熊野灘に至る熊野街道地域は、JR紀勢本線・国道42号等の交通網を中心に強い結びつきがあり、また、時代をさかのぼれば熊野街道で結ばれた歴史があり、一体感の強い地域として共に栄えてきました。大紀町は三重県の中南部に位置し、東部及び南部は紀伊山脈の分水嶺を境として、東部は度会町、南は南伊勢町、紀北町に接し、西部及び北部は大台町に隣接し、総面積の約91%が山林が占めています。地形は全般に急峻で、町内を流れる一級河川の宮川・大内山川・藤川沿いに、民家と耕地が散在する農山村部と僅かな土地に民家が集中する沿岸部から成る、典型的な農山漁村風景の地域で、比較的温暖な気候で、県内他地域と比べて降水量が多く、また、山間部と海岸部では地勢による違いがみられます。山間部では、特産の尾鷲ヒノキを産出する林業や農業が栄え、清らかな空気と水と大自然の中で育つ、ブランド「松阪肉七保牛」の生産や酪農による「大内山乳製品」の生産、川霧に包まれて育つ銘茶などを産出しています。海岸部では、 豊かな自然とリアス式海岸や熊野灘の黒潮などに恵まれ、県内有数の水揚げを誇る錦漁港には、鰹・鰤・真鯛・ヒラメ・鯖などを始め、季節の旬の魚貝類が豊富に水揚げされています。
大紀町役場商工観光課:0598-86-2212
大紀町沿岸は、豊かな大自然のリアス式海岸や太平洋熊野灘の黒潮などにも恵まれ、三重県内有数の水揚げを誇る天然良港の錦漁港は、まき網漁業・海面養殖漁業(鰤・鯛)・大型定置網漁業などを、主とする旧錦漁業協同組合が漁業基地として利用しています。カツオの一本釣り漁業や、全国的にも有名な錦の鰤大敷網(大型定置網)漁業で、黒潮に乗って沿岸に回遊して来る、イワシ類・アジ類・サバ類・ブリ類・マグロ類など、季節の旬の魚を水揚げしている。また、天然良港の湾内では、主にブリ・マダイなどの養殖漁業が行なわれ、東紀州の最良の漁場と言われ、「鰤の錦」として日本中にその名が知られている。
大紀町役場水産課:0598-73-3315
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
三重県の魚の養殖は熊野灘が中心で、その規模は全国的にも有数で、鳥羽市から熊野市に至る沿岸で行われている。魚の養殖は、昭和33年頃、尾鷲水産試験場が実証試験を行った頃から、三重県下に広がり、最初はハマチ養殖が中心であったが、ハマチに続き、昭和50年代後半からマダイの養殖が増え、平成の始め頃には、ハマチの生産量を上回り、現在では全国第2位の生産量を誇ります。県内では、ハマチ・マダイのほかにシマアジ・トラフグ・マアジ・ヒラメ・マハタなどが養殖されている。大紀町では、主にブリ・マダイ養殖が行われ、現在22養殖経営体があり、年間、ブリが約360t、マダイが約487t、の漁獲量を揚げています。また、錦漁港は県内有数のハマチの漁場でもあります。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
大敷網は大型定置網の初期のもので、江戸時代初期から明治末期まで全国的に普及し、イワシ類・ニシン類・ブリ類・マグロ類など、沿岸に回遊する魚類を対象にしていた。
錦浦の鰤大敷網は、明治30年代に始めた、島勝・九木での成功をみてからである。初めは、日本海の舞鶴で使われていた古網を使った小さな網だったので、十分な漁獲はなかったが、必ず採れると当時の村長と漁業組合長が話し合い、村民がお金を出し合い網を整え、大敷組合が生まれた。大正4年には、本格的に操業を始めている。現在では、鰤大敷網で全国的にも有名な錦で獲れるブリは、活きの良さも味も別格で、高く評価されています。また冬の風物詩、豪快なブリ漁の様子や水揚げ風景は、鰤の錦の自慢の漁村風景になっています。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
