寿都町は、北海道南西部の日本海側寿都湾に面した町で、函館と小樽を結ぶ海岸線のほぼ中央に位置し、総人口約3,100名(2015年12月31日現在)が暮らす町です。寿都湾の海岸線約32kmは弓状に張り、島牧村、蘭越町、黒松内町に接しています。山岳地帯の最高峰は寿都幌別岳山頂(892.3m)で、海岸は岩礁部分が大半を占め、平野部は朱太川沿いと河口付近のみにあり、砂浜は朱太川河口(浜中海浜)など数カ所にあります。気候は西岸海洋性気候で、対馬暖流の影響で比較的温暖な気候です。噴火湾から寿都湾にかけての黒松内低地帯が徐々に狭まっていることにより、南風や南東風が強まりやすく、強風を利用した風力発電所が朱太川河口、寿都温泉付近、月越山脈のふもとの三箇所で稼働しています。町の全面積のうち森林が78%を占め、樹種はカラマツ、トドマツなどの針葉樹、ブナ、シラカンバなどの広葉樹が見られます。また、2007年(平成19年)年には、国内最北のブナ林が弁慶岬付近にあることが確認され、最低標高のブナの群生も発見されている。日本海に面しているため漁業が盛んで、かつてはニシン漁で栄えた。現在も、全国的に有名な寿ガキ/寿都ホタテ/コウナゴや、生炊きしらす佃煮などの水産加工業が盛んな漁師町です。農業は、だし風という土地柄から盛んでなく、小さな町ですが菓子屋が多く、有名なわかさいもは寿都が発祥の地です。
寿都町企画課:0136-62-2608
寿都湾の豊かな自然環境の恩恵を受ける寿都町は、豊かな地域だった事を物語る、遥か昔から人々が暮らしていた形跡が残っています。寿都湾に注ぐ朱太川周辺を中心に発見された、縄文期の土器など古代からの人々の営みの跡やアイヌの人々の遺跡も発見されています。比較的開拓の歴史の浅い北海道においては、寿都町の開基は江戸時代、1669(寛文9)年とされていますが、1600年代当初から和人が集落を形成し、ニシンやサケ、マス、アワビやナマコなどの海産物と、アイヌの人々が求める日用(刀、鍋、酒など)との交易の地である「商場」でした。1604年の記録に松前藩の商場として「オタスッ」「スッッ」「イソヤ」と寿都の地名が記されています。1669年 この頃、和人が集落を形成し、商場所(寿都場所)で交易が盛んに行われる。(寿都町の開基はこの年である。)天明年間(1781年〜1789年)から、近江商人が交易の為にこの地に出入りしていた。近江は教徒に近く水陸の交通にも恵まれたことにより中世から商業活動が活発化し、蝦夷地へ進出した近江商人としては、柳川薩摩両村(現彦根市)と八幡町(現八幡市)出身者が多く。生活必需品を移入し蝦夷地の海産物を移出して、多くの利益をあげ、やがて松前藩の場所請負制度に伴い請負人となり漁業経営に着手した。この地は寛永年間(1624年〜1645年)からニシンで繁栄し、中でも現歌棄町有戸に今も残る佐藤家住宅は、1852年ウタスツ・イソヤ両請負場所の請負人となった福山(松前)の佐藤栄五郎一族が1890年(明治23年)頃に建て、その後1869年(明治2年)場所請負廃止後も同地で漁業を営み、最盛期は建網68カ統に及ぶ有数の漁家として栄えた。現在も漁業は町の主産業であり、カクジュウ佐藤家、鰊御殿などの歴史的建造物が存在し、歴史や伝統を今に伝えています。
寿都町企画課:0136-62-2608
日本海側寿都湾に面した寿都町は、朱太川をはさんで寿都側と歌棄側に大きく分けられている。主に山岳地帯と海岸地帯で形成されており、平野部は朱太川沿いと河口付近にあり。山岳地帯には最高峰の寿都幌別岳があり、海岸地帯は岩礁部分が大半で、砂浜は朱太川河口(浜中海浜)など数カ所にある。湾口は幅約9km、奥行き約6kmで、北に開けた湾であり、湾の西岸には弁慶岬のほか、寿都町の中心部や寿都漁港がある。湾奥には朱太川が流入しており、河口付近は砂浜海岸となっている。湾内では、サケなどの定置網のほか、カキやホタテなどの養殖漁業が行われている。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都町が事業主体となり、風が良い寿都湾に沿って歌棄地区に1,990kw級の風車を5台設置(風太風力発電所)し、風力発電事業を実施しています。事業計画年次は、平成17年度から平成19年度となっています。平成19年10月から運転を開始ししております。平成21年度から平成23年度かけて、さらに2,300kw級の風車2台と蓄電池を導入し、平成23年12月より運転を開始しています。
設備概要
発電所名:風太風力発電所
用途:売電
発電所出力:14,550kw(1,990kw×5基)(2,300kw×2基/増設)
メーカー:ENERCON((株)日立エンジニアリング)
蓄電設備:1,500Ah 576V 4並列(増設)
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都町内には、寿都・政泊・樽岸・有戸・美谷・鮫泊・横澗・蘭越港地区の7ケ所に漁港が点在し、漁獲量は年間約6千トンから年によっては1万400トンになっている。寿都漁港は、北海道日本海側中部の寿都湾に位置する第3種漁港です。寿都漁港は、ホッケ定置網等の沿岸漁業、ホタテ養殖の生産拠点及び周辺漁港から水産物が集約され、全国の消費地へ出荷される日本海有数の水産物流通拠点漁港として、重要な役割を担っています。漁港は屋根の下で陸揚げ作業が出来るよう整備され、陸揚げした水産物は、荷捌き所に直接搬入でき衛星管理対策も整備されています。冬の雪の多い季節も安全に作業が出来るようになっています。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都漁港を拠点とする、寿都町漁協はサケ・マスなどの回遊性漁種を対象とする定置網漁業と小型定置網漁業、ほっけ、かれい刺し網、ほたて養殖漁業を対象とした小型漁船漁業と、うに・アワビを対象とした浅海漁業が主な漁業形態となっています。魚種別では、秋サケ、こうなご、ほっけ漁が主力魚種です。回遊性魚種や根付け資源の年変動が大きく、減少傾向にあることから栽培漁業の振興を展開すべく各種増養殖漁業にこれまで積極的に取り組んできました。