石垣島から船で約30分で、小さな小浜島の玄関口の小浜港に着く。1日20便以上の船が発着する桟橋・フェリー乗り場。小浜港周辺に観光案内所「小浜島総合案内所」「小浜島観光案内センター」があり、レンタサイクル・レンタバイク・レンタカーを扱っている。船会社では、貨物・自転車・原付・自動二輪車・自動車を積み、石垣島ー各八重山諸島を巡航する高速貨客カーフェリー・貨客カーフェリーを運航しています。
竹富町役場商工観光課:0980-82-6191
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小浜島は八重山諸島の中央に位置し、地質的に西表島に似ている島。地場産業は農業が主で、特にさとうきび生産が盛んで黒砂糖工場もあり、経済の拠点施設となっている。亜熱帯気候を活かし、果樹栽培や石垣牛の生産も盛んで産業を支えています。細崎地区には漁港が整備され、沿岸漁業の振興と発展が期待されています。八重山を代表する「小浜節」をはじめ、数多い名曲の民謡を今に残す詩の島で。西表島との海峡、ヨナラ水道を中心とした近海にはマンタが群れ泳ぐ、人気のダイビングポイント、珊瑚礁の楽園小浜島は、ますます人気が高まっています。
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沖縄での黒糖作りは、約390年前の江戸時代の元和9年(1623年)。以来、サトウキビは沖縄を代表する農産物となり、特に農作物生産の厳しい島々では基幹作物として生産され、小浜島でも、サトウキビ栽培が盛んで、黒砂糖の製造も行われています。現在、サトウキビは、石垣島・小浜島・西表島・波照間島・与那国島で栽培され、沖縄黒砂糖の製造は、小浜島・西表島・波照間島・与那国島の4島のみで、サトウキビを搾って、そのまま煮詰める昔ながらの製法で、黒糖作りが行われています。
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JAおきなわ西表東部業務取扱所:0980-85-5309
県が産地育成を目指す「拠点産地」に、生食用パインアップルを生産する竹富町が初めて認定された。生食用パインアップルの出荷量は年々増加傾向にあり、竹富町のパインは市場でも評価が高く、観光とも密接な戦略品目として重要な位置を占め、目標の沖縄ブランド確立の期待も高まっている。パイン生産は農家の意欲と観光の流れで地産業として象徴的なもので、地域の生産農家が精励し拠点産地の地盤を作った。拠点産地認定を契機に生産地では、地域ブランド特産品のさらなる発展を目指しています。
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日本で最も原産地に近い気候で育った完熟マンゴー。温室で温度調整することなく、島の自然条件の中で育った天然果実。味にも自信と自慢の小浜島産の完熟マンゴーです。小浜島の温かな日差しを受けて育った100%小浜島産完熟マンゴーは、味・香りとも国産最高品質を誇っています。
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小浜島の太陽をいっぱい浴びた真っ赤な果肉のパパイヤは、果汁がたっぷりで、フルーティな香りも高く、甘みも良く種がほとんど無い臭みを抑えた品種に改良されています。小浜の赤土とサンゴを混ぜた土壌でパパイヤを栽培。糖度12度未満は出荷しない、農薬は使わない、厳しい条件をクリアした小浜島パパイヤ。青パパイヤに多く含まれるタンパク質分解酵素パパイン、完熟赤パパイヤには、カロテノイドの一種「β-クリプトキサンチン」が多く含まれている。
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日本最南端の八重山諸島は、亜熱帯の気象条件を活用し、畜産・サトウキビ・熱帯果樹・花き・水稲・パイン等を主体に農業を営んでいます。特に肉用牛の生産が発展し、県内肉用牛飼養頭数の46%を占め、農業の基幹作目になっています。小浜島では、亜熱帯の自然を活かした周年放牧を実現し石垣牛の生産を行っています。石垣牛は、八重山郡内で生後おおむね20ヶ月以上肥育管理された純粋の黒毛和種のブランド牛です。
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世界有数の珊瑚礁の西表島諸島の島々では、沿岸漁業を主体とする小型漁船による漁業で、特産の季節の魚貝類を漁獲し、石垣港や地元の漁港に水揚げしています。水揚げされた新鮮な旬の地魚は、地域の営業施設などに供給され、島自慢の郷土料理などに調理され提供されています。
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八重山漁業協同組合:0980-82-2448
