登別市は、北海道の太平洋岸に位置する市で、市の北東部に、登別温泉・カルルス温泉があり、古くから観光温泉郷として栄えている。市の南西部は、室蘭市に続く工業地帯の一部であり、室蘭市の衛星都市で、北海道で最も進んだ重工業地帯の室蘭工業圏の一翼として発展してきた。市の東南は、海岸沿いに平地があり、内陸は台地と丘陵、さらに奥が山地になっている。海岸線は砂浜で、北東部にある蘭法華岬、南西端の鷲別岬が岩地で、市内には、登別漁港・鷲別漁港・富浦漁港の三漁港があり、地元漁業者の漁業基地になっている。酪農・鶏などの畜産が主要産業で、乳質は道内トップレベルで、市内で生産された原材料を使った乳製品や畜産物の加工も盛んです。冬は雪が少なく温暖で、夏も涼しく過ごしやすいところです。春先から7月にかけて、5月下旬から6月濃霧が発生しますが、支笏洞爺国立公園に位置、太平洋と山岳に囲まれ、四季の変化に富んだ自然環境が豊かな地域です。
登別市観光経済部農林水産グループ:0143-85-2321
北海道は、日本有数の温泉天国です。中でも、北海道を代表するのが登別温泉で、自然湧出量1日1万トン、源泉温度45〜90℃、魅力は硫黄泉や食塩泉、鉄泉、明ばん泉など多種類の温泉がわき出し、例年300万人以上の観光客の方が訪れます。大昔はアイヌの人々が温泉を薬湯として重宝していたといわれ。江戸時代には、最上徳内が『蝦夷草紙』でその存在を記し。日露戦争時には、傷病兵の保養地に指定され、全国へ知られた。1911年(明治44年)頃には旅館数軒を中心に50戸ほどがまとまり、馬車も通じた。泉質は9種類で、食塩泉・硫黄泉・重曹泉・酸性鉄泉・明礬泉・緑礬泉・ラジウム泉・芒硝泉・鉄泉があり、硫黄泉が中心。「地獄谷」は学問的には爆裂火口の跡であり、登別温泉最大の源泉エリアで、直径約450mのエリアに、15ほどの源泉の穴が密集している。毎分3000リットルほどが湧き出しています。大湯沼探勝歩道沿いには天然の足湯もあり、楽しめます。登別駅から足湯入口まで路線バスで25分で着きます。
登別市観光経済部観光振興グループ:0143-84-2018
登別観光協会:0143-84-3311
登別温泉の北西約8km、高い山々に三方を囲まれた狭い谷あいに温泉街があります。カルルス温泉は、開湯より100年を越える、厚生労働省から北海道で第1号の「国民保養温泉地」に指定された温泉地です。日量1300tの勢いで、365日絶えることなく流れる芒硝性(塩の一種)単純泉で肌触りが柔らかい、無色透明、無味無臭のお湯です。効能としては、入浴では冷え性を含む自律神経失調症や筋肉性の頭痛と疲労、ストレス、筋肉痛、関節痛、リュウマチ、腰痛、捻挫、軽い高血圧症、動脈硬化、アトピー性皮膚炎などが主な適応症です。一方、飲用しても慢性胃腸病や便秘、慢性の肝臓疾患、痛風、糖尿病などに効果が期待されます。カルルスの名称は、チェコスロバキアのカルルスバード(現在チェコのカルロビ・バり)の泉質に似ていることから付けられました。
登別市観光経済部観光振興グループ:0143-84-2018
登別観光協会:0143-84-3311
北海道南西部太平洋岸に位置し、観光地として全国的有数の登別温泉を背景にもつ、第3種漁港。スケトウダラを主要魚種として、サケ、ホッキ貝、イカなどが陸揚げされる。水産物の生産・流通の拠点として、陸揚げから出荷までの衛生的で安全かつ効率的な水産物の供給を目指すため、直射日光や鳥糞、埃などの排除を目的とした屋根付き岸壁等の整備を行い、衛生管理型漁港づくりを推進します。また、港内の静穏度を向上させるため、東防波堤及び突堤の整備を行います。また、カレイ、サクラマス等の釣対象魚種も豊富なことからプレジャーボートの利用も年々増加傾向にある。