カツオ・ブリ・ヒラメ・サバの日本有数の漁獲量を誇る錦漁港には、熊野灘の季節の旬の魚が集まり、新鮮な魚が豊富に水揚げされ、市場は大変活気づきます。夏場には、黒潮に乗ってくる南の魚が水揚げされることも有り、豊富な種類の魚が年間を通して水揚げされています。春には、ヒラマサ・ケンケンガツオ・アワビ・サザエ・桜鯛・ウニ・イサギ・メバル・アジ。夏には、アジ・岩牡蠣・メイチダイ・トビウオ・赤ウニ・シマアジ・アオリイカ・イサギ・車エビ・タコ・ケンケンガツオ・イシダイ・タチウオ。秋には、伊勢えび・キツネガツオ・カワハギ・戻りガツオ・サンマ・アオリイカ・マンボウ・サワラ・アジ。冬には、ヒラメ・ブリ・アンコウ・マハタ・ウチワエビ・マンボウ・伊勢えび・ホウボウ・カワハギ・などの魚が揚がり、関西・名古屋・関東方面に出荷されている。
大紀町役場水産課:0598-73-3315
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
県内有数の水揚げを誇る錦漁港には、4月になると東紀州のの春の代表的な季節の魚、初鰹が水揚げされます。一本釣りやケンケン引きと呼ばれる漁法で釣られ、冷凍されず新鮮なまま水揚げされる。5月頃には、日戻りカツオと呼ばれる飛び切り旬の味覚が楽しめます。日戻り漁は、夜に長島港を出船し近海で漁をした船が、昼ごろ寄港し、競りが行われ、夕方には食卓に並ぶという、新鮮でとびきりおいしい旬のカツオです。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
熊野灘の黒潮に乗って回遊してくる天然ブリ、錦漁港は天然ブリの漁場として知られている。 鰤大敷網でも全国的に有名な錦漁港に揚がる天然ブリは、活きの良さも味も別格です。県内有数の漁業生産基地となっている錦湾産の、養殖ブリ・養殖ハマチは、旧錦漁協同組合が、自然豊かな熊野灘に面した錦湾周辺で、近代的な水産技術を駆使し、脂の乗った季節の養殖寒ブリを生産し、魚類の安定供給に努められている。春に水揚げされる鰤は、桜ブリ・彼岸ブリ・と呼ばれ、ブリの産地として知られる大紀町です。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
天然真鯛は、沿岸のやや深い岩礁に生息し、餌の多い沿岸で甲殻類を好んで食べ、産卵期の4月〜6月頃になると、海岸近くの浅い海や湾内にきます。桜が咲く時期に、外洋から内湾にのぼる真鯛は桜鯛と呼ばれています。錦湾産の養殖真鯛は、旧錦漁協同組合が、自然豊かな熊野灘に面した錦湾周辺で、近代的な水産技術を駆使し、脂の乗ったこの季節、養殖真鯛を生産し、魚類の安定供給に努められています。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
東紀州沿岸には、黒潮に乗って季節ごとに回遊する魚がやってきます。外洋の大型の魚は、イワシなど小型の魚を追って内湾にも入ってきます。春先の沿岸には、外洋に向かう前の稚魚たちが群れ、ウルメイワシなどは、脂がのっていて美味しい人気のある魚で、新鮮なものは刺身やウルメのすしにして食べます。マアジやマサバは、沿岸にすむ回遊性の海水魚で、海面に近いところにいて、イワシやアミなどを食べる。春から夏にかけて産卵し、ふ化した幼魚は内湾に入って夏を過ごし、秋の終わりに沖へ移動します。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
甘く美味しい刺身などで人気の高いアオリイカは、大きくなると45cm程度になる大型のイカで、春から夏になると、黒潮に乗って太平洋沿岸にやって来ます。国内で漁獲されるイカの半分以上がスルメイカで、真イカと呼ばれている。スルメイカは主に夏場に漁獲され、スルメ干しなど加工用途以外に、新鮮なものは、イカそうめんなどの刺身で食されています。ヒラメ・カレイは、沿岸のやや深い砂泥質底に生息し、産卵期は9月〜11月頃で、この時期は浅場に移動して来ます。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
東紀州沿岸では、10月から伊勢エビ漁が始まり、12月には最盛期を迎える。主な漁法は刺し網漁で、夕方に刺し網を仕掛け、早朝に網を引き揚げます。伊勢エビは、伊勢志摩に並ぶ漁獲高があります。また、値段も安く提供でき、珍しいウチワエビも獲れる。
東紀州沿岸は、豊な森の植物性プランクトンや、黒潮やさんさんと輝く日差しが、豊な海草を茂らせ、アワビやサザエの成育に適した環境を生み。海女漁が盛んな日本有数の漁場では、天然の貝を健やかに育てている。時には赤ちゃんの頭ほどの特大サザエも見つかるという。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
