長尾城に居城していた岩田氏が武雄天神を氏神としてまつり、城内領内を鎮護する社として累世崇敬されたのが現在の武雄神社です。武雄神社は武豊町の名前の由来にもなっており、1878年(明治11年)に長尾村と大足村が合併した際、両村の氏神の武雄神社と豊石神社の頭文字をとり武豊村となり。昭和29年に武豊村は冨貴村と合併し武豊町となりました。武豊町は、愛知県の知多半島の中央部の東沿岸に位置しています。知多半島の温和な気候により、稲作・酪農・花卉栽培や野菜の栽培などの近代的な農業が発達し、世界最大級の火力発電所を始め、近年は化学製品・ガラス・薬品産業などが盛んになっています。古くから醸造業の盛んな武豊町では、伝統発酵食品の、豆みそ・たまり醤油を造り続けています。また、武豊港湾の進展や愛知県最初の国鉄武豊線の開通による、知多半島の発展の歴史や暮し文化・産業文化などが色濃く残っています。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
衣浦港は、知多半島と西三河地区に囲まれた南北約20kmの細長い形状の港で、5市3町(半田市・碧南市・刈谷市・西尾市・高浜市・東浦町・美浜町・武豊町)にまたがっている。南北のほぼ中央部には港の中枢である中央ふ頭があり、東側の碧南市と西側の半田市からそれぞれ突き出たような形で配置されている。また、中央ふ頭の東地区と西地区は海底トンネルで結ばれ、衣浦港の東西を結ぶ交通の要となっている。工業用地の造成や施設整備の進捗に伴い、臨海部には輸送機械や製鋼所などの製造業や発電所などの基幹産業を中心とした企業が進出し、知多・西三河地域の流通拠点としてのみならず、高次加工型産業を中心とする工業港として発展した。衣浦港の背後である知多・西三河地域は機械工業を中心とする高度産業集積に特色があり、今後はこの技術集積を基盤として先端産業分野に関する高度技術産業拠点の形成が期待されています。
愛知県建設部港湾課:052-954-6562
衣浦港においても貨物量の増大、荷役形態の変化、船舶の大型化等により、港湾施設の再編・岸壁の大型化等による港湾機能の高度化を図っています。産業の効率化や環境負荷低減へ配慮した、循環型産業システムを構築するための新しい産業を誘致するなど、新たな地域開発も必要となっています。港湾環境においても、地域にとって身近で憩う事のできる親水空間の形成とともに、港内の地区間を有機的に結ぶ「緑のネットワーク」の形成も促進しています。さらに、中部国際空港や新東名高速道路等の整備により、物流・人流の効率化と、世界へ開かれた港を目指す。船舶の大型化や貨物量の増加等に対応するため、武豊北ふ頭地区では水深-12mの多目的国際ターミナルが暫定供用し、物流コストの削減と物流機能の強化を図るとともに、地域産業の再編及び競争力の確保に取り組んでいます。
愛知県建設部港湾課:052-954-6562
武豊港は平成11年(1999年)に、開港百周年を迎えています。町の産業としての漁業は行われていません。豊かな三河湾を抱えている武豊港は、夏から秋のハゼのシーズンには、多くの釣り人で賑わいを見せます。工場温排水の出てくる排水口まわりは、年間を通して魚影が濃い注目ポイントで、特にクロダイは、冬でも温排水の影響を受けて大型が回遊し、釣り人に人気の場所です。ハゼ・シロギス・メバル・アイナメ・セイゴ・クロダイ・ボラなど、年中釣りが楽しめる武豊港です。
武豊町観光協会: 0569-73-1100
日本三大銘醸地のひとつに挙げられる知多半島は、半田・常滑など古くから醸造業の盛んな町が多く、武豊町においても、温暖な気候と良質な水に恵まれ、江戸時代より醸造業が行われていた。 特に明治初期から、港と鉄道をを利用した販路が拡大し、豆味噌、たまりの一大生産地となり、昭和初期には50軒余の業者で隆盛を極めていました。現在も5軒の醸造蔵が伝統的な、豆みそ・たまり醤油を醸し続けており、醸造蔵の周囲には黒板堀やレンガ造りの古い建物が多く残り、醸造蔵から漂うみそ・たまりの香りは、蔵のある歴史や伝統を伝える街並み風景を守り続けています。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
知多味噌溜醤油工業協同組合:
味噌は、穀物を発酵させて作る日本の発酵食品で、日本の定番調味料であり、日本の味として世界に広がっています。武豊町の味噌は、豆味噌(通称赤味噌)で、生産が盛んです。武豊町には、昔ながらの味を守る味噌、たまり醸造蔵が6蔵あり、いずれも100年以上の歴史を持つ蔵で、古い蔵は180年以上の歴史があります。武豊町で造られる、味噌は「豆みそ」と言われ、原料は塩と大豆のみで、長期熟成して造られます。 味はもちろんのこと、大豆イソフラボンを多く含み健康にも優れています。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
武豊町商工会:0569-73-1100
たまり(溜り)は、穀物を原料とし、醸造技術により発酵させて製造する液体調味料であり、日本料理における基本的な調味料の一つとなっています。原料は大豆が中心で、小麦は使わないか使っても少量である。豆味噌との関連が深く、豆味噌と同様に東海3県が主産地です。武豊町特産「たまり醤油」は、原料に大豆を100%使用していることから、一般醤油と比べてタンパク含量が高く、うまみ成分が高いのが特徴の調味料です。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
武豊町商工会:0569-73-1100
江戸時代に現在の名古屋市昭和区の御器所で沢庵がつくられ、日本でも有数の沢庵生産地として栄えた。鉄道の開通で大府や武豊などが沢庵原料の供給地となり。これがきっかけとなり、武豊町(当時は村)に十数軒と多くの製造業者が生まれた。味噌・たまりの醸造蔵が多くあった事から、漬ける桶も手近にあったのも発展した一つの要因。1970年代頃まで武豊では、味噌・醤油の製造と並んで沢庵の製造が盛んに行われていました。武豊産の大根を天日で干し、保存料、調味料、着色料は一切使わず、古来の製法にこだわって作ります。細切り昆布の風味とピリッと効かせた唐辛子の刺激が特徴の漬物です。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
武豊町商工会:0569-73-1100
JAあいち知多管内でのキャベツの栽培面積は91.6ヘクタールで、出荷量は3,400トン程になりますが、その内の約10%が武豊町で栽培されています。愛知県のキャベツは、作付面積、生産量ともに全国一で、特に冬から春にかけて県内をはじめ全国の消費地に出荷されています。出荷は10月から始まり4月まで続き、12月にピークを迎えます。11〜12月に収穫した後作にはタマネギが、1〜2月の後作にはバレイショやトウガンが栽培され、年2作型の輪作体系が組まれています。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
JAあいち知多
武豊営農センター:0569-72-0069
フキの食用としての歴史も古く、平安時代から食べられています。フキは野生フキを含め、200種類以上と言われますが、現在全国で栽培されているフキは、東海市で生み出された愛知早生フキです。JAあいち知多管内のフキの生産者は104人で、愛知県のフキ生産量の約90%を占め、全国シェアの40%を占める全国最大の産地です。マルに知多の「知」をつけた マークが知多で生産されたフキの目印です。
JAあいち知多
武豊営農センター:0569-72-0069
JAあいち知多管内ではタマネギを生産しています。知多地域は県内でのシェア約40%を占めている。出荷は管内で最も早い東海市養父地区の極早生系が1月上旬から始まります。東海市、知多市ではゴールデンウィーク明けにピークを迎え、5月末までとなります。大府市は中晩生種を栽培しており5月20日から1ヵ月間が出荷のピーク。7月上旬まで出荷されます。
JAあいち知多
武豊営農センター:0569-72-0069
イチジクの約40%は愛知県で生産されています。その内JAあいち知多は30%を占め、管内の132戸の生産者が栽培しています。出荷時期はハウス物は4〜8月、露地物は8〜11月。栽培品種はマスイドーフィンが6割、サマーレッドが4割です。マスイドーフィンは海岸から近くの温暖な地域での栽培に適しており着果しやすく収量も多く、みずみずしくしっとりとした食感。サマーレッドは光沢がよく、大きくて丸みを帯び、マスイドーフィンに比べると水分が少なく実がしっかりしています。甘すぎず、あっさりとした味で果肉が厚く、日持ちが良いという特徴があります。
JAあいち知多
武豊営農センター:0569-72-0069
JAあいち知多管内でブドウが栽培されています。知多半島では北東部の丘陵地帯で栽培が盛んです。栽培品種の構成は 巨峰80%、デラウェア5%、その他(安芸クイーンやピオーネなど)が15%です。収穫時期はデラウェアが7月25日から8月中旬、巨峰は8月上旬から9月中旬までで、8月15日から25日が巨峰の最盛期となります。全国的に見て収穫時期が早く、気候が温暖なため、一足早く天然物を味わうことができます。
