縄文文化期までさかのぶる程、古くから古代民族によって日本海や天塩川などの資源が豊かな自然界で、漁が続けられてきた天塩町は、時代が変化しても主な産業は漁業です。天塩町の天然シジミは古くから獲られていましたが、漁業造成や施設整備などの取り組みが進められ、天塩川やバンケ沼などでシジミ漁が盛んになり、全国有数の漁獲量を誇る生産地に発展し、ブランド「天塩しじみ」を産出しています。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
5月下旬からバンケ沼でシジミ漁が始まり、7月中旬まで天塩川で漁が続きます。天塩のシジミはヤマトシジミで味と粒の大きさで日本一を自負するブランド特産品です。より海に近い天塩川産の青シジミは、淡いうす緑色で若々しく味も濃く高級品ですが、漁獲量が一般シジミの半分しかなく、貴重なシジミで地元でしか販売されていません。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
北るもい漁業協同組合天塩支所:01632-2-1113
豊かな天塩川を故郷とする鮭は、天塩町の漁業漁獲額の一位です。9月には定置網による鮭漁が始まり、脂の乗った美味しい「天塩鮭」は、新巻として各地へ出荷されて行きます。鮭が漁獲され出すと、町では毎年「てしお味覚まつり」が開催され、鮭の塚みどり競技やキノコ汁、餅まき、ゲームなど1日中楽しみます。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
北るもい漁業協同組合天塩支所:01632-2-1113
真カレイは、北海道日本海側で産卵し成長するものと、海遊しオホーツクまで旅して来るもがあり、刺し網や底引き網で漁獲されます。ヒラメは寒ビラメと言われるように旬は冬で、淡白な上品な味が特徴です。八角の顔をしたハッカクは刺身で食べると美味しいですが、水揚げが少なく珍重されている魚です。
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北るもい漁業協同組合天塩支所:01632-2-1113
ミズダコは東北から北の日本海に分布していますが、特に北海道からアラスカにかけの海で多く漁獲されます。地元漁港に水揚げされるミズダコはお正月に欠かせない、酢ダコや煮だこなど加工されて出荷されて行くことが多く、太い足は歯ごたえがあります。生ダコをサッと炙って冷水で冷やしてポン酢で食べるのも美味しい逸品です。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
北るもい漁業協同組合天塩支所:01632-2-1113
ホタテ貝は北海道の三大海産物の一つです。ホタテ貝は寒く冷たい海が好きですが、天塩町のホタテは荒海の日本海で育てられた良質のホタテ貝で、歯ごたえがあり旨みもたっぷりのホタテです。ホッキ貝も寿司ネタとしても有名ですが、北海道では刺身のほかに、バター焼きやホッキ飯・ホッキカレーなどで食しています。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
北るもい漁業協同組合天塩支所:01632-2-1113
天塩沖や日本海沿岸などの好漁場に恵まれ、季節の新鮮な地魚が漁獲され水揚げされています。水産加工業も盛んな天塩町では、地元で獲れた新鮮な地魚等を使った、水産加工品を生産し全国に出荷しています。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
天塩町商工会:01632-2-1045
日本海の荒海で育ったタコを漁獲し、地元漁港に水揚げされた新鮮なタコを、鮮度の良いまま独自の製法で仕上げたタコは、独特の食感と柔らさが秘伝の味です。また、新鮮な地魚を活かした豊富な種類の水産加工品を生産し出荷ています。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
天塩町商工会:01632-2-1045
雄大な天塩川は、流域に肥沃な土地を形成してきた。天塩の農業はこの大地を生かした専業化された大規模酪農です。明治から大正にかけて始められた酪農は、昭和35年の酪農振興を契機に基幹産業に発展し、乳牛1万数千頭、牛乳5万トンを生産するまでに発展しました。家畜糞尿は畑に還元する肥培かんがい事業も展開しています。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
天塩町農業協同組合:01632-2-1050
大切な森林を未来へ引き継いでいくために、留萌森づくりセンター協力のもと、新植林、下刈り、作業路整備、広葉樹改良、除間伐などの事業をしています。町内の小学校では、樹木の生命の音を確かめたり、森林の理解と関心を深める学習もしています。その森林材で作った天塩白炭は、火付きが早いのでバーベキューなどに好評です。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
天塩町農業協同組合:01632-2-1050
昭和45年アサヒ飲料鰍ナ特産のマスカットで作られた「マスカットサイダー」は、稚内・利尻・礼文・遠別・浜頓別などの道北で親しまれ飲まれ続けてきています。マスカットの爽やかな香りが涼しさを誘い、愛されています。天塩町を訪ねたら味わってみてください。
天塩町役場企画商工課:01632-2-1001
天塩町商工会:01632-2-1045
特産のミズダコは、年間処理量1000トン規模を誇り、水揚げから加工、パッケージから販売まで、漁協が一貫して運営している。煮ダコの生産は道内一で、水揚げ直後の「浜茹で」されたタコは、身の締まりが良く、歯ごたえがありながらジューシーで、ファンの多い自慢の味です。食の多様化で豪快な食感に人気があり、刺身・寿司・天ぷら・フライ・煮物・炒め物・肉の代わりにカレーにまで使われている人気の食材です。
遠別町役場経済課:01632-7-2111
遠別漁業協同組合:01632-7-3983
利尻礼文サロベツ国立公園のサロベツ原野は日本最大級の湿原で、サロベツ原野最大のパンケ沼とサロベツ川では、特産の「天塩産のシジミ」が採取されています。サロベツ川は手付かずの原始河川で、幻の魚イトウが生息し、幻の花「青いケシ」(6月上旬〜7月上旬)も咲きます。50種もの貴重な花が咲くサロベツ原野は、ラムサール条約湿原に登録ています。ビジターセンターは5月〜10月利用可。
幌延町役場経済課:01632-5-1111
幌延ビジターセンター:01632-5-2077