東紀州沿岸の地ウニ、旬の赤ウニは濃厚で甘くておいしい。知る人ぞ知る東紀州の地ウニは、地元民が愛してやまない磯の味です。岩牡蠣は「夏牡蠣」とも呼ばれ、夏が旬の牡蠣で、伊勢湾から熊野灘沿岸に広く分布し、真牡蠣(10月〜3月)よりも深いところに生息している。海女漁や牡蠣桁網漁などで、近年水揚漁が飛躍的に増加している。岩牡蠣は「海のミルク」と呼ばれ、タウリンや亜鉛・銅・ビタミンB群などを多く含み、栄養の宝庫。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
東紀州沿岸では、10月末頃には、待ちに待ったサンマが水揚げされる。北より南下して来たサンマは、適度に脂が抜け、紀州特産のサンマ丸干しやサンマ寿司に使われます。水揚げ漁港は活気に満ちて、いよいよサンマの季節到来です。紀州の鰤の三大漁場として有名な定置網漁(大敷網漁)で、1月〜5月の鰤敷や、冬には、鰤・マグロなどの魚が水揚げされます。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
黒鯛は内湾を好み、ときに川を登ることもあり、各地で「川鯛」などとも呼ばれている。エビやカニから海藻、スイカや果物なども食べる雑食性で、産卵期は春から夏で50cm前後になる。タイ科の魚ならでは、くせもなく甘みがあって旨い。刺身・塩焼き・潮汁・煮つけ・鍋物・汁もの・ブイヤベースなど料理を選ばない。地魚カサゴは、地元では煮付魚の代表恪といえる自慢の根魚で、身質はプリプリとしていて味も良く、地元でも人気の高い白身魚です。グレ(メジナ)は、1月下旬から3月上旬の産卵までの寒の時期が年間で最も味の良い時期です。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
錦事業所では、釣堀と釣筏をご用意しています。飛び入りも歓迎ですが、基本は予約制になっていますので、事前のご連絡をお願いします。釣堀では、マダイ・イサギ・ハマチが一年を通して釣れるほか、季節や仕入れの状況によっては、シマアジ・カンパチ・グレなどが釣れることもあります。釣筏では、アオリイカ・イシダイ・マダイ・アジ・イワシなどの多数の魚種を釣ることができます。釣れる時期などは、JF錦のHPで、釣果情報を掲載していますので、そちらを参考にしてください。皆様のお越しをお待ちしています。
紀州北支所錦事業所
釣筏事務所:0598-73-2340
錦は県内有数の水揚げを誇り、新鮮で魚種の豊富な魚を使った、干物の生産が盛んです。魚屋の前には、所狭しと魚の天日干しが並びます。カワハギのみりん干しなど、太陽の光をいっぱいに浴びた干物は、歯ごたえがあって、大変おいしく、根強い人気があります。アジ・サンマ・イワシ・カマス・タチウオ・イカなどの、新鮮な魚で作られた干物は絶品。東紀州地域には、多くの加工業者があり、長年の干物の加工技術により、さらにおいしく仕上げた、自慢の味を競っています。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
大紀町商工会;0598-74-1379
からすみの原料はボラの卵巣ですが、古くギリシャ、エジプトで作られた製法がシルクロードによって日本に伝来し,その形が唐の墨に似ていることからこの名があります。卵巣を根気よく血抜きして塩蔵し、塩抜き、整形、天日乾燥して出来上がる日本三大珍味の一つです。召し上がり方は、やはりそのまま薄く切っていただくのが一番。カラスミスパゲッティにしたり、少しあぶっていただくのもおいしい。ボラの卵を塩に漬けて干した、海の風味豊かな珍味です。酒の肴としても大人気。東紀州の特産品のひとつです。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
大紀町商工会;0598-74-1379