中でも、ホタテ養殖については昭和40年代後半に始まり、カキ養殖については平成6年より試験事業を開始。ホタテ・カキ養殖区画漁業権を新たに平成10年に設定し、積極的に養殖事業を展開しています。同時に育てる漁業(増養殖事業)の展開を始め、サケ・クロソイ・ウニ・アワビ・ヒラメなどの種苗放流やヤリイカ産卵礁などの漁場整備事業、ホタテ・カキの貝類養殖を行い資源量の増大、安定を図るため、資源管理型漁業に取り組んでいる。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都湾は日本海に面した場所にあり、対馬海流の影響で寿都湾は北海道の中では比較的暖かい気候で、川の上流から栄養をたっぷり含んだ雪解け水が流れ込み、植物プランクトンをエサにして、通年で豊富な魚介類が獲れます。中でもホタテ貝の養殖が盛んで、寿都湾でも垂下式という方法で2〜3年かけて育てられています。寿都湾の荒波に揉まれて育ったホタテ貝は、肉厚で身がギュッと引き締まっていて甘みがある。通年食べることができるのも寿都湾ならではのホタテ貝です。 寿都湾のホタテ貝養殖漁業は、噴火湾で行われている垂下式養殖で育てられ、カゴの稚貝を十数個いれてロープに吊るし2〜3年養殖して生産しています。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都町では、サケ・アワビ・ヒラメなどの種苗放流を始め、ヤリイカ産卵礁などの漁場整備事業、ホタテ・カキの貝類養殖を行い資源量の増大・安定を図るため、積極的に増養殖事業などの資源管理型漁業に取り組んでいます。寿都のサケ・マスの孵化事業の歴史は古く、1923(大正12)年に黒松内町南作開に北海道鮭鱒ふ化場が設置され。その後、1982(昭和57)年にサケ資源の増大のために、寿都漁業協同組合による寿都さけ・ますふ化場が稼動した。毎年秋にサケが遡上する頃、朱太川河口は「ウライ」と呼ばれる鮭を捕獲する、竹で作った堰が川幅一杯に設置され、鮭の遡上をさえぎり、9月20日すぎまで捕獲作業が続きます。捕獲された鮭は卵が成熟するまでふ化場のプールで飼われ、10月に入るとメスから卵を取り出し、オスの精子をかけ受精させる。この時腹を裂かれた雌サケや雄サケは通常、加工業者へ引き取られ加工食品へ有効利用されている。受精卵は温度管理・水質管理されたふ化池でふ化し、稚魚は5cmほどの大きさになるまで飼育される。春、4月にはふ化場から約400万尾の稚魚が放流され、徐々に下流へと下り、5月には海へと旅立ち。3〜4年かけて大きくなった鮭はふるさとの川へ戻ってくるが、その回帰率は数%と言われている。ふ化場での放流の他にも千歳市から200万粒の受精卵を持ってきて、朱太川支流の貝殻沢川に100m程度の囲いを設置し飼育・放流している。サケの増殖事業は、捕獲・採卵・放流と一環した生産体制の中で、単年度で700万尾の放流規模を有し、寿都町の栽培魚種の中でもその歴史は古いものです。また、寿都町に注いでいる朱太川は、増殖河川としても重要な河川となっています。
施設名:寿都さけ・ますふ化場
管理主体:寿都町漁業協同組合
事業開始:昭和57年度
生産能力:1グラム以上700万尾
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
○ホタテ・カキ
ホタテは3〜4月の産卵後、自然に浮遊している種苗を採り、養殖している。カキの種苗は広島産のものを使い、ホタテと同様の養殖床で管理されている。カキは3年たったものが収穫され4月〜6月末にかけて出荷される。カキ養殖は寿都町美谷地区で始まったため、美谷漁港では5月に寿都漁協特産品の寿ガキを浜値で提供する「ふるさとかき祭り」が開催される。
○ウニ種苗生産施設
ウニ種苗生産施設ではエゾバフンウニが減少傾向にあるため、積丹の泊村から人工種苗を買い、生産、大量放流している。それにより浅海資源の増殖を図っている。採捕前にはダイバーの潜水によりウニを浅海へと移動させ、道具を使い採捕出来るようにしている。
○ヒラメ中間育成センター
広域栽培魚種であるヒラメ種苗を放流し、日本海沿岸資源の増大を図っています。
施設名:後志南部地区ヒラメ中間育成センター(完成1993(平成5)年)
管理主体:寿都町漁業協同組合
生産能力:放流種苗80mm12万尾
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
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ホッケは魚花と書きます。名の通り桜の頃が美味しい季節です。春は餌を食べるため、秋は産卵のために沿岸に集まる習性があるため、沿岸では5月〜7月と11月に多く漁獲されますが、桜の咲く頃が脂がのって一番美味しくなる季節です。寿都漁港に水揚げされる魚種では、断トツにホッケが多く、魚種の約80%を占め、約2,182トンほどになっています。
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道産カキの主流を占める太平洋やオホーツク産が市場に出回るのは普通12月〜3月までなのに対し、日本海に位置する寿都町の「寿かき」は春の雪解けで寿都湾に流れ込む川が増水し、栄養分が多くなり、水温の上昇期と産卵時期がほかの海域とずれていることから、カキの流通が激減する4月〜6月の端境期に出荷しています。寿都の名産品として評判の「寿かき」は5月〜7月中旬が旬です。栄養豊富な春の雪解け水が川から海へ流れ、清涼な寿都湾で、その栄養をたっぷり蓄えた牡蠣は大変美味しく、身が引き締まり、海のミルクと言われている。牡蠣は、血中のコレステロール抑制する働きがあります。
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寿都産の天然活えぞアワビは、磯の香りとコリッとした食感が特徴です。通年味わう事ができ、刺身・焼き物・煮物どれでも美味しく召し上がれます。アワビは栄養も高く、疲労回復・精力増進、動脈硬化や高血圧・視力低下の予防にもなります。
