長野県は全国に誇る農業県として、変化に富んだ地形や気象条件を活かした、個性的で美しい農村空間を形成してきた。原村は、八ヶ岳山麓の西南部の東西に長い八ヶ岳と諏訪湖の間に広がる標高900〜1300mの高原地帯です。降水量は少なく、日照時間は長めで、夏の気温は高原特有の涼しい気候で、高原野菜・花卉栽培や酪農が盛んで、自然豊かな環境の中でストレスのかからない牛や豚、鶏の育成が続けられてています。寒い冬は-15度にもなる年もありますが、夏は冷房の要らない避暑地として人気の高い高原保養地です。
原村役場農林商工観光課:0266-79-7931
原村は高原野菜や花き栽培の一大生産地で、澄んだ空気と水、光があふれる高原で育ったレタスやほうれん草・キャベツ・トマト・トウモロコシ・カボチャ・白菜・パセリなど、鮮度抜群の美味しさで知られています。豊富な日照時間が、スターチやアルス・ロメリア・アネモネ・シクラメンなど、美しい花々の屈指の産地でもあり、標高1100m辺りベジタブルランドは春から夏、高原野菜の畑がどこまでも続く世界に出会えます。
原村役場農林商工観光課:0266-79-7931
JA信州諏訪原村営農センター:0266-79-4711
キャベツは作付面積も収獲量も大根についで多い野菜ですが、夏キャベツは高温や干ばつに大変弱く、適温は15〜20℃が最適です。爽やかな原村の気候は高原キャベツとして生食でシャキシャキとした歯ざわりの良い、美味しいキャベツが栽培されています。キャベツには、ビタミンC・K・Uなど身体に大切な成分が多く含まれており、良く噛めば噛むほど抗がん作用のある、イソチオシアネートの含まれています。キャベツの保存はいかに水分を保つかにかかっています。切り口から水分が抜けて行きますので、丸ごとお求めになるのがおすすめです。
JA信州諏訪原村営農センター:0266-79-4711
セロリ栽培は大変難しい野菜で、湿度が低く涼しい気候でないと上手く育ちません。原村はセロリ栽培に大変適した気候地域で、4月の下旬頃から、ビニールハウスで苗が1本1本ポットに植えられ、手間ひまかけて大事に育てられます。5月上旬頃、20cm位に成長すると、ハウスから出て、露地栽培に移され、自然の空気をいっぱいに受けて大きく成長し、ハリのあるみずみずしく貫禄を増したセロリは6月〜8月には、朝早く一番美味しい時間に収穫され、ご家庭に届く事になります。原村では、セロリの葉をかき揚げや粕漬け、佃煮などでも食べられており、スープに入れると味がワンランク、アップします。
JA信州諏訪原村営農センター:0266-79-4711
真っ赤なぶどうの房のようなルージュ土ボルドーやイタリア生まれの極甘のフルーツトマト、卵形で生食でもトマトソースでも美味しい味の濃いトマトなど美味しいフルーツトマトが多種栽培されています。
JA信州諏訪原村営農センター:0266-79-4711
トウモロコシの栽培起源は大変古く、小麦や稲と並ぶ世界三大作物の一つです。7割近くは飼料用の原料になっています。食用も大半が粉類となっています。デンプンやタンパク質、糖分、脂質などの栄養をバランスよく含み、植物繊維はイモ類より多いと言われています。、非常に優れものの夏野菜です。原村では国内での夏野菜の生食用の甘くて美味しいトウモロコシが栽培されています。高原の気候がより深みのあり甘さを引き出してくれます。
JA信州諏訪原村営農センター:0266-79-4711
セルリー、パセリ、白菜、ホウレン草、レタス、ブロッコリー、野沢菜、白菜、キャベツ、大根などの高原野菜やトマト、キュウリ、ナス、カボチャ、スイカ、メロン、イチゴ、ズッキーニなどの果菜類、バレイショ、スイートコーン、ソバなど高原気候を活かした多くの野菜達が栽培されています。
JA信州諏訪原村営農センター:0266-79-4711
青く澄んだ空気の自然環境を活かして、諏訪湖周辺から八ヶ岳山麓地帯の標高760〜1200mの高冷地は花き栽培が盛んです。1日の温度差が大きく夏場は日中は暑く夜は涼しい、冬の積雪は少なく晴天が続きます。原村で栽培されているアネモネは生産量日本一で、他に輪菊・トルコキキョウ・スターチ・カーネーション・アストロメリア・花弁の大きいボリューム感のある宿根かずみ草などが主な花き栽培です。多くは6月〜11月の出荷ですが、アネモネは10月〜4月、アストロメリアは9月〜6月が出荷時期となります。
JA信州諏訪原村営農センター:0266-79-4711