北海道開発局室蘭開発建設部
室蘭港湾事務所:0143-27-2101
登別市内には、登別漁港・鷲別漁港・富浦漁港・の3漁港があり、中でも登別漁港は、いぶり中央漁業協同組合の地元漁船の利用ばかりでなく、全国各地からの、イカ釣り漁船が利用する漁業・水揚げ基地となっております。地元漁業者の主な漁業形態は、刺し網漁業で、その他、定置網漁業・かご漁業・イカ釣り漁業・ホッキ桁網漁業などを営み、主要な水揚げは、スケトウダラ・シロザケ・ホッキ貝・毛ガニ・カレイなどで、全体水揚げの約90%を占めています。
登別市観光経済部農林水産グループ:0143-85-2321
いぶり中央漁業協同組合:0143-83-5001
2004年に白老、虎杖浜、登別の3漁協が合併して誕生したのがいぶり中央漁業協同組合です。漁の中心となるのはスケトウダラ、サケ、ホッキ、毛ガニなどで、スケトウダラの卵はタラコに加工され「虎杖浜産タラコ」として高い知名度を誇っています。前浜で10月〜2月に収穫されるスケトウダラを加工した「虎杖浜たらこ」は、白老を代表する名産品。味付け前に冷凍〜解凍するプロセスがないため味わいが高いとされ、ブランド化された水産加工品として流通しています。みた目のきれいさに加え、魚卵の旨みをたっぷり堪能できる逸品です。ホッキと共に水揚げされるサラ貝は、市場価値がなく地元民しか食べない隠れた食材でしたが、自治体や商工会、地元飲食店などが一体となり、シーフードカレーなどでその魅力をアピール中です。
いぶり中央漁業協同組合:0143-83-5001
春から初夏にかけて北海道太平洋沿岸で漁獲されるサケを時期はずれに漁獲されることから「トキシラズ」と呼ばれており、脂がのっており大変美味しいサケです。登別漁港産の船上活〆トキシラズは、定置網漁業にて漁獲された大型のサケを船上にて活〆し、血抜きを施し、鮮度・品質にこだわった最高級のサケであり、その証としてシールが添付されております。また、登別漁港で水揚げされる主要な漁獲魚種であるスケトウダラ、サケ、イカ、ホッキ貝、ツブ貝について、消費者に安全で安心な水産物を安定的に供給することを目的に、漁場・漁港・加工・流通等、生産地域が一体となって取り組む方針を定めた「登別漁港衛生管理マニュアル」を策定し、運用されています。
いぶり中央漁業協同組合:0143-83-5001
登別海鮮直市は、3月〜10月毎週日曜日 JR登別駅前で登別漁港の水産物を直売しています。新鮮な魚介類が購入できると好評です。7月〜12月土・日曜日には、登別漁港・白老港で朝市・夕市を開催されています。地場水産物のPRや地産地消の拡大、都市と漁村の交流の促進を目的に、 朝獲りの魚介類の販売が行われています。漁協女性部は、石狩鍋や干物を販売しています。どちらも、その時期に獲れた新鮮な魚介類が並びます。
登別市農林水産グループ:0143-85-2321
登別市の森林面積は、市総面積の73%を占めており、豊かな森林に恵まれています。農地面積1,045haの90%を超える約980ha余りが、牧草地となっております。登別市は土壌的には有珠系火山灰土であることや、気象の面では通年温和な海洋性気候であるが、雨量が多く夏期には海霧が発生することから、登別市の農業は酪農・畜産が主体となっています。乳牛や肉牛飼養戸数は減少していますが、1戸当たり飼養頭数は年々増加し、大規模化が進行している。
