遊佐町は、山形県最北部にある人口約1万5千人の町で、山形県庄内平野の日本海沿岸最北部に位置し、北には秀峰「鳥海山」をはさんで秋田県に接し、中央部には肥沃な庄内平野が広がり、町全体をなだらかに横切るようにして月光川が流れ、町南部の海岸線には砂浜が広がり、夏には海水浴を楽しめます。また、かつて北前船で隆盛を極めた酒田市に接し、北部海岸線は鳥海山から流れ込んだ溶岩による岩礁が広がっており、良い漁場となっています。農業を基幹産業として栄えてきた遊佐町は、海の幸や山の幸にも恵まれ、四季をとおして豊富で新鮮な食材と自然豊かな風景を楽しむことができます。
遊佐町企画課:0234-72-3311
鳥海山は、山形県と秋田県の県境にあって、日本海に面し、標高2,236メートル。またの名を出羽富士とも呼ばれ、山麓周辺の人々の守り神として、古くから崇められてきました。気象変化は激しく、それだけに四季の彩りも鮮やかで、その自然の変化には目を見張るものがあります。降り積もった雪が豊富な沢水となり、幾条もの谷を刻んで広い山裾に流れ、御水は水田を潤し稲を育ててきました。人々の生活の背景にはいつも鳥海山があり、信仰の山としての存在も大きく、その姿の美しさとともに心の支えとなっています。
遊佐町企画課:0234-72-3311
遊佐町は、清らかに溢れる湧水の里として知られており、遊佐町を流れる月光川水系7河川には、かつて7ヶ所の鮭の採捕場・孵化場がありました。その歴史は古く、1800年代には庄内藩が牛渡川と滝渕川を鮭の種川として指定。鳥海山の伏流水からなりたち、梅花藻が揺れる清流として知られる牛渡川上流の箕輪地区では、明治時代から採捕と孵化事業が始められました。現在では箕輪鮭漁業生産組合、升川鮭漁業生産組合、高瀬川鮭生産組合の3ヵ所で、孵化・放流が行われています。また、吹浦漁港の月光川の河口では、毎年10月上旬から下旬まで鮭を釣ることができます。一人一匹は持ち帰れます。許可申請が必要です。山形県外からも訪れる人気の釣りです。<2015年度は休止とさせていただきます>
【鮭のつかみどり大会】
毎年10月下旬には「鮭のつかみどり大会」が、遊佐町月光川沿いのサン・スポーツランド遊佐北側の河川敷公園内特設水路で開催されます。県内外からたくさんの親子連れで賑わいます。
(鮭のふ化事業に関して)遊佐町産業課:0234-72-4521
(鮭のつかみどり大会に関して)遊佐町企画課:0234-72-3311
遊佐鳥海観光協会:0234-72-5666/
昔むかし、その昔から遊佐の人々は湧水と共に生活をしてきました。遊佐町は湧水の宝庫で、1996年に「水の郷百選」(国土交通省)に認定されました。「湧水の里」として知られております、ここ『胴腹滝』は湧水の中でも一番人気と言ってもいいほどのスポットです。『胴腹滝』は、鳥海山の伏流水が山腹から湧き出ている様子から身体の「どうっぱら」という例えで名づけられました。冬でも凍ることがないので、年中水を汲みに来る方がいらっしゃいます。二筋の滝は味が違うと言われておりますので、飲み比べてみてください。
遊佐町企画課:0234-72-3311
庄内地方は日本有数の米どころとして知られています。この地で米づくりが本格的に始まったのは8世紀、出羽の国が置かれるようになってからのことですが、江戸時代に入ると、庄内藩主酒井忠勝が稲作を奨励したことによって増産に拍車がかかり、庄内は米の一大産地として全国にその名を知られるようになります。
遊佐町産業課:0234-72-3311
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町の飼料用米プロジェクトが、社団法人中央畜産会が主催する平成20年度「畜産大賞」の地域畜産振興部門の最優秀賞を受賞しました。 「こめ育ち豚」で広げる水田農業と消費の輪。食べる手・作る手・つないで食の再興計画 遊佐モデルのチャレンジ、飼料用米プロジェクトは、我が国の畜産が抱える構造的問題点を地域的な取り組みによって少しでも解決しようと努力している好例であり、次の4つの視点から非常に高く評価されています。@飼料用米の生産利用により、飼料自給率の向上に努めていること、A転作田が耕作放棄地になるのを回避し、地域資源である水田を利活用しようとしていること、Bトウモロコシの輸入量を削減し、フードマイレージを短縮しようとしていること、C飼料用米の生産者、養豚経営者、豚肉加工業者、生協、消費者が農工消連携を通して、安全・安心なフードシステムを構築していること。
