁は、休漁期の7月・8月を除き、年間を通して水揚げされるが、11月下旬〜12月中旬に漁が本格化します。寒冷前線で海がシケになることで、海水温がぐっと低くなり、その冷たい海水にのって、ハタハタの大群が沿岸に近づいてきます。これを狙って小型定置網で漁獲されるハタハタを季節ハタハタと呼びます。
男鹿市産業建設部農林水産課:0185-24-9139
秋田県漁業協同組合船川総括支所:0185-23-2281
秋田県漁業協同組合北浦総括支所:0185-33-2191
マダイの成魚は水深30mから100mの岩場に住んでいるが、春は産卵のため浅場に移動し藻場で産卵する。男鹿沖は天然の真鯛の北限とされており、5〜6月に最も美味しい「旬」を迎える魚。秋田県全体の約6割が男鹿市内の漁協で水揚げます。男鹿の真鯛は、「大謀網漁」で捕獲される。この漁法は男鹿地域に伝わる伝統漁法で、大潟定置網を使用して回遊魚を一網打尽に捕獲する豪快かつ勇壮な漁法として知られている。
秋田県漁業協同組合船川総括支所:0185-23-2281
秋田県漁業協同組合北浦総括支所:0185-33-2191
天然鰤は、ハマチ、ワラサ、ブリなど成長によって名前を変えることから「出世魚」と呼ばれる魚で、昔から縁起のいい魚として珍重されており、旬である冬にとれるブリは「寒ブリ」と呼ばれ、日本海沿岸で揚る天然の寒鰤は、高値で取引されています。また、冬季の男鹿の味覚の代名詞である鱈は、秋田県全体の約50%以上が男鹿市内で水揚げされています。一般的には魚卵を持ったメスが高値となるが、鱈に関しては正反対で「ダダミ」と呼ばれ、白子が珍重されることから、オスが断然高値となる。
秋田県漁業協同組合船川総括支所:0185-23-2281
秋田県漁業協同組合北浦総括支所:0185-33-2191
ベニズワイガニは、茨城県以北や、日本海などの深海に生息し、ズワイガニが200〜600mに生息しているのに対し、ベニズワイガニは1000mの深海に生息している。形がズワイガニにそっくりであるが、体色が茹でる前から紅色であるのが特徴です。秋田県の水揚げ量第2位を誇るベニズワイガニは、1月〜2月の禁漁期間を除き水揚げされており、ハタハタに次ぐ水揚げ量で、9割は県外出荷され、県内では市内の旅館やホテルで消費されるほか、船川港などでも販売されている。
秋田県漁業協同組合船川総括支所:0185-23-2281
男鹿半島沿岸で捕れるアワビは、型も良くサイズも大きいことから、高い評価を得ている黒アワビ。男鹿半島のサザエは、荒波で流されないように自然とトゲが長くなるのが特徴、水深20〜30m程度の岩礁域に生息し夜行性で、主にワカメ、ホンダワラ、カジメなどの海藻を食べて成長する。。三方を日本海に囲まれた男鹿半島は、ウニの好漁場で、蕩ける甘みの馬糞ウニや、ムラサキウニが採れることで有名で、秋田県産ウニのほとんどが男鹿産。戸賀地域などでは、伝統漁の素潜り漁を守り続ける漁業風景が継承されている。
秋田県漁業協同組合戸賀支所:0185-37-2101
桜鱒は、川で生まれ1年ほどして海に下り、沿岸海域で生活した後、春に産卵のため再び川に戻る習性があります。春の味覚の桜マスは、日本で獲れるサケ科の魚のなかで最も美味しいといわれており、秋田男鹿半島沖では、型が良く大き目の桜マスが水揚げさ、高値で取引されています。天然のヒラメは、日本海沿岸の全域に生息する魚で、太平洋沿岸より多く生息し、日本海では幾つかの群れがあり、夏は北上し、冬は南方に移動する為、漁獲量が定まり難い魚で、早春から初夏にかけて産卵します。スルメイカは、煮てよし、焼いてよし、生でよしの魚で、日本人がもっともよく食べている食材の一つです。
秋田県漁業協同組合船川総括支所:0185-23-2281
秋田県漁業協同組合北浦総括支所:0185-33-2191
アオサは、冬から春にかけて採れす海草で、旬は春。北海道の一部を除く全国各地で生産されている。11月頃に発芽して翌年の5月〜6月頃に成熟するが、若いほど味がいいため、3月〜5月に水揚げが始まる。男鹿産ワカメは、三陸産の実の厚いワカメとは違い、小ぶりで実も柔らかいため、粘りがあり独特の歯ざわりや触感が楽しめます。正式名称はイシモズクを、秋田地方では「クロモ」と呼ばれており、一般のモズクと違いパリパリした食感が特徴の海草です。