手付かずの森に響く滝の音。落差40mを誇る雄滝は名のとおり雄雄しく轟き渡り、程ない所にある落差35mの雌滝は流れ落ちる様も優しく、2つの滝は昔より雨乞いや修験の場として信仰を集めています。滝の入り口にあるもみじ茶屋は、渓谷遊びや森林浴のあとの楽しみとして軽食がご利用いただけます。もみじ茶屋、1階は喫茶室、2階は会議室と和室、3階は展望室となっており、森林浴や渓流遊びで疲れたときの休憩所としてご利用ください。
営業時間/10:00〜17:00
定休日/月・火(祝祭日は翌日)
もみじ茶屋:0598-74-0190
古代、八重谷山は海底より浮上した山で頂上は海抜約750mの国見岳でその流域面積は約250町歩あり、そのほとんどが石灰岩に覆われています。八重谷山はその名の通り8つの谷がありどの谷にも水が流れていません。頂上近くに5m四方、深さ100mの竪穴の鍾乳洞をはじめとしていくつかの鍾乳洞が点在しています。湧水口の水温は15度Cと四季を通じて変わることなく、水質も良好で飲料とされ、又この水を 利用してワサビ栽培をしている人もいます。
大紀町観光協会:0598-86-2243
宮川最大支流の大内山川は、旧大内山村と旧宮川村の境界を源として、大紀町を南西から北東に流れ本流宮川に合流、延長約40kmの一級河川です。宮川本流と同様、源流部はV字渓谷か連なる犬戻り峡などがあるが、概ね帯状に広がる河岸段丘です。国道42号線やJR紀勢本線と並走と交差を繰り返しながら流れ、流域にはキャンプ場や渓谷美を楽しめる大滝狭などが有ります。護岸には東屋やトイレなどが設置されている箇所もあり、釣り人にとって利便性が良く、毎年、県内外を問わず大勢がアユやアマゴを求め大内山川に訪れます。又、アユ釣はメーカー主催のトーナメントが開催されたりもします。
大内山川漁業協同組合:0598-74-0666
三重県は、西北に鈴鹿山脈、大台山脈を背負い、東南は伊勢湾、熊野灘に面し、県下の大半の地域は年平均気温が14〜15℃と温暖で、茶の栽培に必要とされる年降雨量1,500mm以上の地域で、ほとんどが茶の生産適地となっている。三重県は、栽培面積・荒茶生産量・粗生産額のいずれも、静岡県、鹿児島県に次ぐ全国第3位のシェアをもつ主要生産県で。また、かぶせ茶では、全国第1位の地位にあり、全国シェア約35%を占めている。温暖な気候に恵まれた南勢地区では、櫛田川や宮川などの清流に沿うように茶畑が広がっており、茶葉の品質が高く、品評会でも高評価を得ています。
JA伊勢経済2課グループ:0598-74-0666
JA伊勢大宮支店:0598-86-2019
大紀町役場農林課:0598-86-2246
櫛田川や宮川などの清流に沿うように茶畑が広がっており、川霧に包まれて育つお茶は品質が高く、品評会でも高評価を得ています。この地区の特徴として、「深蒸し茶」というお茶が多く生産されていることがあげられます。これは、製茶過程において、生茶葉の蒸し時間を通常の煎茶作りより多くとるという製法をとっているものです。長時間蒸すことでお茶の水色(すいしょく)が濃くなり、渋みが少なく、独特の甘みが生まれてきます。
JA伊勢経済2課グループ:0598-74-0666
JA伊勢大宮支店:0598-86-2019
滝原芋は、10月下旬から11月にかけてのみ出荷される、期間限定の旬の味。ビタミン、ミネラルを豊富に含んだ天然食品として人気が高く、食欲の秋のご飯のおいしさをより一層引き立ててくれます。瀧原宮の原生林に自生していた芋を、滝原の人が栽培したのがはじまりといわれています。同じ畑での連作を避け、また化学肥料に頼らず有機質肥料をたっぷり鋤きこむなど、いもの健康に気遣ったまさに「まぼろしの特産品」です。長いもやサトイモのように、すりおろしたり煮っ転がしにしてお召し上がり下さい。
道の駅木つつ木館:0598-86-3229
JA伊勢大宮支店:0598-86-2019
適度の湿気を保つ原生林は、椎茸栽培に最適であり、肉が厚く最良質の椎茸が人気を集めています。原木椎茸栽培、自然の木に種を植え自然の気候を最大限に活用しながら椎茸を育てる伝統的な栽培方法で、自然の恵みを受けて育った椎茸です。ホダ木(椎茸木)、1本に約20個位植菌します。夏は涼しく、冬は暖かい所へ、雨、風、日光は適度が望ましく、特に雨は栄養なのでしっかり当てます。夏の直射日光は避けて育てます。この状態で木全体に菌が回るように世話をし、役一年半かかります。二夏経過した秋に初めて収穫です。翌年の春から本格的に椎茸が出ます。