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寿都湾の荒波で育った貝の身は、ギュッと引き締まった風味豊かなホタテになります。身が締まっているのでお刺身で食べると美味しいです。ホタテは高タンパク質で低カロリー、カルシウムやビタミン・タウリン・その他のミネラルも豊富でダイエットに適した食材です。ホタテは通年販売されています。
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ウニは北海道を代表する寿司ネタのひとつで、2種類あり、地元で「白」「ノナ」と呼ばれる、キタムラサキウニは、外観はトゲの長い黒っぽいウニです。今や超高級品になった「赤」「ガンゼ」と呼ばれる、エゾバフンウニ。沿岸の磯焼けで海藻が少なくなり、漁獲量がとても少なくなりましたが、コクと甘みのある味で、寿都の赤ウニは絶品です。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
イカナゴ(こうなご)は、いかなご敷き網漁業、夜間に集魚灯でイカナゴ稚魚を集め、敷き網ですくい取る漁法で水揚げします。寿都の、いかなご敷き網漁業は、4月〜6月に行われ、漁期は短いものの、漁業のみならず加工業などの地域産業を支える非常に重要な漁業となっています。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
サクラマスは、日本海沿岸では、古くから春を代表する重要な魚種とされてきました。また、サクラマス幼魚(ヤマメ)は渓流での遊漁対象としても人気が高く、その資源回復・増大への期待は大きいのです。寿都漁港の荷さばき所に水揚げされえうサクラマスの時期は、5月中旬で、河川に遡上するため母川周辺に集まって来るところに定置網を仕掛け漁獲しています。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
南蛮エビの水揚げ量は、北海道が最も多く全国の約7割程を占め、特に日本海沿岸の留萌管内では各地域で名産品となっています。漁獲方法には、エビ籠と底引き網がありますが、エビ籠で獲ったエビの多くは獲ってから直ぐ、船の生け簀に入れて港に運ぶので、鮮度がよく高値がつく。一方、底引き網で獲れたエビは、他の魚なども一緒に混じって獲れる事が多く、鮮度や品質に差があり、エビ籠物に比べると安値になります。南蛮エビは甘エビの通称で知られる通り、生で食べると身は柔らかく粘りがあり、独特な甘みがあり、特に刺身や寿司ネタに利用され、人気の高いエビです。
産卵期は3月〜4月で、漁獲時期は3月〜12月。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
北海道で獲れる代表的なカニである毛蟹の時期は、大体12月〜3月頃で、日本海の寿都/島牧沖で獲れた天然の活毛ガニは、冷蔵便で発送されています。年間を通して観光客向け魚屋にはありますが、毛蟹の旬はやはり身入りのいい春ですね。なお毛蟹は、オホーツク沿岸や日高など太平洋沿岸、内浦湾沿岸などでも多く水揚げされています。
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漁獲の多いイカ類は、東シナ海から九州近海に産卵場があり、黒潮や対馬暖流に乗って成長しながら北上し、道南の津軽海峡や日本海沿岸で、春から晩秋にかけて各地で水揚げされます。夏場が旬と言える。 また日本海沿岸の前浜では、3月〜6月頃まで定置網に入った活きのいいヤリイカを食べることができる。身は薄いもののスルメイカより味に甘みがあり、寿司ネタとして人気がある。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
近海本マグロは対馬暖流や津軽暖流に乗って、津軽海峡や南部太平洋沿岸への回遊が多いが、日本海を北上し利尻礼文まで回遊する本マグロもおり、日本海沿岸では6月頃〜11月頃まで地元漁港に水揚げされている。本マグロは、9月頃から南下し回遊をはじめる。積丹半島沿岸では、8月頃には大棒網にブリが入り始め、10月頃には脂の乗った寒ブリが水揚げされます。漁期は6月〜12月で、大棒網や定置網、釣りなどの漁法で漁獲されています。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
資源保護のため、殻長が7.5cm以下の漁は禁止されており。出荷までに4〜5年を要します。産卵時期を禁漁期間とする地域があり、6月は水揚量が少なくなりますが、資源量をもとに一年間の漁獲量を決め、年間を通じて計画的に出荷されています。うまみ成分のアラニン・グリシンといった遊離アミノ酸が多く、甘みのある奥深い味わいが人気の北海道のほっき貝は、疲労回復に効果のタウリンや、カルシウム・マグネシウム・鉄分などのミネラルも多く、美味しい上に、健康に大切な栄養素もたっぷり含まれています。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
豊かな朱太川を故郷とする秋鮭は、9月〜11月まで、定置網漁で水揚げされ、脂の乗った美味しい「寿都秋鮭」は出荷されています。また、卵巣を加工したイクラや筋子、寒干しにしたトバなどにも加工されるため、サケは日本人の食生活に欠かせない魚とされています。春に漁獲されるトキシラズ(時不知)や秋のケイジ(鮭児)などは、成熟が進んでいないため身に脂がのり、美味なため特に珍重されます。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都産のヒラメは天然もので、安定した漁獲量を誇っている自慢の地魚です。ヒラメ漁は6月初旬と11月から12月に寿都沿岸で、刺し網漁や一本釣り・定置網漁などで漁獲し、地元漁港に水揚げされています。カレイは年中大陸棚に分布し、海底に生息する魚です。産卵期は北海道北部で5〜6月で、ほぼ全道域が漁場になっている。最盛期は、日本海では4〜6月。 肉質は上質で弾力があり、かれい類の中でも一級品です。 春先の子持ちの雌は煮付け。 秋は餌を食べて丸々と太り、新鮮なものを刺身に。 人気の高い魚です。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