標高1300mに広がる八ヶ岳山麓の雄大な自然環境の中で、農業者や農業指導者の育成が行われています。223haの広大な土地を活かし、畜産や野菜・花弁・水稲などを生産し、敷地内の加工施設でチーズや乳製品なども作られ、販売も行われています。5月〜11月上旬は農業などの体験学習活動なども行われています。また、毎年3万人を超える中学生等が卒業旅行等で訪れ、体験交流などを楽しみ農業文化などを学んでいます。
八ヶ岳中央農業実践大学校:0266-74-2111
畜産の主な家畜は乳牛150頭(内成牛90頭)、採卵鶏10,000羽、他に羊や山羊などもいます。加工施設では、高原牛乳や生乳100%ヨーグルト、フランスチーズに学んだオリジナルチーズ9種類、水を一滴も加えていない生乳で作られたアイスクリーム3種類、ケーキやムースなど品質が高く、安心安全な製品作りが行われています。又元気に運動している鶏の有精卵は神秘的な青色のアロウカナの卵で、約10,000羽の鶏が毎日新鮮な卵を産んでいます。
八ヶ岳中央農業実践大学校:0266-74-2080
標高1300mの八ヶ岳の峰々を一望できる広大な芝生公園を前に、かわいい三角屋根の直売所が、八ヶ岳中央農業実践大学校にあります。直売所では学生が育てた「長野県環境にやさしい農産物認証」の採れたて高原野菜や色鮮やかな花々、牧草をふんだんに食べた牛から搾ったミルクの乳製品や肉加工品、放し飼いの鶏の産んだ有精卵などなど、安心安全な製品や、花々がお求めいただけます。信州特産の寒天商品などもあります。
営業時間:AM10:00〜PM5:00(夏期はAM8:30〜PM5:30、無休)、1月〜3月中旬と毎週木曜日は定休です。
八ヶ岳中央農業実践大学校:0266-74-2080
八ヶ岳や南アルプスなどの山々に囲まれた、空気の美味しく、空が広い八ヶ岳高原で家庭菜園を楽しみませんか。原村は、標高約1000mの位置にあり四季折々の季節の彩りが楽しめます。特に高原野菜の美味しさは定評があり、一度味わえば忘れられない美味しさです。このような自然に囲まれた原村で家庭菜園を営みたい方を募集しています。『ペンションガルテン』とは、気軽な農業、野菜作り、土いじりを夢みている都市住民のみなさんにお勧めの原村独自のしくみで、「ペンションのオーナー」と「農家の方」が協力しながら、都市住民のみなさんの家庭菜園づくりをお手伝いしようとするものです。
原村役場農林商工観光課:0266-79-7931
高原野菜栽培が盛んな長野県の中で、夏場のセロリ生産日本一を誇る原村や富士見町は、諏訪杜氏のふるさとでもあり、日本一の産地です。諏訪杜氏の特質は、他の杜氏集団と共通する部分が多いが、諏訪杜氏には特徴的な性格も見られ、出稼ぎ先と母村や、また、各酒造会社の酒造出稼ぎ者は、富士見町と隣の原村内の近隣集落出身者が多く、多くが顔見知りである事など、個性豊かな諏訪杜氏文化を築いています。原村で栽培された精淨な酒造米を60%以下に磨き、諏訪杜氏の伝統を受け継ぐ原村生まれの蔵人たちが真心込めて仕込んだ本醸造酒が生産されている。「自然の恵みを何かの形にしたい」それは村の人々が考え続けたことでしたが、今その夢が原村の酒となって実り限定販売されています。
原村商工会:0266-79-4738
標高1,000mの高原の澄んだ空気のなか中央道諏訪南インターからの便もよく、自然との調和を図りながら約70件の事業所がハイテクゾーンを形成し、工業出荷額も200億円を超えました。また、諏訪テクノレイクサイド構想の工業開発地区に組み込まれ、諏訪南インター原村工業団地の造成により、ますますの活性化が進められています。工業部会では今年度の事業計画として、県の各種試験場の視察、海外研修の実施、会員事業の事業内容把握のための事業所訪問、親睦事業、地元学識者による講演会、 部会委員を選任しての活動等を行っていくことになりました。
原村役場商工観光係:0266-79-7929
原村商工会:0266-79-4738
雄大な大自然に囲まれた原村ペンションヴィレッジは、クアパーク(現在は原村自然文化園)を有する日本初の本格的なペンションヴィレッジとして開発され、カラマツ林の中に、北欧を思わせる可愛い宿泊施設が建ち並び、家族連れなどがのんびりと散策が楽しんでいます。ペンションヴィレッジは、第1ビレッジと第2ビレッジで約68軒のペンションが営業し、日本有数のペンション村の伝統を守り続けている。開発当初の目標に掲げていた、家族旅行に対応する宿泊施設としての役割を担い、広く社会や消費者に支持され、ペンション村の歴史を刻み続け、家族バカンスなどの普及に努めています。
原村観光協会:0266-79-7072