道の駅木つつ木館:0598-86-3229
JA伊勢大内山支店:0598-72-2321
東海地域は、岐阜県の飛騨地域の高冷地から愛知県知多地域、東三河地域、三重県紀州地域の温暖な地域まで地理的・気候的に多様な変化が見られる地域です。このような中で古くから多品目の果樹が生産され、全国有数の産地として全国にその名を博しています。櫛田川や宮川などの清流に沿うように茶畑が広がり、川霧に包まれる地域では、気候の温暖差を活かした、梅栽培・柿栽培を進める栽培農家が増え、山間部の栽培品目として評価が高まり注目されています。
JA伊勢経済2課グループ:0598-74-0666
大紀町では、どこの家にもしぶ柿があり、干し柿に加工していろいろな食べ方を工夫しています。干し柿に用いられる柿は、そのままでは食べられない渋柿であり、乾燥させることにより、渋柿の可溶性のタンニン(カキタンニン、シブオール)が不溶性に変わって渋味がなくなり、甘味が強く感じられるようになります(甘さは砂糖の約1.5倍とも言われる)。干し柿は、天然の自然食品であり、甘味が 高く、加工しやすい食材などから、和菓子や洋菓子などに利用されることが多くなり、各地で、干し柿生産が増えている人気の果樹です。
JA伊勢経済2課グループ:0598-74-0666
大紀町の七保地区・野原地区の七保牛農家は、優れた血統を誇る兵庫県産系などの雌の子牛を導入し、2年ほど野原など恵まれた自然環境の中で、松阪牛として大切に飼育され、松阪牛ブランドで出荷されます。松阪牛ブランド牛は、兵庫県但馬・淡路地方産などの優れた血統を持つ黒毛和種の雌の子牛を、三重県の雲出川〜宮川〜櫛田川流域の地方で肉牛飼育農家により2〜3年の期間をかけ、飼育される事、未経産牛(出産をしていない牛)である事が、肉牛飼育農家に求められる基準になっています。2004年には、七保地区で飼育された牛が松阪肉牛共進会のチャンピオンに輝きました。
JA伊勢経済2課グループ:0598-74-0666
JA伊勢大宮支店:0598-86-2019
大紀町役場農林課:0598-86-2246
清らかな空気・水、静かな環境の中で育てられた七保牛は、上質の肉質が有名で特上霜降り肉の深い味わいは「七保牛ブランド」で名高く、松阪牛肉として販売され多くの食通から高い評価を得ています。松阪牛肉は、松阪牛を食肉処理した上で、肉と脂肪の状態、肉と脂肪の交差具合が極めて上質である事が、出荷基準になっています。
JA伊勢経済2課グループ:0598-74-0666
JA伊勢大宮支店:0598-86-2019
大内山酪農の生産者(組合員)は、現在三重県下の16市町にまたがる、31名の仲間で構成されています。組合設立当初から「良質な牛乳づくりは健康な牛作りから」を合言葉に、牛に与えるエサは農薬検査を行うなど、独自の安全基準と乳牛の飼育管理で栄養価の高い牛乳づくりに取り組んでおります。 私たちが手塩にかけて大切に育てた乳牛から搾った牛乳をより多くの皆様に味わっていただくことを願って、生産活動に取り組んでいます。
大内山酪農農業協同組合:0598-72-2221
大紀町役場農林課:0598-86-2246
大自然の中でのびのびと育てられた乳牛より搾った「自然で美味しい」乳製品は、高い評価を頂いており、県内近隣の市町村はもとより、県外各地に出荷され、すっかりおなじみの品々です。生産者が搾った牛乳は、毎日工場へと運ばれ、工場入荷後2日以内に製品となります。鮮度がいかされた牛乳です。
大内山酪農農業協同組合:0598-72-2221
尾鷲ヒノキは、三重県の南部、尾鷲地域で産出される優れた木材をさして使われてきた通り名です。今でもその信用は高く、強靭で美しい尾鷲ヒノキとして知られています。尾鷲地域の山の斜面は急峻で土壌はやせており、木が成長するには厳しい自然環境です。そのなかでじっくりと時間をかけて育った尾鷲ヒノキは年輪が緻密です。関東大震災のとき、尾鷲ヒノキの柱だけが残ったというエピソードをはじめ、尾鷲ヒノキは強靭だと知られてきました。ヒノキは、日本を代表する針葉樹のひとつで、昔から重宝されてきました。用途は、社寺仏閣から住宅まで、建築用材を中心に、家具、彫刻、風呂桶、土木用材など様々な形で使われています。ヒノキは特有のいい香りを放ち、加工しやすく、耐久性も優れています。