登別市観光経済部農林水産グループ:0143-85-2321
酪農のまち登別、良い加工商品を製造のため、2004年に小中学校の跡地「札内高原館」の中に、「のぼりべつ酪農館」の工場が作られ、乳製品が作られています。地元の新鮮な生乳だけを使い、その乳質の良さを活かす為、低温殺菌(63〜65℃/30分)した地域限定牛乳です。その美味しさは、バツグンです。地元の学校給食にも利用され、爽やかな飲み口ながらも、ミルクの濃厚さ、甘さをしっかりと感じる事が出来ます。サッパリとした喉ごしです。また、アイスクリームづくり バターづくりなどの酪農キッチン体験も行っています。
のぼりべつ酪農館:0143-85-3184
道内トップクラスの乳質を誇る生乳を利用したアイスクリームや牛乳、プリンなどの製造が行われ、好評を得ています。とろ〜りプリン・レアチーズプリン・牛乳プリン・プロボォーネチーズ・・など人気商品です。新鮮な生乳を使用して、作られた「のむチーズ」は、ヨーグルトのような新感覚!保存料や添加物を一切使用せず、ヨーグルト風味なので朝食にぴったりです。また、チーズづくりの工程で乳脂肪分と分離された水分をホエー(乳清)といいます。ヨーグルトにできる上澄みと同じものです。このホエーを飲ませて育てた豚がホエー豚。肉質が柔らかく、脂身の旨味が増します。ホエー豚のソーセージは、天干塩使用でレーンタイプの、ホエー豚のおいしさをまっすぐに味わえ商品です。
のぼりべつ酪農館:0143-85-3184
洞爺湖サミットの朝食に採用された、文志郎の鹿角納豆は、市価の4倍する北海道産大豆を使用し、鹿角霊芝エキスで納豆菌を活性化させた商品です。「鹿角霊芝」と呼ばれるキノコは、鹿の角のような姿をした、自然界に数万本に1本しか発生しない貴重なものです。鹿角霊芝が含有するベータグルカン量は50%以上と、他のキノコに比べてみても並外れて多いのが特徴です。その 霊芝を三日三晩煎じたエキスを納豆菌と合体させ、納豆菌を 鹿角霊芝レベルにしたものです。鹿角納豆は、アミノ酸分析で、うまみ成分30%アップ。アンモニア臭は通常の3分の一です。そのまま召し上がって美味しく、他の素材の料理に合わせても良くあいます。南茅部尾札部産の3年物の昆布で巻いて納豆を発酵させることにより、昆布のうまみが納豆にしみこませた、文志郎の納豆輪〆昆布巻・・・などもあります。
道南平塚食品(株):0143-85-2167
初代藤崎虎太郎が大正4年から始めた本わさび栽培。医者だった創業者が漢方薬の材料にするため、登別温泉の湧水を利用して栽培を始めたのがきっかけです。わさび漬は、栽培、加工、製造、販売をすべて登別温泉で手掛ける伝統の一品です。本わさびと酒粕を独自の製法で加えたわさび漬けの他、北海道産昆布を使用し、その昆布の佃煮の中に本わさびの新芽(茎)を混ぜた「わさび昆布」や新芽をしょうゆ漬にした「鬼漬」・・・など種類も楽しみです。
藤崎わさび園:0143-84-2017
数百年前、ケモノ道しかなかった登別温泉の湯沼には熊やキツネなどの動物たちが薬湯につかっており、先人がこの地に初めて足を踏み入れたとき山中で熊に出会い、その熊の道案内で地獄谷にたどりついたという伝説があります。そこで、昭和56年、その伝説をテーマとして、この町の人々と熊の関ン会いを表現し、湯への感謝と千客万来の祈願を目的として、登別観光協会が全面的な協力のもと、室蘭の舞踏家花柳衛信氏の指導を受け、登別温泉街で働く若者たちが新しく創作した郷土芸能です。 現在は保存会の会員たちが地獄まつりなど地域行事での公演を中心に活動し、また登別温泉中学校にも保存会が結成され、郷土の観光発展のために活躍しています。大自然の中での熊と人間は敵ではなく、心の通い合う友達であったとの光景を北海道開拓の歴史と温泉発見の伝説をテーマにユーモラスな舞で表現しています。