秋田県漁業協同組合船川総括支所:0185-23-2281
秋田県漁業協同組合北浦総括支所:0185-33-2191
ハタハタを原材料として塩と混合して自然熟成・発酵させた調味料「しょっつる」は、日本の三大漁醤のひとつとして有名です。色々な料理に旨味を加えてくれる優れものの、天然発酵食品であり、日本の伝統郷土食文化として高い評判を得ています。
男鹿市観光協会:0185-24-4700
船川臨海通りにある男鹿海鮮市場では、活きのいい魚介類をはじめ筋子・干物などの水産加工品、野菜・果物など豊富な品揃えでお客様をお待ちしています。市場は7つのお店(テナント)で構成され各々こだわりの食材・商品を取り揃えています。鮮魚コーナーには春の真鯛にはじまり、さざえ・あわび・イガイなどの貝類、ウニやイクラ、男鹿の冬の代表格はたはたやカニ・タラのほか、ちょっと珍しいスゴエモンなど季節ごとの新鮮な男鹿の海の幸が並びます。お刺身や三枚おろしなどご希望に合わせて下ろしてくれるのも親切で便利。日帰り観光の方でも安心してお家に持って帰れます。2Fにはお食事処「海鮮屋」で新鮮な「海宝丼」など美味しい魚介類の食事も楽しめます。
年中無休、朝9時〜夜7時
男鹿海鮮市場:0185-22-0125
江戸時代に五里合中石地区で栽培が始まったとされる「男鹿梨」は、北東北最大の和梨の産地です。昼夜の温度差が大きいことで食味の良い梨が育つ適地でもあります。また、寒冷地であることから病害虫防除のための農薬は最小限で済み、生産方法や味について農家の方々が長い年月をかけ協力研究したことで、梨生産者全員がエコファーマーの認定を受け、環境にやさしい農業に取り組んでいます。糖度が高く果汁も豊富、そして独特の香が特徴的な男鹿梨は一度食べたら毎年食べたくなる指名ブランドとして成長しています。主力品種の「幸水」「豊水」が出荷を迎える時期には「男鹿梨まつり」も開催されます。
秋田みなみ農業協同組合営農経済部:0185-46-2311
男鹿市産業建設部農林水産課:0185-24-9137
「健康な土から健康なメロン生産」を合言葉に、生産者全員がエコファーマーの認定を受け、産地一丸となって環境にやさしい農業に取り組んでいます。気象条件に逆らった無理な前進、抑制栽培を避けて、十分な日照量と地温確保を図る作型として、ハウス・二重トンネル・トンネルの3体系として生産者が一個一個に目が届く栽培面積で、味の良い風味の高い「北緯40度わかみメロン」づくりを心がけています。メロンの品種特性を最大限引き出す為、ミツバチによる自然交配で1株4果以内の着果と2番果の排除を厳守し、生産者のほ場検査や出荷時の糖度検査により、品質の均一性確保を図っています。
秋田みなみ農業協同組合営農経済部:0185-46-2311
男鹿市産業建設部農林水産課:0185-24-9137
なまはげ館では、秋田唯一のナマハゲ面彫り師である石川千秋さんがなまはげお面職人として週3〜4日実演をしています。2代目石川千秋さんはこの道26年の観光用なまはげの面彫師。「美しさ」と「怖さ」を求めて寡黙に小刀を走らせます。
実演:週3〜4日/不定期
なまはげ館:0185-22-5050
12月31日、大晦日の晩になると男鹿各地で、ナマハゲの奇声が聞こえてきます。ナマハゲは深く降り積もった雪を踏みしめながら、ウオー!ウオー!という雄叫びを上げて二〜三匹が一組となって家々を練り歩きます。「先立」という役目をする者が事前に、その家の主人にナマハゲを入れても良いか、否かを確認し、確認がとれたらその家に上がります。そして、「怠け者はいねが」「勉強しね子はいねが」などと、荒々しい奇声をあげ、畳を強く踏みしめながら歩き回ります。主人は、酒や料理を準備し丁重にもてなします。ナマハゲは、年の節目に怠け心を戒め、災いを祓い、福を与える神の使いです。ナモミ(低温火傷)ができるまで囲炉裏で怠けている者を戒める「火斑(ナモミ)を剥ぐ」という言葉が訛ったものといわれています。
男鹿市教育委員会生涯学習課:0185-46-4110