大紀森林組合:0598-74-0224
大紀町役場農林課:0598-86-2246
作業道は、山林作業と一体化して森林整備や林産事業に必要不可欠なもので、「安価な道」として組合員の方々か・の3つが基本となっており、環境に配慮した壊れない作業道(道)づくりを目指しています。出来上がった作業道における利用間伐。ミニグラップルによる車両への積み込み等に利用。組合では、管轄区域の小中学校生徒の体験学習(下刈・間伐・炭焼)や森林学習に積極的に協力し、森林環境教育の推進に取り組んでいます。また、毎年「組合だより」の発行及び各地区で懇談会を開催し、事業説明、意見交換を行い組合事業に反映させています。
大紀森林組合:0598-74-0224
長引く林業不振により、森林所有者の山離れによる森林の荒廃が増加しています。後世に豊かな森林資源、健全な森林環境を残していく為にも、境界を明確にし、実測図面を作成・保管する森林管理事業は重要な役割となっています。森林の持つ機能を最大限に引き出すため、様々な補助事業を利用しながら若手現業職員中心に委託作業を実施しています。森林づくりについて組合員の皆様と話し合いながら植栽、下刈、間伐を行い循環型の森林づくりを進めています。(平成14年度より植物性オイルを全面使用)人家裏の立木伐採や剪定、草刈、送電線の支障木伐採など多様化する地域のニーズに応えています。
大紀森林組合:0598-74-0224
伐出コスト削減のため、小規模に分散した林地を取りまとめ団地化し、高性能林業機械を活用した提案型集約化施業を実施しています。また、その団地から生産された木材すべてを活用するカスケード(多段階)利用にも取組み地域材の有効活用に努めています。開設した作業道を活用し、グラップル集材を基本に行っています。プロセッサによる造材、フォワーダによる搬出の方法をとっています。地形によっては、タワーヤーダ・スイングヤーダを使った架線集材も取り入れ、作業効率を高め、少しでも多くの利益還元を目指します。劣勢木を中心に間引きする定性間伐と収益性に重点を置いた列状間伐を行っています。健全な森林をつくるため、間伐した木材の売上げを作業経費に当て、森林所有者の負担軽減につながるよう努力しています。
大紀森林組合:0598-74-0224
三重県産の檜、杉はどこの県に負けない良い素材であるため、地産地消にうってつけのものと考えています。県産材を利用することにより山林を活性化し、また海洋の保護にもつながる形態を担っています。三重県内の木材資源を有効活用することにより、手入れの行き届いた良い山を蘇らせることを一つの目的としています。手入れの行き届いた山とは、生育環境を活性化するために老木を伐採し、若い樹木を植林します。これにより光合成の活動を促進し、二酸化炭素の吸収を活発にします。現地で多数の原木から選択を頂き、選んで頂た原木にて、オーダー製品に仕上げます。
奥伊勢振興公社
木つつ木館:0598-86-3229
塗装は全て「エコ塗料」を使用し、シックハウス症候群に対応して安全で快適な環境をご提案いたします。基本的にビス・ボルト等は一切手に触れるところには使用いたしません。ご要望により、製作過程もご確認できます。製作者の顔が見えるシステムにより、よりご安心いただけます。ご注文承ります。
学校備品と環境に一役(大宮町立大宮小学校の事例)
奥伊勢振興公社
木つつ木館:0598-86-3229
名物朝市は、新鮮な取れたて野菜が目白押しです。生産農家が自信を持って供給しています。特産の滝原芋は、年に一度、10月末から 11月の販売です。
七保地区は「松阪牛」の生産地域です。松阪肉の地元が提供する「松阪重」牛丼は、必ず満足して頂けます。付合せの「南高梅はちみつ漬け」はお土産としても人気です。
営業時間/9:00〜17:00
定休日/毎週水曜日(祝祭日除く)季節時間延長
道の駅奥伊勢木つつ木館:0598-86-3229
大紀町は、隣町の紀北町との境には世界遺産熊野古道のツヅラト峠、荷坂峠がある。