熊舞の会(連絡先)登別観光協会:0143-84-3311
豊かな温泉の恵みと効能に感謝し、開運と無病息災を願い、毎年節分に行なわれます。厳寒の2月3〜4日、湯が尽きることのないよう繁栄と無病息災への祈りを込めた祭りです。中でも4日に行われる下帯姿の若者たちが、激しくお湯を掛け合う「源泉湯かけ合戦」や「道祖神裸ねりこみ」は勇壮で、イベント会場は熱気の渦に巻き込まれます。
登別観光協会:0143-84-3311
年に一度、登別温泉の名所である地獄谷の”地獄の釜のふた”が開き、閻魔大王が赤鬼、青鬼などをひきつれて温泉街に現れるという奇想的な祭り。主会場である温泉街のメインストリート「極楽通り」では、「前触れ太鼓」「鬼みこし暴れ練り込み」「鬼踊り大群舞」「閻魔大王のからくり山車」などのイベントが催されます。
8月最終の土日に開催
登別観光協会:0143-84-3311
今年の鬼花火は6月1日から8月9日までの期間中、毎週木・金曜日に地獄谷展望台で開催されます。人々の幸せを願い、厄を持ち去るために、鬼花火伝説に語り継がれる地獄谷に棲む「湯鬼神」たちが、噴火のごとく迫力たっぷりに鬼花火を夜空に放ちます。湯鬼神が銅鑼の音とともに登場し、舞と勇壮な手筒花火を披露します。
開催は地獄谷展望台周辺で、20:30〜となっていますが、天候により中止する場合もあります。
登別観光協会:0143-84-3311
9月第2土・日に、登別漁港で開催。地場水産物の販売・海鮮バーベキュー、サケの宝引き、花火大会、外海遊覧などを実施されます。目玉は水揚げされたばかりのサケ抽選即売会や1500発を打ち上げる花火大会。ほか前浜で揚がった新鮮な海産物の即売なども人気です。初日はホタテやエビ、ツブなどの鮮魚や加工品が並ぶ海産物即売や飲食の露店約50店が午前10時から店開きする。漁港に停泊する漁船は大漁旗を掲げ、市民や観光客を歓迎、祭りムードが盛り上がります。タラコやコンブなどの海産物の引換券がもらえる「豊漁もちまき」など、参加無料の大盤振る舞がフィナーレの午後4時まで続きます。
いぶり中央漁業協同組合0143-83-5001
室蘭とその周辺への水産物供給基地である、追直漁港(第3種漁港)では、「北海道マリンビジョン21」の「つくり育てる漁港」と「ふれあい漁港」のコンセプトの下、養殖・畜養等の多目的支援基地(沖合人工島・Mランド)の整備を継続して進めており、現在、人工島へアクセスする橋梁の整備を実施している。Mランドはホタテやクロイソといった水産資源の養殖・畜養を支援する他、漁場関係者のみならず市民が訪れることが可能な施設です。
室蘭市経済部野農水産課:0143-22-1118
室蘭漁業協同組合:0143-24-3331
虎杖浜たらこの歴史は古く、大正末期より、北海道内でも優れた加工技術を持っていました。前浜で獲れた良質なスケトウダラの現卵を使用し、白老独自の加工技術でブランド「虎杖浜たら」を作り出しています。品質の高さと美味しさが自慢の「虎杖浜たら」は、全国から高い評価を受けている、白老町自慢の特産品です。
白老町役場産業経済課:0144-82-212
胆振水産加工業協同組合:0144-87-2633