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「諏訪大社上社御柱祭」は7年に1度、寅年と申年に開催されています。平成22年の御柱祭には、8本の御柱が原村から出発し、15km離れた諏訪大社上社の二つの社を目指しました。そして、その前の御柱同様に、前宮二の柱を担当。地区ごとに小宮祭が順次開催されていきます。御柱出発の地である原村は遠方から訪れる方々の宿泊の穴場でもあります。
原村役場商工観光係:0266-79-7929
原村では布が大変貴重だった時代、着古した布を裂いて、敷物やこたつ掛けなどを作ってきました。物を大切にする心は今もこの地の人々に受け継がれています。
原村郷土館には「ぼろ織り機」が残っており、7月〜9月の開館中は無料で織り機の体験ができます。テーブルセンターやランチョンマットなど織ってお持ち帰りになる場合は糸代のみ必要になります。郷土館は標高1200mの地にあり、夏の暑い日にのんびりとご自分の作品つくりなどいかがでしょう。この伝統が現在もキルトなどの製作を盛んにしています。
原村役場文化財係:0266-79-7930
原村ペンション村近隣の地下1300mから湧き出す、八ヶ岳温泉の泉質はナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉で、リュウマチ・筋肉痛・関節痛・打ち身・慢性消化器病・冷え性・痔疾・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・動脈硬化などに効用があります。もみの湯は日帰り温泉で、天井の高い男女別内風呂の他、開放感のある露天風呂も人気があります。
10:00〜21:30の営業。第1・3水曜(祝日場合は翌日)年末年始が休み。
大人:500円、子供:300円(17時以降は大人:300円、子供:150円)
もみの湯:0266-74-2911
7月中旬頃〜8月末にかけて毎日、原村特産の新鮮な朝摘み野菜やみずみずしい花が並ぶ、朝市が開かれ、地元の農家で育てた丹精込めて栽培された品々が並び、高原野菜や花を求めて多くの方々が訪れます。
場所は原村ペンションビレッジ内で朝6時半〜8時頃(売り切れ終了)
6月は日・祝日に、9月は土日祝日にも開催しています。
原村観光協会:0266-79-7072
「八ヶ岳まるごと収穫祭」が毎年10月中頃の土・日に、八ヶ岳中央実践大学校で開催されています。当日はジャンボかぼちゃコンテスト、巣箱作り・建設重機の試乗などの体験、アルプホルン演奏など各種アトラクション、地元野菜の販売などの他、とん汁やポップコーンの振舞いなどが行なわれます。原村の産業が一堂に会し、生産者と消費者の交流を楽しみながら、開催されています。
原村商工会:0266-79-4738
原村は空気が澄んでおり、星の光をさえぎる光源が少ない為、星にとって豊かな環境が守られています。夏の星空のもと、たくさんイベントが開催されています。自然文化園では、季節ごとの星空・星座を観察する講座が毎月2・3回開催され、プラネタリウムを見た後には、屋外で実際に天体望遠鏡を使って星を観測できます。
満天の星空のもと、8/7〜8/22毎日午後7:30(開場)大人:1000円、子供:500円で星空の映画祭が開催されています。
原村自然文化園:0266-74-2681
森林浴を楽しみながら、八ヶ岳自然文化園を発着場所にして、森林を中心とした標高1200m前後の高原コースを、ファミリーで走る3kmコースと高低差85mの10kmコースがあります。毎年7月に開催しています。事前申し込みが必要です。
原村役場社会体育係:0266-79-4922
原村観光協会:0266-79-7072
諏訪湖畔の郷には、寛文2年(1662年)創業の「真澄」酒造蔵元があり、全国の酒蔵で使われている優良清酒酵母「協会7号」誕生の蔵として有名な酒蔵です。郷には9軒の地酒蔵元があり、自慢の地酒を醸しています。また、上諏訪の甲州街道沿い酒蔵街では、蔵元自慢の新酒ができる春と秋に、参加費2,000円で酒蔵から酒蔵を廻り歩き、自慢の地酒を楽しむ「上諏訪街道呑みあるき」が、毎年盛大に開催しています。
問合せ・申込先:0266-52-6161(宮坂醸造(株))
南アルプスのさくらんぼの種類は、主に「高砂」「佐藤錦」「香夏錦」「豊錦」「紅秀峰」「ナポレオン」「レーニア」など、佐藤錦系の種類が豊富なのも自慢です。毎年シーズンには、全国から数万人の方々がさくらんぼ狩りを楽しみに訪れます。
(5月上旬〜6月下旬が時期)
南アルプス市観光商工課:055-282-6294