三瀬坂峠は、高い峠ではなく、つづら折りが連なる急坂で、お地蔵さん、行き倒れ供養碑、茶屋跡などが残っている。三瀬川の集落〜多岐原神社〜宮川の渡し跡。〜三瀬坂峠案内標識〜杉木立の古道斜面と入る。少しきつい上り坂であるが、やがて平坦な峠の頂上が現れ休憩ポイントに。峠には宝暦地蔵や供養碑、茶屋跡があり、旅人達が行き交った往時がしのばれる。更に進むと下り道に〜R42を横断し〜のどかな町並みの中をしばらく進み〜皇大神宮別宮の瀧原宮へと通じる。途中、足痛の神「足神様」があり足の痛みに霊験あらたかと今も信仰を集めている。三瀬川地区の年配の方は、この道をとおって学校に通ったと言い、R42号ができる昭和中期までは、生活道として地元の人々に利用されていた。
大紀町役場商工観光課:0598-86-2243
熊野灘の玄関口の紀伊長島へ通じる街道は、大台町の中心部から折れて大内山川沿いに進み、途中には伊勢神宮と同等格式を持つ滝原宮があり、滝原宮の門前集落は熊野街道の旧道沿いに街村の形態で家並みが残り、往時の面影を色濃く残しています。滝原は熊野街道における正式な宿場町ではありませんでしたが、街道沿いにはいくつもの茶屋集落があったとされ、滝原もその一つでありましたが、滝原宮参詣の紀州公や要人も宿泊する本陣の役割も有し、他の街道集落とは一線を画していた事は現在の町並みからも十分伺い知る事ができます。今も残る古い町並みです。
大紀町役場商工観光課:0598-86-2243
瀧原宮、瀧原竝宮は、ともに皇大神宮(内宮)の別宮で、昔から「大神の遙宮」といわれています。ご鎮座の地は、宮川をさかのぼること約40km、その支流大内山川が深い渓谷をなして流れる山間にあります。「瀧原」という名は、大小たくさんの滝があるところから出た名です。そのむかし、西国三十三所の巡礼を志した人々が、まず伊勢の大神宮にお詣りしてから、熊野の第一番札所を目ざして歩みを運んだ熊野街道は、現在、国道42号線となり、当宮の前を通っています。ここから荷坂峠を越して黒潮洗う紀伊の海岸に出て、南紀への旅を快適にしています。瀧原宮は、紀勢本線の滝原駅で下車し、およそ1.5km。また松阪駅から出発する南紀特急バスが約1時間で一の鳥居前を結びます。自家用車の場合大駐車場もあります。
瀧原宮:0598-86-2018
第11代垂仁天皇(すいにんてんのう)皇女倭姫命(やまとひめのみこと)が、御杖代(みつえしろ=御使い)として天照坐皇大御神を奉戴して、宮川下流の磯宮(いそのみや)をお発ちになり、上流の方にご鎮座の地を求めてお進みになると、砂をも流す急流の瀬があり困っておられたので、真奈胡神(まなごのかみ)がお出迎えをしてお渡し申し上げた。そこで命はそのところに真奈胡神をまつる御瀬社(みせのやしろ)をお定めになったのが、今の皇大神宮摂社、多岐原(たきはら)神社です。瀧原宮の下流約6km、大宮町三瀬川の宮川に臨む断崖の上に鎮座されています。近年までここに熊野街道の「三瀬の渡し」がありました。倭姫命はさらに真奈胡神の案内でお進みになると、「大河の瀧原の国」という美わしい土地があったので、この地に草木を刈り払って新宮を建てられたのが、瀧原宮の起源です。そののち皇大御神のご神意によって、再び伊勢の方へ向われたので、瀧原にご滞留の期間はさほど長くなかったと思われます。このご由緒によってご遷幸後もかわることなく、皇大御神を奉斎して今日に至っています。なお、両宮とも皇大御神の御魂を奉斎しているのは、皇大神宮に皇大御神を奉祀し、同別宮荒祭宮に皇大神宮の荒御魂を奉斎する姿の古い形と考えられます。
瀧原宮:0598-86-2018
秋が深まる2011年11月20日に開けれた「頭之宮四方神社例大祭」は、古から守り続けらている祭事で、一年の中で最も重要なお祭りで、お米など農作物の収穫の喜びと感謝を神様に伝えるために執り行われます。祭典では神宮祭祀舞の奉納、境内では伊勢大神楽(獅子舞など)の公演や新米で作られた餅が撒かれる。また、伊勢神宮からは楽師・舞女による幽玄な雅楽の奉奏があります。露店も並び、大勢の人々で賑わう熊野街道の郷土祭事です。
頭之宮四方神社:0598-72-2316