たら刺し網漁は、11月から翌年3月まで行われ、冬の主たる魚種となっています。冬が旬の真だらは、鮮魚は「タラちり」などの鍋料理の素材になります。すけそうだらと同じく、まだらのオスの精巣も「白子」「タチ」「キク」「雲腸(くもわた)」などと呼ばれる人気の栄養食材です。「キク」と呼ばれるのは、房状になった外見がキクの花に似るためです。北海道では真だらの白子は真ダチ、すけそうだらの白子は助ダチと呼ばれ区別されます。
寿都漁業協同組合:0136-62-2555
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都漁業協同組合は寿都・政泊・樽岸・有戸・美谷・鮫泊・横澗・蘭越港地区の7つの漁港を持ち、その漁獲量は年間6千トンから年によっては1万400トンにもなる。それに伴う水産加工業も盛んで、町内には14件の水産加工業者がある。寿都水産加工協同組合の取扱数量は年間約8千トン程で推移し、全国的に知られている生炊きしらす佃煮を始め、モンドセレクション受賞の生たきほたて貝柱や秋鮭の寒風やぐら干し、道民に愛され続けられている真ほっけ一夜干し、板粒うに(塩挟み)やウニの一夜漬け、イクラ、筋子、タラコ、昆布巻き、寿のり佃煮、身欠きにしん、たらみりん干しなど、寿都自慢の豊富な水産加工製品が生産されています。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
70年以上前から続く、生炊きしらす佃煮は全国へ向けての一番人気の特産品です。毎年4月下旬〜5月下旬に寿都の前浜で獲れるしらすを麦芽糖・砂糖・醤油で煮た、カルシウムいっぱいの自然食品です。伝統的な製法に加え、クルミ入り、ごま入りなどバラエティーに富んだ味も増えています。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
北海道寿都町で創業して100年。小女子の生たき製法で80年。原料鮮度、仕上げのスピード、添加物を控えた調味料、硬くソフトに炊きあげる職人技術。手造りにこだわり本物の味を守り続ける惣菜佃煮。全国有数の帆立の産地、オホーツク海で6月〜9月に獲れた天然帆立の貝柱を使用しています。 天然の帆立貝は自由に動きまわれる分、身が締まっているのが特徴です。 この帆立貝柱を鮮度が落ちないうちに「生炊き製法」で帆立本来の旨みを逃さず、形が崩れないよう丹念に炊き上げました。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
「根ほっけ開一夜干し」は、近海に根付いて特に大きく育った「根ほっけ」の超特大サイズ一夜干しです。大きいだけでなく、プリッとした厚み、脂のノリ、上品な味わいが格別です。道民に長年愛され続けられている「真ほっけ開一夜干し」は、縞ほっけよりあっさりした味の脂ののり方に特徴があり、美味しい時期の良質なほっけを、鮮度が落ちる前に冷凍保存し2〜3ヶ月保存し、旨味を引き出します。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
寿都前浜で水揚げされた魚の開きを、寿都の浜風で一夜干しし旨みを濃縮した開きは、原材料は魚と塩のみであり、安心して食べていただけます。乾燥させる事で旨味を凝縮、大量生産でないこだわりの開き一夜干しです。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
塩水うには、取れたてのうにを深層海洋水に浸して仕上げています。ミョウバンなどの添加剤を一切使用していませんので、うに本来の味わいをご堪能いただける一品です。うにの最高級品エゾバフンうにを使った塩水うにです。赤みが強く、やや小粒です。濃厚な寿都産ムラサキうにを使った塩水うにです。主に流通している大粒のうにです。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
板粒うに(塩挟み)は、昔ながらの製法で風味がつまった濃厚な味わい。まず、粗塩を敷いた上に新鮮なウニを隙間なく敷き詰めます。次にまた塩を振ります。そしてその上にまたウニを敷詰める、という作業を繰り返し何層にも重ねていきます。通称「塩ばさみうに」とも呼ばれる製法で、特にエゾバフンウニ(赤うに・がぜうに)は獲れる量も限りがあるので大量生産できない逸品です。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
寿都の前浜に水揚げされた秋鮭を厳選し、腹子や内臓を丹念に取り除きます。魚体を傷つけないように加工するには職人の技術が欠かせません。鮭が本来持っている旨さを充分引き出すためにしっかり塩をほどこし、木樽で熟成。独特の香りを放ち、旨みを造り出すまで寝かします。その後、美谷の海辺に組まれた手作りの巨大やぐらで干し上げます。風の町・寿都ならではの浜から吹きすさぶ雪風が「寒風やぐら干し」を生み出しました。 素材の旨さを最大限に引き出す吉野商店独自の製法です。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
北海道・寿都の前浜で捕れた鮭を、その日のうちにさばいて卵を取り出し、丁寧に選りすぐり漬けこみます。新鮮で旨みのあるいくら・すじこは温かいご飯にピッタリ。甘じょっぱさとまろやかさが自慢のすじこと、プチプチの旨み広がるいくらは、海の恵みを感じる逸品です。いくらはブレンド醤油で漬けた醤油味とシンプル塩味の2タイプご用意しました。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