遊佐町産業課:0234-72-3311
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
庄内平野の海岸線に延々と続く「庄内砂丘」は、熊本・茨城と並ぶ、アンデスメロンの日本三大産地のひとつです。春から夏にかけて、九州は熊本から始まるアンデスメロンの収穫期は、茨城に続き、そして7月からの夏の時期、山形県の庄内砂丘で最盛期を迎えます。
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
JA庄内みどり遊佐畑作部会メロン根菜専門部では、小玉スイカ栽培とブランドスイカの生産に取り組み、「同専門部」が生産する小玉スイカは、市場からの評価が高く、価格も安定していて販売環境に恵まれています。生産者・選果人・JAの3段階の目でチェックし、消費者に届けています。小玉スイカは、専門部の約50人が約9haの畑で栽培し、出荷先は主に京浜市場ですが、県内を始め大阪府や兵庫県など近畿地方にも出荷しています。
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
遊佐町の中山間を中心とした傾斜地で柿が作付されています。刀根早生(トネワセ)と平核無(ヒラタネ)という品種があり庄内柿のブランドで生産されています。また、加工品の干し柿の需要も増えており、生活クラブ等に出荷しています。
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
JA庄内みどり庄内柿部会遊佐支部では、安全・安心かつ高品質・良食味な庄内柿づくりを目標に掲げ、可能な限り化学肥料や化学合成農薬を使用しない栽培に取り組み、県の「特別栽培認証」対象になり、県の特別栽培の認証を取得した。構成員全てがエコファーマー認定を取得、深耕施肥機(グロースガン)を用いて土壌改良資材や有機質肥料を直接土中に施用し、肥効の効率化や根域の改善を図る等土づくりを基本とした果樹栽培に取り組んでいる。干し柿「柿ロマン」の販売への積極的な販路開拓等で、干し柿の需要も増えており、生活クラブ等に出荷しています。
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
遊佐町では、町民がハンガリーを訪問した際に食べたパプリカの美味しさが忘れられず、自分たちも栽培できるのではと考え、平成15年よりパプリカのまとまった栽培を開始しました。日本の夏秋産地として有数の生産者数を誇る遊佐町は、肥沃な土地と鳥海山の伏流水で育まれた美味しい食材が採れる産地です。パプリカは南アメリカ原産のナス科の植物で、栄養価が高く、レモンに比べてもビタミンCやEなどが豊富で、健康や美容に良いと言われています。肉厚で甘味があり、ジューシーな色合いはやみつきになるほど!また、赤・黄・オレンジといったカラフルな色合いが食卓に彩りを与えてくれます。
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
ウルイは、ユリ科ギボウシ属の多年草・オオバギボウシの若葉で、遊佐町での促成栽培は山間部で、30年余り前に始まりました。JA庄内みどり鳥海山菜専門部が、ウルイ栽培に取り組んでおり栽培面積も増え、主に首都圏へ出荷されるなど、全国トップブランドに支持されています。2年前の春に株分けしたウルイを、前年晩秋から順次ビニールハウスに移植し、てもみ殻をかけ、地中に通したパイプにお湯を回すなどし、床を15度前後に暖めながら1カ月ほど育て、30センチ程度になったものを収穫しています。もみ殻の中から掘り出されたウルイは、透き通るような純白の茎と、優しい薄緑色をした葉が鮮やかで、早春の旬を感じさせる野菜として人気です。
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
山形県は、白ネギ食文化圏として根深ねぎ系を栽培し、葉鞘を白く柔らかくするために土寄せをするのが特徴で、秋に種をまく夏〜秋どり、春まきの冬〜春どりの周年生産しています。庄内地方の長ねぎ畑では、土中の白い鞘部分は、冬場で33cmが標準で、夏は短めで、冬が旬のねぎの土寄せは、生長期に3〜4回行い、土を葉鞘の部分にかぶせるように寄せます。一回目の土寄せ時が大事で、茎がまだ弱かったりすると、ねぎは曲がって伸びてしまう。
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