毎年2月の第2金、土、日曜日に行われます。昭和39年から行なわれてきたもので、神事“柴灯祭”と民俗行事“なまはげ”を組み合わせた観光行事です。この地方の独特の祓(はら)い神楽からはじまり、番楽をモチーフとしたなまはげ踊り、なまはげ太鼓などが行われます。雪山から松明をかざして下山する十五匹のなまはげの姿は、勇壮かつ幻想的です。
男鹿市産業建設部観光商工課:0185-24-9141
国の重要無形民俗文化財の指定を受けている東湖八坂神社祭のトウニン(統人)行事は、「ヤマタノオロチ」との神話と、八郎潟周辺の農漁民の間に伝わる水神信仰とが習合した千余年の歴史を有する祭礼です。船越(男鹿市)、天王(潟上市)の両地区で一年にわたって行事が行われ、7月7日の「牛乗り」(天王)、「くも舞」(船越)の本祭によって締めくくられます。黒牛に乗っているのは「スサノオノミコト」、船上でくも舞を行うのは「ヤマタノオロチ」を表現しています。
男鹿市教育委員会生涯学習課:0185-46-4110
ハタハタで有名な男鹿での郷土料理といえば、やはり、ハタハタ寿司です。男鹿の北浦地区はハタハタ漁の本場。真水に漬けてしっかり血抜きしたハタハタを酢で締めて、ご飯、こうじ、カブ、ニンジン、酒、塩、酢、ショウガ、唐辛子などで漬け込まれます。杉樽に漬け込まれることで、発酵に欠かせない乳酸菌が、適度な空気が入ることで適度に活躍し、美味しく出来上がります。
男鹿市産業建設部観光商工課:0185-24-9141/p>
ザッパ汁とは、男鹿半島近辺の日本海沿岸部に伝わる郷土料理であり、鍋料理の一種で、じゃっぱ汁とも言われます。「ザッパ汁」のザッパは魚のアラを指しており、地元では魚の種類や味付けは問わず、アラの入った鍋の事を全てザッパ汁と呼んでいる。大根、ニンジン、蒟蒻なども入れ、味噌、酒粕仕立てにしたものが多い。
男鹿市産業建設部観光商工課:0185-24-9141
江戸時代の秋田藩主 江戸時代の秋田藩主 佐竹の殿様も好んで入浴したと云われる湯本温泉と石山温泉は、大正時代には湯治場として庶民に親しまれました。昭和27年に最初の温泉宿が開業、30年代にかけて次々と宿が建設され男鹿温泉郷が形成されていきました。現在では、10件近いホテル・旅館を中心に多くのお店が並び、男鹿を代表する宿泊地として、また秋田の奥座敷として親しまれております。温泉街では、なまはげ太鼓、秋田三味線ミニライブなどの演奏が楽しめ、近くには、県立男鹿水族館やなまはげ館などもあります。また、名物の「石焼き」(桶に入れた魚介類に焼けた石を投げこんで瞬時に煮込む豪快な漁師料理)も楽しみです。
泉質:二酸化炭素泉、塩化物泉、効能:創傷、リウマチ、神経痛
男鹿温泉郷協同組合:0185-33-3191
江川漁港沿岸の沖合いは、全長20cmを超す天然クルマエビの漁場となっている。前日に1本約300m程の刺し網を仕掛け、刺し網を巻き上げ、ビチビチと激しく暴れるクルマエビを漁獲します。天然クルマエビは、サイズ・鮮度・味・どれをとっても一級品で、高級食材として取引されています。江川漁港沿岸の砂浜域では、5月〜10月にさし網でガザミ(ワタリガニ)が漁獲されています。漁獲量の変動が大きいのも特徴の地魚で。7月〜8月が漁獲時期で、鍋物など美味しいだし汁が特徴のカニです。
秋田県漁業協同組合天王町支所:018-878-2156
三種町森岳地区には池沼に広く自生している天然のじゅんさい沼があり、じゅんさいは古くから県内外に流通していました。現在の年間生産量400トンを超え、日本一の生産地になっています。白神産地からそそぐ清らかな水で育ち、自生していましたが、昭和50年代に、稲作からの転作作物として地域を上げて取り組み、盛んに栽培されるようになりました。森岳じゅんさいの収穫は5月〜9月上旬まで、収穫は、箱形の小舟に乗り若芽を一つひとつ摘みとります。時代が変わろうとも機械化されず、生産者が素手で丹念に摘みとり作業を行っています。現在ではじゅんさいの冷凍保存技術の向上により、新鮮でうるおいゼリーたっぷりの生じゅんさいを、通年でお召し上がりいただけるようになりました。
三種町農林課:0185-85-4826
秋田やまもと農業協同組合:0185-85-3124