沖獲りしたサケの中から、品質を厳選し、成熟した筋子を一粒一粒丹念に手もみでほぐし秘伝の本醸造白醤油でまろやかに漬け込みました。臭みもなく、ぷりぷりとした感触(食感)、まろやかなあじわいがあり、自慢の一品です。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
寿都沖のはえなわで釣り上げたすけそうたらを使用し、一本一本丁寧に仕上げたたらこです。はえなわ漁は魚が傷つきにくく、良質のたらこができます。鮮度のよいアラスカ産すけそう卵を使用した高級たらこです。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
はえなわ釣たらこを使った贅沢な辛子明太です。ぴりりとした辛さの中に、たらこのうまみが広がるたらこ産地北海道ならではの辛子明太です。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
北海道産の昆布で相性抜群の素材を巻き時間をかけじっくり煮込んだ昆布巻きはおふくろの味。進物、お歳暮、おせち料理に人気です。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
北海道の冬場にしか獲れない貴重な天然の岩のりを、何度もていねいに水洗いし、砂や小石を取り除いてからじっくりと煮込みます。醤油と砂糖と水飴でじっくりゆっくり。岩のりの磯の香りが口の中で広がり、温かいご飯にぴったりです。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
寿都近海で獲れる新鮮なたらを自然の旨味を引き出す、独自のタレで味付けて、そのあと雪が積もり外気温0℃以下になってから外で干します。着色料一切なし。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
北前船の時代から今なお北海道で作り続けられている身欠きニシンです。柔らかい一夜干しタイプは焼いて、お召し上がりください。本干はニシン漬けに使われるみがきにしんですが、そのままでも美味しく召し上がれます。また、昆布巻きには8分干し身欠きニシンがおすすめです。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
寿都町は日本海に面した小さな港町です。水揚げされるホッケは寿都の名産物で、夏は天然ウニ、秋は鮭・いくら・脂の乗ったホッケ、冬はタラ・たらこ・寒海苔など、季節の魚が水揚げされます。5月〜6月に旬を迎える牡蠣「寿かき」も有名なブランド品です。寿都の名産物ホッケを原料にした魚醤「寿都のだし風」が、地元の水産会社で造られています。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
旬の時期は10月〜12月にかけて、近海で水揚げされた秋の「ホッケ」を伝統を生かした製法で造り上げた、風味の良さが評判の逸品です。地元では欠かせない郷土料理で、飯寿しはご飯と魚・野菜・麹を混ぜて、樽で重しをして乳酸発酵させる、なれずしの1種です。飯寿しの旨さを引き出す乳酸菌は腸内をきれいにしたり、肌荒れの改善や血糖値の上昇を抑える効果があるといわれています。
寿都水産加工業協同組合:0136-62-3111
北海道産の新鮮な秋鮭をさばいて腹だししたばかりの筋子を、その日のうちに熟練の職人がいくら揉み機と手作業で筋子を丁寧に粒状にし、本醸造醤油と純米酒だけで仕上げたこだわりの逸品です。素材と製法にこだわり、すべての工程を自社工場にて手作業で仕上げている、贅沢な吟粒いくら醤油漬けです。
株式会社かねき南波商店:0136-62-2611
北海道産の新鮮な鮭から取りだした、熟度が良く皮が固くない理想的な卵を本醸造醤油と純米酒のみで漬け込みました。当社独自の手法でしっかりと液切り熟成することにより、余分な液が残らなく、塩いくらの様にドリップの少ない、醤油のまろやかな味と香りのする逸品です。
株式会社かねき南波商店:0136-62-2611
北海道産の新鮮な秋鮭をさばいて、卵をばらさず腹ずつ丁寧に塩漬けした高級珍味です。伝統の加工技術と熟成期間でひと粒ひと粒に、しっかりとしたツヤとハリが生まれ、すじこ本来の「旨み」と「コク」が楽しめる極上の逸品です。
株式会社かねき南波商店:0136-62-2611
寿都のホッケは、沿岸定置網漁では水揚げ日本一。開発期間はほぽ一年かけて2011年6月にデビューしたご当地グルメ「寿都ホッケめし」鉄板ご飯にホッケのかけダレ蒲焼き。町の名産品「生炊きしらす佃煮」ものっています。
寿都ホッケめし推進協議会
寿都町商工会:0136-62-2185
寿都は小さな町ですが昔から菓子屋が多く、わかさ屋いもの発祥の地です。地元の若狭屋老舗が販売しており、約100年の歴史ある菓子処です。
若狭屋老舗:0136-62-2033
「温泉まんじゅう」は原料にこだわり、長年定評のある千秋庵の「あん」。特に”ゆべつのゆ”で販売している「温泉まんじゅう」は、一見どこにでもありそうですが、黒砂糖100%使用の皮との調和がとれたほどよい甘さが人気。
おすすめ:だし風の町寿都/鮭最中/温泉まんじゅう/練羊羹
千秋庵菓子舗:0136-62-2211
寿都は昔からお菓子でもヒット商品を生み出している地です。海老太郎は、北海荒海でとれる新鮮な海老を、独特な風味で表現したお菓子です。外は「サクッ」、中は「フワッ」と。白あんが入っている、エビフライさながらの食感が幅広い年齢層に喜ばれています。ひとつひとつ手づくりで生産量が少なく、すぐ売り切れる。
営業時間:9:00〜18:00
定休日:日曜日(不定休の場合有り)
甘寿堂:0136-62-2113
義経の家臣、佐藤継信の末裔が明治初期に建てた漁場建築の代表的な建築物。現在でも人が住んでおり、ニシン場時代の資料や文献が大切に保管されています。平成27年4月に町に建物を寄贈していただき、現在一般公開に向けて整備保全作業を行っております。この建物は、国道229号線に接して正面を海岸に向けて建ち、母屋は間口24.3メートル、奥行18メートルの2階建で、よせ棟屋根に西洋風下見張り、2階正面には櫛形ペジメントの付いた上げ下げガラス窓、1階前面はたてしげ格子、さらに、下見張りの戸袋でまとめ、屋根の大棟をまたいで洋風の六角形の明かり取り、その背後に和風の切妻屋根の煙出しを設けた洋風と和風とが入りまじった和洋折衷の独自のスタイルの外形をもっている。