国産の赤とうがらしが少ない事から、パプリカ生産者を中心に栽培が行われています。露地栽培で収穫した赤とうがらしは葉を取り、虫被害や着色不良の実を外す作業行います。その後、乾燥作業など人手を必要とす作業が多く、多くの労働力が必要であり、栽培面積拡大や生産量維持などに向け、夢都里路の労働参画で援農協力を頂き、生産量を維持する取り組みを実施しています。
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
JA庄内みどり管内、遊佐町産のユリ(オリエンタル)です。年間を通して栽培されており、高い品質と安定した出荷量が各市場から高く評価されています。山形県での栽培は、10数年前から本格化し、庄内地方と村山地方が主産地となっています。栽培種は、カサブランカに代表されるオリエンタルハイブリッド(OH)と呼ばれる華やかな種類です。球根から植える栽培では、暑さによる奇形を防止するために、事前に冷蔵庫で芽出しをしてからハウス内に定植します。
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
山形県でも平成12年から地鶏の開発が始まり、遊佐町で飼われていた貴重な「赤笹系シャモ」を元に新しい地鶏が誕生しました。赤笹系シャモと名古屋種との交雑鶏を父鶏に、横班プリマスロック種を母鶏にして交配を重ね、3年の歳月をかけて誕生した新しい鶏は「やまがた地鶏」と名付けられました。やまがた地鶏の肉は赤みをおびて鶏臭さがなく、うまみ成分であるアミノ酸のうち特にグルタミン酸の割合がブロイラーより約10パーセント多く、うまみ、コク、歯ごたえの三拍子が揃っています。
やまがた地鶏振興協議会
JA庄内みどり遊佐支店:0234-72-3232
遊佐町産業課:0234-72-3311
吹浦漁港は、庄内海岸の北側に位置し、二級河川月光川の河口にある。古くから鮭漁が盛んな所であり、沿岸漁業及び沖合漁業の根拠港です。また、漁港北側には史跡十六羅漢、南側には海水浴場、背後には鳥海山、付近には温泉がある観光地でもあります。吹浦漁港は、山形県漁業協同組の漁業基地としての役割を担い、沿岸漁業や沖合漁業の水揚げ基地としても活躍し、日本海の季節の旬の魚介類を水揚げし、地域の暮らしや地域産業などを支えています。
遊佐町産業課:0234-72-3311
山形県漁業協同組合吹浦支所:0234-77-2501
平成28年秋季に山形県で開催される「第36回全国豊かな海づくり大会〜やまがた〜」を県内全域で盛り上げるため、県内の漁協等と連携して、子どもたちを対象に、県の魚サクラマスをはじめとした多様な魚種の体験放流事業を県内の様々な地域で実施していきます。平成27年度第14回目となる大会記念リレー放流を、7月8日(水)に月光川(遊佐町吉出・遊佐小学校グラウンド南側)にて実施し、遊佐町立遊佐小学校の3年生44名が参加してくれました。今回の放流は、月光川養漁業協同組合の皆さんのご協力のもと、約2.5gに成長したサクラマスの稚魚約12,000尾を放流しました。
遊佐町企画課:0234-72-3311
サクラマスは、桜の咲く頃に川に遡上し、川や海に春を告げる魚として、県内では沿岸や河川で漁獲されるため、平成4年「山形県の魚」に制定されました。サクラマスは、「銀マス」・「本ます」あるいは「川ます」等と呼ばれ、旬は4月〜5月で体重2kg前後となり、ます類の中で最も美味とされています。
「アキアジ」は、秋に獲れる鮭を指し、「トキシラズ」は、秋に獲れる鮭が5〜6月に獲れることから呼ばれています。東北地方の正月を迎える魚として鮭は必需品で、縄を口に通して干した塩鮭を新巻鮭といい、冬の保存食として人気が高い魚です。
山形県漁業協同組合吹浦支所:0234-77-2501
鯛は、その姿と味から「魚の王様」と言われ、広く親しまれています。身は白身で変質しにくく、味も淡白。体長1mにも達しますが、通常は50cm以下のものが多く、水深50m前後の岩礁 域や周辺の砂泥底に多く生息し、春から冬にかけて漁獲されています。
庄内の漁港では一年を通して、さまざまなカレイ類が水揚げされています。マガレイ、マコガレイ、イシガレイ、ヤナギガレイ、メイタガレイなど、およそ20種類にも及ぶといわれるカレイのなかで、庄内に暮らす人々に一番人気があるのがマガレイです。口元が小さいことから地元では口細鰈と呼ばれています。
山形県漁業協同組合吹浦支所:0234-77-2501