八重山地方で、刺身といえばイラブチャーというくらい地域の人々に親しまれている地魚です。イラブチャーの仲間の魚は非常に多く、一説には80種とも言われています。珊瑚礁域に生息している魚で、色とりどりの色彩で泳ぎ回っています。体の割りに口が小さく、歯は上下が1枚の板のように合わされ、オウムの嘴に似ています。咬む力が非常に強く、珊瑚や海藻を噛み砕いて食べます。最大のものは約80cm位に成長する地魚です。
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アーラミーバイは、ハタ科のアカハタ・マハタ・クエ・タマカイ等の種別の魚で、浅い海の岩礁やサンゴ礁に多く生息している。大きな口の両アゴに針山のような鋭い歯と、さらにホホの内側にノコギリ状の歯を備え、どん食漢代表のような魚。岩かげでエサを待ち構え、自分の体と変わらない大きい魚にも襲い掛かる。アーラミーバイの味の良さは絶品で、白身は、あっさりとした中に絶妙のまろやかさと甘みがあり、皮下のゼラチン質と脂分が非常に濃厚な美味しさを発揮し、食べると肌にもいいようで、コラーゲンがたっぷり含まれている高級魚です。
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グルクンは、沖縄の県魚です。海底が珊瑚礁の20〜50mのところを大きな群れで郡遊し、リズムに合わせ、迅速かつ正確な団体行動をとり、それぞれが赤や黄、青色に彩られ、その動きは大変美しい。沖釣りの入門ともいえるのがこの魚で、釣りやすくて釣りづらいと言い、タナ(回遊層)が絶えず変化するからだそうです。全長15〜50cmの魚。初心者とベテランでは釣果に大きな差が出るそうです。
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沖縄の三大高級魚の一つにハマダイ(あかまち)があります。白身の地魚でクセがなく、しかも旨みが強いので刺身は絶品です。皮目をいかして皮霜造りにしてより旨く食せます。塩焼きにしても旨く、味わいはイサキの塩焼きに匹敵する。水深200〜400mの生息している魚で、産卵期は7月〜10月。
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冬の大潮の時の最大の獲物はタコで、小浜島では、ワモンダコ・シマダコがほとんどで、ワモンダコを「シマダコ(島蛸)」、シマダコを「シガイ」と呼んでいる。干潟などにいるテナガダコを「ンゾー」や「ウムズナー」と呼び、島の人々が獲っている。タコ獲りといえば、沖縄の海人の潜水タコ突き漁は有名。タコは冬になると産卵のために浅場に移動してきて、つがいになって2匹いっしょにいることが時期になると多く見ることができます。
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島の暦で「うるずん」と呼ばれる季節は、島の人達は海へ出て、季節の食材を調達し、モズク・アーサ・貝類が食卓を賑やかになる。モズクが採れるのは、砂地に小さな珊瑚の欠片が転がるような浅瀬の、リーフの内側イノーと呼ばれる場所。モズクは海底の小さな珊瑚片から髪の毛のようにふわふわと揺れて生えている。小浜島のモズクは珊瑚の島の天然モズクです。沖縄県産モズクは、食物繊維やミネラルを多く含んだ低カロリー食品で、琉球列島特産種で全国一の生産量を誇っています。
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小浜島では、アーサの時期になると家族総出で、岩に着いたアーサ採取に出かけるぐらい島の人はアーサが大好きで、アーサが島の長寿を支えているのかも知れません。アーサにはカロテン、鉄分、ナトリウム、リン、ビタミン、ミネラルが豊富な食材です。沖縄地方では、お吸い物やお味噌汁・天ぷら等に料理して食べるのが一般的です。乾燥商品ですので調理もサッとでき、手間もいりません。
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小浜島の南岸には、幅12m、長さ1,200mに及ぶ世界最大級の魚垣があります。島本海垣とも呼ばれ、琉球時代に築かれたと伝えられている。小浜島のリーフは珊瑚礁石灰岩を積み上げた垣によって縁取られている。魚垣は、干満の差を利用して、満潮時に垣の中に入り込み、干潮時に垣に取り残された魚を捕まえる伝統的な漁法。現在ではあまり盛んではないようですが、美しい漁村風景を残している伝統漁です。
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石垣島と西表島に広がる約400種の造礁サンゴが分布し、サンゴ礁域(石西礁湖)は、国立公園海中公園になっています。西表島海域の珊瑚は元気で、時間を忘れてしまうほど美しい別世界です。珊瑚には様々な魚やカニなどが住み、小さい魚達にとっては珊瑚の中ほど安全な所がないようで、たくさんの種類の南国の魚に出会える、世界有数の珊瑚礁の島の楽園です。