JAあいち知多
武豊営農センター:0569-72-0069
知多地域のカーネーション栽培の歴史は古く、昭和25年ころから本格的な栽培が始まりました。一時期は「知多の花といえばカーネーション」といわれるほど全国的なカーネーションの産地として有名になりました。現在、全国のカーネーション生産額の約15%、を愛知県が占めています。全国では長野県に次いで全国第2位です。JAあいち知多は、愛知県で第2位の産地で生産額では県内の約16%を占めています。出荷は10月から翌年の6月まで、母の日に向けて4月下旬から5月上旬にピークを迎えます。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
JAあいち知多
武豊営農センター:0569-72-0069
JAあいち知多管内では、主にシンビジューム、デンドロビウム、コチョウラン、カトレアなどが栽培されています。生産者は61人で栽培面積は約5ヘクタール、作付延面積では20ヘクタールです。夏場は、避暑のためにトラックで涼しい山間部へ移動。そのほかの季節は平地でハウスで育てます。新品種を産み出す研究が常に行われています。
JAあいち知多
武豊営農センター:0569-72-0069
JAあいち知多管内には乳牛を飼養している酪農家が126戸あり、1万2千100頭の乳牛を大切に育て、毎日牛乳を搾っています。酪農王国といわれる愛知県には460戸の酪農家があり、3万3千頭の乳牛が飼養されています。県内で生産される生乳の30%を占める知多半島。管内での酪農は半田市でもっとも盛んで、飼養戸数は38戸、飼養頭数は5060頭にのぼります。半田市・南知多町では、全国的に見ても一戸当たりの飼養頭数が多くなっています。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
JAあいち知多
武豊営農センター:0569-72-0069
長尾城は、鎌倉時代から戦国時代までの岩田氏の居城であり、現在の武雄神社境内を含めその一帯の高台を構内として豪をめぐらし、その南東に本城を築いたと言われています。現在、長尾城は現存せず、その姿を見ることはできませんが、現在も残る石垣が、当時の面影を伝えています。長尾学校は、蓮花院の庫裡にあったものが、1879年(明治12年)にこの場所に移転しました。1887年(明治20年)に「武豊学校」、1892年(明治25年)に「武豊尋常小学校」と改称しましたが、現武豊小学校が建設される1899年(明治32年)までの20年間ここは、子どもたちの学び舎でした。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
1886年(明治19年)、愛知県で最初の鉄道として国鉄武豊線が開通した。鉄道敷設を契機に武豊町は大きく発展しました。現在は、JR武豊駅が武豊線の終着駅で、かつては、約1km先の武豊停車場(武豊港駅)が武豊線の起点であった。 武豊港駅は、1892年(明治25年)に現武豊駅が設置され、営業を中止したが、1930年(昭和5年)に再び武豊港駅として復活したが、1965(昭和40年)に廃止になった。かつて武豊港駅があった場所には、現在も転車台が残っており、その周囲は小広場として整備され、鉄道文化を感じられる憩いの場となってる。転車台は、蒸気機関車の向きを変えるための装置で、武豊町の転車台は「円形木板張り井桁状転車台」という直角二線式のもので、全国で武豊町にしか現存しない大変貴重な鉄道文化遺産です。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
武豊町には、210年以上の歴史と伝統のある、11台の山車が現存しており、そのすべてが町の有形民俗文化財に指定されています。山車は、普段は各地区にある「鞘蔵」内に保管され、毎年、それぞれの地区のお祭りで曳かれています。 5年に1度の「武豊ふれあい山車まつり」では、11台すべての山車が練り歩き一堂に見ることができます。山車は、1796(寛政8)年に旧知多郡大谷村(現在の常滑市大谷)が大工善兵衛に依頼して制作したもので、1839(天保10)年に旧大足村が購入したものです。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