寿都町教育委員会住民学習推進係:0136-62-2100
明治12年に仕込屋である橋本与作が建てた、釘を一本も使っていない見事な建築です。 鰊御殿といえば、一般的には網元や漁師たちが寝泊りしていた建物をいいますが、この建物は、ここの漁場で「仕込屋」として商売をしていた橋本家の建物です。仕込屋というのは、網元や漁師に品物や金を貸し、代金を数の子、身欠鰊、鰊粕等で返済してもらってこれを売る商売でした。明治の初期、創業者橋本与作は長栄丸、金栄丸など五百国積みの自家弁財船で膨大な利益をあげ、当時で最高級の家を建てたのがこの建物です。自分の出身地(福井県)本家の庄屋宅を模し、全建材を集めるのに3年、建築に4年の歳月をかけ明治12年に完成、総工費は当時で7万円を要したといわれています。(大正時代の豪邸で3千円程度)床下には防湿のため6百表もの木炭をしきつめ、窓は当時ギヤマンといわれたガラスをオランダから取寄せるなど、豪華な調度品をそろえ、鰊にわきたつ浜と海の商人の盛時が渋い落着きの中にこめられています。
寿都町教育委員会住民学習推進係:0136-62-2100
壽都神社は寛永4年4月、北海道に向かう筑紫国の弁天丸が日本海航海途中に遭難となり、寿都湾で座礁した際、船主乗組員は神の守護と住民に救助された事に感謝し、船中の弁天神を岩崎町の一角に祠を建て奉斎した。後にこの近辺が松前藩士鈴木喜三郎の知行する漁場となり、戸数増加の形態を為すにより厚い信仰を受け、新たに社を建立した。明治5年8月、厳島神社と称して郷社に列格、大正14年11月、「壽都」の町名を冠し、壽都神社と改称した。昭和52年11月、国道229線の境内地通過に伴い現在地に遷座、平成20年には御創祀380年を迎え、記念大祭・神輿全面修復・社務所改築工事が記念事業として行われた。また、時代毎に船主が奉納した一の鳥居・錨・北前船絵馬が大切に保存されている。御創祀380年の歴史と古格は、後志一を誇る我が故郷の文化遺産である。
例祭日:7月海の日前の金・土・日
寿都町企画課地域調整係:0136-62-2608
美谷稲荷神社は文政6年5月、場所請負人の柳谷庄兵衛が祀ったことに始まる。天保3年正月に西川順兵衛と請負を替わって同氏が祀っていた。嘉永6年正月、更に佐藤栄衛門と請負替えがあり、以後は地元住民で祀ってきた。明治4年に社を再建し、同9年2月に村社に列せられた。同13年5月14日には現在地に遷座されている。境内は寿都湾を一望し漁業を守護している。
例祭日:8月第1土曜日
厳島神社は、歌棄の総鎮守として天保3年5月に再建された。明治7年、有戸村4番地に建立されていたが、境内地が狭く清浄な場所でなかったので、改めて7番地奥の谷間に移転された。明治9年10月に郷社に列せられる。同11年7月新たに社を建立、大正元年12月15日現在地に本殿幣殿等を新築、同2年2月20日現在地に遷座した。寿都町に存在する神社の中で、唯一海上渡御の例大祭が執行されている。また、風の守護神も祀られており、近くには風車の群れが聳え立っている。
例祭日:8月第1土曜日
寿都町企画課地域調整係:0136-62-2608
海神社は文化4年のある日、漁師が尻別川で漂流の木像二体を拾いあげてみると一体の背に「いそやのたけ寛文6年丙午8月11日初登浦山円空」とあり、もう一体の背には「らいねんの山」とあり、二体あわせて能津登岬の洞窟内に奉斎した。その後、地元住民の豊漁祈願のため協議の結果、天保2年社殿を建立し奉遷する。爾来海神と称して奉祀してきた。明治9年10月に村社に列せられる。同22年1月18日能津登村稲荷神社の合祀が許可される。明治33年2月8日社殿の改築を出願し、同年3月16日許可を得て5月18日に竣功する。道内では数少ない円空作の木像が現存する神社である。
例祭日:8月中旬
また寿都町には、樽岸町建岩に樽岸稲荷神社、湯別町丸山に湯出神社、磯谷町鮫取澗に伊都岐島神社、磯谷町島古丹に島古丹稲荷神社が遷座し、漁業を守護し温泉と国土開発の守護神として地域を守護し、海上安全と漁業繁栄などを祈願する神社が、寿都湾に面し9か所に点在し寿都を守り続けている。
寿都町企画課地域調整係:0136-62-2608
龍昌寺は曹洞宗の寺で、寿都町の寺院布教の中で一番古く、1856年幕府の許可を得て布教したのに始まる。そのころ歌棄地区は鰊の生産などで活気にあふれており、明治20年代に入ると、移住民が多くなり信徒も増え、明治24年現在地に新築移転する。1895年6月瓦ぶきにより新築。また、本堂前の素彫り彫刻の図柄は作者不明であるが、中国司馬温公の伝説の一図であり、この唐子図は、本道では見当らない貴重な作品である。
寿都町教育委員会住民学習推進係:0136-62-2100
本尊阿深彌陀如来安置している寿都町法界寺は、1856年6月5日寺社奉行本多中務大輔殿より許可された浄土宗の寺である。1863年6月再建し、1879年3月25日地蔵堂を法界寺と改めた。1893年12月10日に堂宇改築を申し出て、1895年4月落成し、広大な伽藍となったが、1914年5月27日の大火で焼失してしまった。この時住職となった当山五世の仲井徳順師は法界寺の再建に貢献した人で、同年10月假堂の建立を始め、次いで1928年5月24日、本堂の工事に着手し、翌4年6月20日落成に至った。もとは現文化センター(開進町)の近くに建てられていたが、明治初期に現在地に移った。
寿都町教育委員会住民学習推進係:0136-62-2100
西光寺は1870年、現如来法嗣御来堂の際に仏法の縁が結ばれ、1888年西光寺と寺号を公称した。建物は、京都の東本願寺設計者の伊東平左衛門による設計によるもので、寒さに耐えられるよう、本堂の周りが廊下で囲まれた内殿式である。設計時には、柾葺きの屋根であったが、その後瓦に、そして現在はトタン葺きとなっているが、屋根以外はその頃のままである。また寿都町には、浄土真宗本願寺派願乗寺、真言宗智山派菩提院、曹洞宗龍洞院、真宗大谷派善龍寺、日蓮宗一致派法華寺、曹洞宗法龍寺、浄土宗本派教立寺、曹洞宗新豊寺、曹洞宗願翁寺、日蓮宗登順寺、真宗大谷派最尊寺と14か所に寺院が点在します。