スルメイカは、身は柔らかく刺身が一番ですが、煮物や焼いてもおいしく、また、身の中にモチ米を入れた「イカ飯」も人気があります。
ヤリイカは、胴の形が槍のようであるため付いた名前で、寿命は約1年とされています。オスは胴長30cm、メスは20cm位です。秋以降、底びき網で獲れ始め、年末にかけてだんだん大きくなります。
山形県漁業協同組合吹浦支所:0234-77-2501
日本海庄内浜の天然のワラサ(ブリ)は成長魚として代表的な魚で、関東ではワカシ・イナダ・ワラサ・ブリ、関西ではワカナ・ツバス・ハマチ・メジロ・ブリと成長するにつれて呼び名が変わる出世魚です。縁起の良いお魚とされ、祝い事などにお刺身で振舞われます。
山形県漁業協同組合吹浦支所:0234-77-2501
山形県遊佐町の鳥海山のミネラル豊富な伏流水とそこに育つプランクトンを食べて成長した「天然岩牡蠣」は特に珍重されています。 毎年6月から産卵期を迎える8月のお盆頃まで格別の美味しさで観光客などに注目されており、岩牡蠣は貴重な地域海産資源です。岩牡蠣漁が解禁になる6月かお盆頃まで平均200s/日の水揚げがあります。他県産地では「殺菌装置」の導入が進みつつあり、遊佐地区に於いても殺菌ができる施設の導入計画を進めています。
山形県漁業協同組合吹浦支所:0234-77-2501
ハタハタは、庄内地方では昔から大衆魚として人気が高いのですが、近年では漁獲量も少なく大衆魚から高級魚となり、高値で取引されています。卵は「ブリコ」と呼ばれ、産卵期は脂がのって特においしく、白身でさっぱりとした味で、素焼きや湯上げにして素醤油でもおいしく、生のまま鍋物などに入れて食べられています。
紅エビの正式名称は「ホッコクアカエビ」といいます。山形県の庄内地域は、全国でも5本の指に入るホッコクアカエビの一大産地です。冬場になると、真っ赤に色付き、身のしまったエビが水揚げされます。品質や味の良さから、県のトップブランドにも認定され、庄内ブランド「紅エビ」として全国に出荷されています。
山形県漁業協同組合吹浦支所:0234-77-2501
冬の庄内を代表する魚「真ダラ」。魚偏に雪と書くように、雪降る頃からその美味しさを増し、雪のように白い身をもちます。庄内地方ではちょうど寒の入りから節分までの「寒」の時期に旬を迎える真ダラを「寒ダラ」と呼び、頭から尻尾まで丸ごと食べつくします。
スケソウダラは、10月から11月が旬で、禁漁期に体を休めて徐々においしさを増すのです。12月に産卵期を迎え、子と白子もおいしくなります。
山形県漁業協同組合吹浦支所:0234-77-2501
庄内浜では春本番、メバルが旬を迎えます。この時期のメバルは竹の子が出始める時期に採れる為「たけのこメバル」とよばれ、脂ものり、刺身にしても良し、煮物でも焼き物でもとても美味しい魚です。
スズキは、日本各地の沿岸に分布する日本の代表的海産魚。セイゴ(30cm以下)、フッコ(30〜60cm)、スズキ(60cm以上)と成長に伴い名が変わる出世魚です。全長は1mに達し、夏は内湾から川にも入って餌をとり、冬場は深みに移り産卵します。定置網、釣り、刺し網などで揚がります。
山形県漁業協同組合吹浦支所:0234-77-2501
津軽こぎん刺し・南部菱刺しと並ぶ、、日本三大刺し子のひとつとされる庄内刺し子の中でも、独自で多彩な「遊佐刺し子」は、遊佐町に伝わる刺し子で、印も付けずに一目ずつ刺す「横刺し」で構成されることや、独自の美しい文様とその種類の多さなどが大きな特徴となっています。これらの文様の数々は、昭和の中頃まで続いた、山から薪を橇(そり)に乗せて麓に下ろす作業の時に着る「橇曳き法被(そりひきはっぴ)」に刺されてきました。神に祈り、山に入る男衆に着せる橇曳き法被の刺し子は、家族の無事を祈る女性たちの深い愛情と、山岳信仰にもとづいた地域文化に育まれ、根付いてきたものです。
有限責任事業組合
遊佐刺し子ギルド:0234-72-2238
大物忌神社は貞観4年(862年)十一月官社に列し、延喜式神名帳には名神大社として、吹浦鎮座の月山神社と共に収載されています。後に出羽国一之宮となり、朝野の崇敬を集めました。特に歴代天皇の崇敬篤く、八幡太郎義家の戦勝祈願、北畠顕信の土地寄進、鎌倉幕府や庄内藩主の社殿の造修など時々の武将にも篤く崇敬されています。中世、神仏混淆以来、鳥海山大権現として社僧の奉仕するところとなりましたが、明治3年(1870年)神仏分離に際し旧に復して大物忌神社となりました。明治4年5月には吹浦口ノ宮が国幣中社に列されましたが、同13年(1880年)7月に山頂本社に改められました。同14年に吹浦・蕨岡の社殿を口ノ宮と称えて、隔年の官祭執行の制を定めました。昭和30年(1955年)に三社を総称して現社号となっています。山頂の御本殿は、伊勢の神宮と同じく20年毎に建て替える式年造営の制となっており、現在の御本殿は平成9年に造営されたものです。平成20年には、山頂本殿から口ノ宮にいたる広範な境内が、国の史跡に指定されました。