梅雨明けの7月に本町の柏野地区で行われる天王祭りは、豊作と人々の健康を願って御舟山車が町内を練り歩き、山車のきしむ音と笛の音が郷愁的な夏祭りです。夕闇の中、昔ながらの調べの笛の音が聞こえ、やがて、数多の提灯の火を揺らせながら子供達に曳かれた御船山車が現れる。山車の上には笛を手にした若者が数人。笛の音と山車のきしみ、揺れる提灯、山車はゆっくりゆっくりと柏野本町を進み、奉納先の神社へと曳かれて行く。100年以上も続いているこの祭り、元々は天王の宵に行われる疫病退治と豊作を祈願した柏野地区だけの祭りだったが、今では「柏野夏祭り」と名前を変えて、柏野・崎地区全体の祭りとなって続いている。
大紀町役場商工観光課:0598-86-2243
鮎占神事は、大滝峡内の水戸神神社で7月の第一日曜日に行われる神事で、川の中程の大岩のくぼみに鮎を投げ入れ、今年の運勢の吉凶を占います。鮎のお祭りで、鮎を前方の石穴に投げ込む式で12人が12ヶ月の大安吉日を占う1人が投げ込む、時見物人の一喜一憂に感動した後、神社近くのキャンプ広場では、鮎の塩焼きの振る舞い(無料)や、生簀で鮎釣りコーナー(1回500円)もあり、舞台では和太鼓の演奏も開かれる。鮎が、うまく石穴(御鉢)に投げ込まれると大吉で、この鮎占いは、日本最古にして全国唯一の神事です。
大紀町役場商工観光課:0598-86-2243
大紀町の基幹産業でもある漁業を元気にしようと、新たな取り組みがスタートしました。始めたのは、まずは、地元の人々においしい魚をもっと食べてもらおと、今年の春から漁港内の三重外湾漁協紀州北支所錦事業所の1階で、週に2〜3回、鮮魚を消費者へ直接販売を開始、さらに毎週月曜には、職員が軽トラック「魚々錦(とときん)」に魚を積んで、山間部を廻る移動販売も始めました。6月からは、町内の山村で、毎週1回開かれる「朝市」にも魚を運んで出店するなど、地元での消費拡大にも力を入れています。錦地区では、たくさんの魚を自分でさばいて干物などに加工する人々も多く、錦事業所での鮮魚販売は人気を集めています。また、近くに鮮魚店のない山間部の人々も、移動販売によって新鮮な魚を購入することができ、「魚々錦」が来るのを楽しみに待つ常連客も多くなり、鮮魚販売を通じて地場産業や食文化などを伝えています。
三重外湾漁業協同組合
紀州北支所錦事業所:0598-73-2111
大台ヶ原山は、三重県多気郡大台町(旧宮川村)及び奈良県吉野郡に跨って座す山で、日本百名山・日本百景・日本の秘境100選に選ばれ、最高点の日出ヶ岳は三重県の最高峰です。頂上が平坦な複数の山からなる東西5 kmほどの台地状の山塊が存在し、日本では珍しい隆起準平原の例です。大台ヶ原は世界的に見ても多雨地帯であり、これが植物や動物など生物の生育と分布に大きな影響を与えている。そのため吉野熊野国立公園の中でも特に規制の厳しい特別保護地区に指定されています。大台ヶ原は年間降雨量5000ミリという、世界有数の降水量を誇り。多量の雨が湿潤な気象条件を生み出し、南の島屋久島と並ぶ我国を代表する原生林を形成し、他では類を見ない自然の造形を見ることがでます。カモシカをはじめ野生の日本鹿や、珍しい植物が四季に応じて観察できる。トウヒ林は分布のほぼ南限に島状にまとまった群落を形成し、ブナ林は西日本では最大規模になるなど貴重な自然財産となっています。
大台町宮川総合支所:0598-76-1714
大台町役場産業課:0598-82-3786
きいながしま港市(毎月第2・4土曜日)
紀伊長島区長島港の魚市場内で開催、鮮魚や地元産品を市価の約2割〜3割安く販売する安さと美味しさが評判を呼び、毎回大勢のお客様においでいただいております。
年末きいながしま港市(12月17日(土)〜27日(火))
紀北町紀伊長島区で開催、年末恒例の港市。新鮮な魚や地元特産品の旬の魅力を直接消費者に納得して購入していただくことにより、今後も安心して紀北町産品を購入していただくためのものです。
紀北町観光協会:0597-46-3555
国内有数のリアス式海岸と風光明媚な湾が連なる、漁師まち風景の南伊勢町は、太平洋の黒潮や熊野灘に恵まれ、古くから一本釣りマグロ・カツオ漁業が盛んに行われて来た、日本有数の漁業基地です。遠洋漁業の里と呼ばれている田曽浦は、全国のカツオ一本釣り漁船の1/3を占める。日本一のカツオ一本釣り漁業の郷として、一本釣り漁業の漁師文化を守り続けています。
南伊勢町役場産業振興課:0596-77-0007