寿都町教育委員会住民学習推進係:0136-62-2100
松前藩の神事芸能として、北海道南部の神社を中心に伝承され、現在も継承されています。寿都町では、寿都神社例大祭などで披露されています。寿都神社は400年近い歴史をもつ古い神社です。
公開期日:7月14〜16日
寿都神楽保存会
寿都神社:0136-62-2231
寿都神社例大祭は、毎年7月14〜16日に開催されてきましたが、平成20年度から7月第3週の月曜日前の週末、土曜日・日曜日に行うこととなりました。祭り好きの寿都の人たちが、一番熱く弾けるのが真夏の祭典である神社例大祭です。この日の町は、色とりどりの提灯が飾られ、様々な姿をした子供たちが続々と神社に集合し、町を練り歩きます。子供奴やヤッサ、趣向を凝らした各町内会の山車が繰り出し、二日間かけて町中を練り歩き、神楽殿では四箇散米舞などの、古式ゆかしい芸能などが披露されます。また、この寿都神社例大祭以外にも、町内各所で神社例大祭が下記のような日程で開催されています。
開催日時:海の日(7月第3週月曜)前の週末、土曜日・日曜日
会場:寿都神社、寿都町市街地
寿都町企画課:0136-62-2511
東海大学生物学部海洋生物科学科(札幌キャンパス)では、海洋生物に関する教育・研究のための各種施設を整備しております。その一例として、海洋調査研修船「望星丸」、寿都町・留萌市・豊浦町に設置されている「臨海実験所」、札幌キャンパス内の「水槽実験室」が挙げられ、これら施設を活用した教育・研究が日々展開されています。特に寿都町の臨海実験所は、実践的な実習を行う場として、東海大学・寿都町・寿都町漁業協同組合の3者による協定のもと平成8年に開設された教育研究施設であり、道内3か所の実験所の中核的な役割を果たしています。旧寿都町立樽岸小学校の校舎を活用して、実験室や標本室のほか、宿泊施設を整備しており、学部生の臨海実習や付属高校生の体験学習に加えて、卒業研究や各種共同研究など実践的な活動が行われています。また、毎年2月には、研究成果発表会を開催しており、本実験所における研究活動の成果を役場や漁業協同組合、漁業者、一般町民など地域の皆様に広く知ってもらうための活動も実施しております。
東海大学札幌キャンパス生物学部海洋生物科学科
北海道臨海実験所(寿都)
東海大学札幌キャンパス:011-571-51111
漁港施設や海岸などを活用た都市間交流活動を展開、体験交流学習生の受入れや東海大学札幌キャンパスと連携し、体交流験プログラムや学ぶ場の提供も行っています。東海大学札幌キャンパス・寿都町・寿都町漁業協同組合の3者が、地域振興のために協定を結びこれまで様々な活動を行っている。地域づくり・人づくりの一例としては、「高等教育臨海実習体験会」の実施や海洋実習船の体験乗船のほか、臨海実習を通じた地域交流・寿都の海での体験学習や漁業体験(磯場解放)に参加する都市の人々に内容を伝えるガイドブックの作成など地域が一体となった取組みを行っている。また、地域に残る言い伝えや貴重なお話などのうずもれている地域の資源を再発掘し、住民参加による「地域の民話づくり」を進めている。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
「寿都港 かき・おさかな市」開催時の都市間交流活動。旬の魚介類を市場でセリ落す「セリ体験」や寿都湾を漁船でクルージングできる「体験漁船」のほか、ツブや海藻が獲り放題、子どもたちにも大人気の「磯場開放」など楽しい催 しが盛りだくさんです。
○セリ体験
市場さながらの本格的「セリ」では浜値で競り落とされる様子が伺えます。
○体験乗船
漁船での寿都湾クルージングでは特に家族連れのお客様に好評です。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
主な商品:寿がき、生鮮ホタテ貝、旬の鮮魚詰め合わせ、活ホッキ貝、天然エゾアワビ、活毛ガニ、漁協の加工品セット
電話注文→宅配:○注文できます
営業時期:4月〜10月
営業時間:9:00〜16:00
定休日:毎週火曜日(臨時休業日有り)
寿都漁協直売店:0136-62-2395
漁協事務所(直売店クローズ時期):0136-62-2555
目の前の港から鮮度抜群の獲れたて魚介類が届く。
おすすめ商品:船上活〆鮮魚、寿かき、ホタテ、あわび等旬の魚介類。
営業時間:9:00〜16:00
定休日:4〜12月:火曜日、1〜3月:土・日曜日
※ 冬期間の営業は直売部門のみ、飲食部門は休止しています。
寿都漁協が運営する水産物普及・漁業体験交流施設で、新鮮な魚貝類の販売コーナや食事処があります。
すっつ浜直市場:0136-62-2395
みなとま〜れ寿都は、寿都漁港に隣接しており、漁港を一望できる優位性を生かした「海と一体感」あるエリアへの配置となっています。また、国道229号線は追分ソーランラインで弁慶岬から磯谷までのルートは、歴史的建造物などがあり、海のロマンを感じる湾岸ルートになっています。
売店コーナー
80年以上の歴史を誇る、寿都町の名産品「生炊きしらす佃煮」各種、新鮮なホッケを加工した糠ほっけや切込み、冬限定のホッケの飯寿しなど、水産加工品を販売しております。また、町で長年愛され続けている、寿都町生まれの「わかさ屋いも」などお菓子も各種ご用意しました。海の幸の軽食やオリジナルのブレンドコーヒー、寿都の海の塩を使った塩キャラメルソフトも味わってみてください。
情報コーナー
寿都の美しい景色や貴重な歴史的映像など、イメージ映像が流れる42インチの大画面が設置され、その裏側には、わかりやすいイラストでの町内マップが掲示されています。また、町の名所や飲食店、特産品などを調べることができるタッチパネルの検索システム、各種パンフレットも取り揃えています。スタッフにもお気軽に声をかけてください!