江戸時代の記録によれば、武豊の祭礼は天明年間(1781年頃)には、山車が曳き回されていたと記述されている。立川流一門や地元の彫常らの手による彫刻を競うように入れる等の整備・改修を重ね、その伝統は現在に引き継がれております。4月の春祭りは、桜並木の中を山車が曳き回され、11輌の山車のうち4輌には山車からくりが、また、舞台を設えた1輌の山車では、三番叟がそれぞれの神社に奉納されます。7月の豊石祭は、雨乞いの祭りで、蛇の口祭とも呼ばれ宵祭の上山では、竜になぞらえた大きな手筒の口から、花火を吐き出しながら蛇の口が振り回される様は壮観です。
富貴春まつり:4月第1土日、長尾春まつり:4月第2土日、町内の11輌の山車が一堂に集結する「武豊ふれあい山車まつり」も開催されています。7月第3土日
武豊町歴史民俗資料館:0569-73-4100
武豊町役場産業課:0569-72-1111
毎年7月の中旬の土・日曜に、武豊町の武石神社で「大足蛇車まつり」が開催される。昼には地区を蛇車と呼ばれる山車が曳き廻され、夜になると豊石神社に曳き込まれた山車の上から蛇が火を噴くように「手筒花火」が山車の屋根で振り回される「蛇ノ口花火」が奉納される。「蛇ノ口花火」は、衣浦湾に棲む龍神の娘が人間に化身し、若武者に想いを寄せる。結ばれぬ恋に娘は命を落とすが、この娘こそが豊石神社の祭神で、その霊を慰めるためのからくり花火と伝えられている。
武豊町役場産業課:0569-72-1111
武豊町は古くから味噌やたまりをつくる醸造業が盛んなまちで、路地を入っていくと、黒い板塀の続く蔵のある町並みがあります。大足・里中地区を中心として、かつては町全体に50軒もの醸造蔵があったほどでした。現在は、5軒の醸造蔵が伝統的な味噌やたまりをつくり続けており、昔ながらの町並みが守り受け継がれています。醸造蔵では、醸造工場の工場見学体験や手づくり味噌教室を行い、日本の発酵食品文化や醸造蔵元文化などを体験いただいています。
伊藤商店:0569-73-0070(要予約)醸造工場見学体験
中定商店:0569-72-0030(要予約)手づくり味噌教室開催
日本三大銘醸地のひとつに挙げられる知多地方は、昔から醸造業とともに栄えました。特に武豊町は、温暖な気候に恵まれ、明治初期から港と鉄道を利用し、販路を拡大し、豆味噌、たまりの一大生産地となり、昭和初期には50軒余の業者がおり、隆盛を極めていました。醸造伝承館は、1879(明治12)年創業の中定商店が1916(大正5)年に建築し、「大五蔵」と言う名前の食塩を貯蔵していた蔵を改装し、1987(昭和62)年に誕生しました。過去に使用していた味噌、たまりの醸造用具や資料を展示し、その用具をじかにふれ、動かすことも出来ます。あわせて資料の閲覧も出来ます。
開館時間9:30〜17:00 休館:日・お盆・年末年始 入館無料
電話予約を願います、担当者が案内します。
中定商店:0569-72-0030
武豊町では、毎年11月第2週の土・日に、「武豊町産業まつり開催」を開催しています。当日は、フリーマーケットをはじめ、お買い得商品(地元新鮮野菜、たまご、バナナ)の販売や、どて煮・米粉ラーメンの試食、お楽しみ抽選会やステージイベントなど盛りだくさん。今年は東日本復興イベントとして東北物産展も開催されます。みなさんぜひお越しください。
11月12日(土)10:00〜16:00 11月13日(日)10:00〜15:00
会場:ゆめたろうプラザ(武豊町民会館)及びその周辺
武豊町役場産業課:0569-72-1111
【三・八朝市】半田小学校南(3・8の付く日)
【一・六朝市】乙川八幡社境内、成岩東児童遊園横(1・6の付く日)
【二・七朝市】青山公園内、亀崎公民館西(2・7の付く日)
【四・九朝市】住吉コミュニティーセンター、神戸川沿い(4・9の付く日)
【五・十朝市】山ノ神社境内(5・0の付く日)
市内の各地区で、古くから続く朝市が開かれている。地域の新鮮な野菜や果物、新鮮な魚や干物、日常雑貨や衣料品、名物タンゴやお菓子など、地元の物産が安価で販売。特に昔からお年寄りに人気です。新鮮な産物と交流を楽しみ、買物ができることで人気が高まっています。
半田市役所商工観光課:0569-84-0634
冷暖房完備の常滑競艇場を主会場に常滑焼の約50店舗が出店する「常滑焼祭り」が8月第4土日に、大即売市・ステージイベントをはじめ各協賛行事も開催されます。イベントのやきもの道場、ボートレーサーとペアボート・ゴムボートの試乗会は毎年大人気です。土曜日19:00からは納涼花火大会も開催されます。また、第2会場のセラモールにおいても即売市が開催されます。
常滑焼まつり協賛会:0569-34-3200