吹浦口の宮:0234-77-2301
蕨岡口の宮:0234-77-2301
旧青山本邸には、漁業で成功をおさめた青山留吉の生涯や当時の青山家の繁栄を物語る多くの文化遺産が展示されています。欅の春慶塗りが施された床や柱、漆くい壁、神代杉の巾広天井、うぐいす張りの廊下、端から端まで継ぎ目のない一本物の長押し(なげし)。紫檀、黒檀、タガヤサン、杉、つげを使った書院造の床の間。ふすまの引き手は七宝焼です(当時は宝石と同価値)。欄間は竹、紫檀、黒檀に彫刻が施されてあり、建物の三方に庭があり松と石を組み合わせた趣深い枯山水の中庭など、数えあげるときりがありません。日本画の絵師たちが競って描いたふすま絵、書も見事なものです。なお、遊佐町の本邸と同時期に、北海道小樽にも別荘(旧青山別邸)が造られています。
旧青山本邸:0234-75-3145
開館時間:午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
入館料:<個人>一般 400円 大学・高校生 300円 小・中学生 200円
<団体>一般 350円 大学・高校生 250円 小・中学生 150円
休館日:月曜日(その日が休日にあたる場合は翌日)
12月29日〜1月3日
遊佐町語りべの館は、約300年前(元禄16年)に建てられたと伝えられる旧大組頭齋藤家(平津榊原家)の古民家を解体し、その部材を使って復原した建物です。大組頭とは庄内の最上川北三郡のみに置かれた職制で、組内各村の肝煎(きもいり)の上にあり、大庄屋のもとで農村をまとめる、近世の農民としては最上層に近い地位を占めるものでした。
遊佐町語りべの館:0234-72-5892
開館時間:平日15:00〜17:00 土日・祝日10:00〜17:00
施設使用は、9:00〜21:00まで可能です。
休館日:月曜日(その日が休日にあたる場合はその翌日)
12月29日〜1月3日
入館料:見学無料
施設使用は有料(詳しくはお問い合せください。)
採れたての山菜や野菜、天然岩ガキなど魚介類の産直が大好評。ドライブ客には地酒をはじめ充実した特産品が人気の的。また“味の駅”はラーメンと手作り餃子、焼きたてパンが大好評。四季折々のうれしい遊佐に出会える道の駅。初めての方には総合案内いたします。
道の駅鳥海ふらっと:0234-71-7222
開館時間:3月1日〜11月30日 8:30〜18:00
12月1日〜2月28日 8:30〜17:30
休館日:1月1日
入館料:無料
鳥海登山で雄大な自然や、可憐な高山植物を愛でるもよし、日本海西浜海岸での海水浴や、マリンスポーツに興じるもよし、 清流と緑あふれる遊佐町を舞台に楽しい時を過ごした後は「ゆざの温泉」でゆっくりとお寛ぎください。旅の想い出を振り返りながら、ゆとりある時をお過ごしください。
遊佐鳥海観光協会:0234-72-5666
刈屋梨は日向川と荒瀬川という鳥海山系のふたつの清流の合流点、鳥海山のブナ林の養分を含んだ肥沃な大地に育っています。刈屋では梨畑に網をかけません。日光をサンサンと浴びて美味しい実をつけます。約2割の梨は野鳥が食べて喜んでいるようです。
酒田市観光物産課:0234-26-5759
にかほ市は、鳥海山の山すそは海岸の近くまで広がり、その平野部に市街地が集中しています。日本海を流れる対馬暖流の影響を強く受け、年間平均気温は約12℃と、秋田県内では最も温暖な地域です。にかほ市は古くから景勝地として知られ、多くの文人墨客が訪れました。象潟漁港からの鳥海山 「象潟や 雨に西施が ねぶの花」(芭蕉)」で有名な蚶満寺の山門は、秋の日差しの中でとても美しく見えます。小砂川は、鳥海山の溶岩流が日本海の荒波によって浸食された断崖の岩場となっています。金浦は港町特有の入り組んだ迷路のような町で、江戸時代には北前船の寄港地として千船ほどの来航がありました。また海岸には、海鵜が生息し、大須郷海岸に本州日本海側としては唯一の繁殖地となっています。
にかほ市産業建設部観光課:0184-38-4305