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約400種の造礁サンゴが分布し、世界有数の珊瑚礁の島の楽園には、両翼を併せると4mになろうかという「マンタ」が回遊しています。マンタは、南国の豊なプランクトンを餌としていることから、豊な珊瑚礁に恵まれている西表島との海峡、ヨナラ水道を中心とした近海に、マンタが群れをなして泳ぐ姿を見ることができ、人気のダイビングポイントになっています。
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八重山地域では、テレビドラマの撮影が盛んで、有名どころは、小浜島の「ちゅらさん」、鳩間島の「瑠璃の島」、与那国島の「Dr.コトー診療所」。NHKの連続ドラマ「ちゅらんさん」のロケ地小浜島では、ヒロインの生家である民宿として登場。撮影時に使用した民宿の看板をそのまま残している。
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小浜島の赤瓦屋根の家々、サンゴの石垣、白砂の道、屋根の上のシーサー、原色の島の花々、美しい沖縄の原風景に触れることができる小浜島。島をゆっくりと巡れば、島の暮らしの中に息づく伝統文化を実感できる原風景の島です。
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沖縄の昔ながらの原風景が残る小浜島の集落を、水牛車に揺られてのんびりと散策する光景は、どこか懐かしい島の風景が広がり、小浜島ならではの原風景を肌で感じ、島の伝統行事や郷土芸能を受け継ぐ、島の暮らし文化にふれることが楽しめる。
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旧暦の5月4日は、県内各地でハーリーが行われる。竹富町では、小浜島の細崎と西表島の白浜で行われます。ハーリーとは爬龍船競漕の事で、海の安全祈願と豊漁を願う海人達のお祭です。海人の競漕は力強く、迫力があります。他にも、女性だけのマドンナハーリー・中学生ハーリ・職域ハーリーなど、仲間や友人などのグループで参加する競漕もあって、応援にも力が入ります。八重山地方では、ハーリーの鐘が鳴ると梅雨が明けると言われ、もうすぐ夏本番になります。
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小浜島の旧盆(ソーラ)はお盆行事で、小浜島では旧暦7月13日から17日の5日間行われる。中でも15日深夜から16日早朝にかけての行事がクライマックスであり、国の重要無形文化財にも指定されている。南北それぞれの集団は再び集落内の家々を回り、夜明けまで宴を繰りひろげる。前日から全く寝ていなのに、人々の気力は相当なも。小浜島の豊年祭や結願祭は大変厳粛な行事であり、余所者には近寄りがたい雰囲気があるが、お盆行事は和やかな雰囲気のもとで行われ、見学者にもフレンドリーな行事であるように受けとれる。
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小浜島の結願祭は、旧暦8月の戊亥のスクミから始まり、翌日の己子のショーニチには、舞台で数多くの芸能が神へ奉納されます。島の伝統行事の中で豊年祭と並ぶ大きな祭りで、島の人々が総出で祭りに参加することで、心をひとつにしています。結願祭を含む小浜島の伝統芸能は、平成6年に文化庁から国の「重要無形文化財」に選定されています。島では、伝統行事や郷土芸能などの伝承に積極的に取り組んでいます。
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今年で第18回を迎えた「竹富町やまねこマラソン大会」は、西表島西部の上原小学校をスタートし白浜で折り返す、23kmコース・10kmコース・3kmコースの3種がありる。マラソン終了後にはふれあいパーティもあり、歌や踊りが披露される。また、やまねこマラソン名物の「刺身の特大船盛り」が有名になっている。毎年2月に開催します。
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結願祭は、黒島の三大行事の中で最も盛大に行われ、1年間の畜産などの結実に感謝し、来年の五穀豊穣や無病息災を祈念するものです。結願祭伝統の「初番」(すばん)では「チクドゥン」などの狂言や、「高那節」「桃里節」など舞踊が奉納された後、ミルクが五穀の種子を授ける。他、郷友会や黒島小中学校児童生徒による舞踊が披露され、演目が終わるたびに大きな拍手が沸き起こっています。
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毎年旧暦の7月14日の旧盆中に行われる「ムシャーマ」は、波照間島で一番大きな行事で、先祖を供養し豊作と安全を祈願する伝統行事です。島最大の独特の祭事は、大きなお面をつけた五穀豊穣の神「ミルク(弥勒)神」の仮装行列や舞踊、棒術など多彩な民俗芸能が繰り広げられる祭りです。
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