松島湾は、緑の松に覆われた大小260余の島々を有し、風光明媚な松島丘陵は日本三景として有名。島には天長5年(828年)慈覚大師によって創建されたと伝えられる「瑞巌寺」があり、瑞巌寺は奥州随一の禅寺で、伊逹政宗の菩提寺である。松島港は観光船用浮桟橋が整備され、湾内一周定期コースや随時運行小型遊覧船、松島〜塩竈湾内周遊定期コース、奥松島・嵯峨溪周遊コースなど、観光港としての役割などを担う港になっています。
松島町役場産業観光課:022-354-5708
松島町には、古浦漁港・名籠漁港・銭神漁港・高城漁港・磯崎漁港などの漁港があり、磯崎漁港は中心的な漁港で、牡蠣や海苔などの浅海養殖漁業の拠点となっていて、松島湾の牡蠣は全国的に有名な産地になっています。豊かな水産資源に恵まれた漁場では、採貝・釣り・刺し網・小型定置網などで、季節の旬に魚貝を漁獲し水揚げしています。
松島町役場産業観光課:022-354-5707
宮城県漁業協同組合松島支所:022-354-2511
三陸海に面した松島湾野々島周辺は、牡蠣の生育に適した栄養豊富な海域で、300年以上も前から天然の牡蠣が生息していて、稚貝を育てる養殖が古くから行われています。養殖技術が飛躍的に発展し、無菌海水で牡蠣の洗浄方法など、安心で安全な牡蠣が生で食せるようになりました。秋から春にかけてが旬で、松島の牡蠣は小粒ですが、味が濃厚で美味しさも栄養もギュッと詰まっています。養殖イカダから取りたて殻付牡蠣を焼いて食べさせる、かき小屋も冬の期間、金・土・日・祝に開いています。
宮城県漁業協同組合松島支所:022-354-2511
松島湾では天然穴子が多く獲れています。勿論、天然うなぎと名物うなぎ屋さんは今も健在です。穴子は小ぶりですが、脂が程よく乗ったふっくらとした味は抜群です。白焼きや蒲焼き、天ぷら、寿司ネタなど、穴子の一本握りを看板に、評判を上げている寿司店もあるほどです。
宮城県漁業協同組合松島支所:022-354-2511
9月〜11月、松島湾のハゼ釣りは秋の風物詩となります。ハゼ釣り船では船頭さんが釣りたてのハゼの天ぷらや、ハゼと野菜の味噌汁などハゼ料理が楽しめます。また、松島地域では雑煮のダシとして焼きはぜは欠かせません。松島湾で獲ったハゼを炭火で約1時間焼き鉛色に仕上げて干したもので、12月だけの限定商品。お正月の伝統的な味としても欠かせない逸品です。
宮城県漁業協同組合松島支所:022-354-2511
松島湾沿岸の好漁場には、エサが豊富なことから季節の魚がたくさん回遊しています。秋の時期に回遊して来る丸々太った脂ののった秋鮭も回遊してきます。地元の漁協組合では、季節の旬の秋鮭やサクラマスを漁獲し水揚げしています。
宮城県漁業協同組合松島支所:022-354-2511
三陸沿岸で漁獲されるスルメイカやヤリイカは、漁獲量が年によって変動がありますが、漁協組合では安定した漁獲量と水揚げ量を確保している自慢の地魚です。
宮城県漁業協同組合松島支所:022-354-2511
背中が濃い青緑色の斑紋があり、お腹が銀白色の真サバと、ゴマのような斑紋が付いているゴマサバは、昼は水深70〜150m辺りに生息し、夜間は表層に浮上してきます。秋サバは脂がのって丸々と太った美味しい時期になります。ブリは成長するにつれて名前が変わる回遊魚で、春から夏は北上し、秋から冬は南下し、とくに南下を始める「寒ブリ」は美味しく絶品です。
宮城県漁業協同組合松島支所:022-354-2511
昔から豊かな海で育ち生産されている松島湾産の乾海苔は、上品な香りと風味が特徴で「皇室献上海苔」として高い評価をえています。ヒジキやフノリも松島湾特産で、フノリは刺身のつまや味噌汁の具などに使いますが、そばのつなぎに使ったそばをへぎそばといいます。
宮城県漁業協同組合松島支所:022-354-2511
宮城県で生産されている大豆「ミヤギシロメ」は超大粒の大豆で、和菓子や煮豆などに多く使われている大豆で有名です。松島町地産の「ミヤギシロメ」は、お味噌や豆腐などにも利用され、大豆本来の美味しさが生かされた自慢の製品です。
仙台農業協同組合松島支店:022-354-2101
牡蠣の名産地である松島町では、沢山出る松島産の牡蠣殻や宮城県特産の生の米ぬか・とおもろこし・ニンニクなど、地元産の自然飼料を自家配合し鶏を育てています。生臭みのない・黄身に甘みのある、生で食べて美味しい安心・安全で、鮮度が長持ちする卵作りをしています。
仙台農業協同組合松島支店:022-354-2101
松島湾の島々には、宮城県が北限とされる東洋蘭の一種のセッコク(中国・朝鮮半島に多く分布)が沢山自生していた。乱獲で絶滅の危機になり、昭和30年前後に瑞岩寺の老杉に着生しているのが確認され、現在増殖に力をいれており、町の花に指定されています。江戸時代には伊達家の献上品として扱われた名産品です。
仙台農業協同組合松島支店:022-354-2101
松島の冬の味覚「カキ」が堪能できるお祭りが、松島海岸駅前広場で、毎年2月の第1土日に開催されてます。かき殻付炭火焼き・かき鍋が無料で味わう事ができ、かき丼早食い競争などもあります。また、市内の松島かき丼キャンペーン参加店で10月〜3月まで、松島名物かき丼を提供しています。かき丼には、卵とじ・イタリアン・天ぷら・フライなど色々な種類があります。
松島町役場産業観光課:022-354-5708
松島灯篭流しは、観光地松島の最大の伝統行事として、七百余年の伝統を受け継がれている行事です。先祖の霊を供養するため、心をこめて流すたくさんの灯篭と壮大な花火、松島独自の水中スターマインは、光と美が織りなす極限の美しさで、他に類を見ないすばらしいお祭りです。毎年8月17日に、松島海岸及び松島湾一帯で開催します。
松島町役場産業観光課:022-354-5708
利府町の漁業は、殆どが個々の漁師が船をもって漁をしています。古くから伝わる伝統漁法の、すだて漁は通年行われている「小型定置網漁」で、浅い海に網を両側の棒杭で固定する漁法で、スズキ・カレイ・ヒラメ・タチなど松島湾の旬の魚を漁獲しています。4月〜10月には、追い込み漁がおこなわれます。刺網漁のことで、狭い入り江に刺し網を仕掛け、上潮時に竹棒で魚を追い立てる伝統の漁法です。コハゼ・セイゴ・クロダイサバなどが獲れます。また、漁業体験プランもあり、獲れた魚を上陸して豪快に料理し、旬の味を楽しむ事ができる自慢のプランです。
利府町役場地域整備課:022-767-2111
東松島市は太平洋石巻湾に面した地域で、東には石巻漁港があり、市内には、室浜漁港・大浜漁港・月浜漁港・里浜漁港・浜市漁港・野蒜漁港・東名漁港と7つの漁港があります。沖合いで獲れるる魚は石巻と変わらず、大半は石巻漁港に水揚げされます。地元漁港に水揚げされている多くの魚貝は、奥松島と呼ばれる風光明媚な岩礁地の豊かな海で漁獲されています。
東松島市役所農林水産課:0225-82-1111