くつろぎカウンター
館内の漁港側にあるカウンターでは、漁港が一望できるため、漁船の行き交う様子、カモメの鳴き声、更には遠くの積丹半島までも見ることができます。海を見ながら「みなとま〜れ寿都」の味覚を味わって、くつろいでみてはいかがですか。
写真展示コーナー
写真コーナーでは、寿都のイベント写真や歴史的写真など珍しい写真を展示しています。来た時期によって毎回違った写真を見ることができ、寿都の旬な写真や情報を見ることができます。
開館時間:9:00〜18:00(4〜10月)9:00〜17:00(11〜3月)
休館日:毎月第1月曜日※祝日の時は翌日 年末年始(12/31〜1/1)
お問い合せ先
寿都町観光交流センター:0136-62-2550
奥州を逃れた義経・弁慶一行は蝦夷地に渡り、この地に滞在していた。弁慶の舎弟ともいうべき常陸坊海尊が、義経再挙の兵を募って蝦夷へ向かったという情報を得た弁慶は、毎日毎日、この岬の先端に立って海尊の到着を待っていたが、海尊軍団の船影を見ることはできなかった。そんな弁慶の姿を見ていたアイヌたちは、この岬のことを、弁慶が同志を待ちわびていた岬ということから、いつしか弁慶岬と呼ぶようになったといわれる伝説が残る。高さ台座1m40cm、本体3m60cm。義経の再挙を願う弁慶が、同士の到着を仁王立ちで待つ姿が再現された銅像が建っている。 夕日の絶景スポットとしても知られる。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都町の植生樹種はカラマツ、トドマツなどの針葉樹や、ブナ、シラカンバなどの広葉樹、また、強風のため偏形樹が多く見られる。2006(平成18)年黒松内森林事務所の調査で、北海道一大きなミズナラ(幹周689cm)があることが判明し、また、2007(平成19)年4月に、国内最北のブナ林が弁慶岬付近にあることが確認された。寿都町〜黒松内町〜長万部町の間の低地帯を「黒松内低地帯」といい、中心に島牧村狩場山地一帯が北限ブナ林になります。面積は合計約1万haとされている、国内最大級のブナ林で、黒松内の歌才ブナ林は北限であることから国指定天然記念物です。寿都町には月越ブナ林、丸山ブナ林、弁慶岬大和の沢ブナ林があり、弁慶岬大和の沢ブナ林は2007年5月に約50年ぶりに日本最北限ブナ林と確認 されました。2009年7月には寿都町小川の沢混合ブナ林が確認され、130haという広大な面積であり、近年寿都町の北限ブナ林が注目されています。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
寿都町の町木は桜であり、町内には桜の名所が多く、桜の花のシーズンには多くの見物客が訪れ、寿都の桜を楽しんでいます。寿都の桜の歴史は、明治39(1906)年に、秋季皇霊祭を祝って、神社境内に桜と松の苗木を植え。あくる年の総会で、神社に風致林をつくることを決め、300本の桜の苗木を植えた。育った桜は次々と花を咲かせ、大正初め頃には桜の名所となり、町内の寿都税務署、警察署、区裁判所、町役場、鉄道社員、銀行員、水電社員、遠くは長万部や黒松内の国鉄鉄道員も花見にやって来た。町内には、千島桜、蝦夷山桜、染井吉野、枝垂桜、八重桜が植えられ、1ヶ月間桜の花を楽した珍しい町で、その歴史は今に続いています。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
ゆべつのゆは、活性酸素を抑制するこの還元力が非常に高い温泉で、全国でもトップクラスの評価をされています。体の老化の原因は「活性酸素」であると言われおります。活性酸素は体を「酸化」、つまり錆び付かせてしまうものであり、皮膚のしわやたるみ、生活習慣病も活性酸素が原因と言われております。硫黄泉(美肌の湯)と塩化温(癒しの湯)の2つの泉質が楽しめます。(泉質:含硫黄-カルシウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性温泉)・ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性高 張性温泉))
四季の山並みを眺めながらゆったり楽しめる露天風呂・大浴場・マッサージこうかのあるジャグジー風呂・サウナ・発汗作用のある蒸気風呂・家族風呂もございます。ご休息頂ける部屋や軽食コーナー、売店も備えられています。
営業時間:夏季営業(4月〜11月)10:00〜21:30
冬季営業(12月〜3月)10:30〜21:00
休館日:第一月曜(祝日は翌日)
料金:大人(中学生以上)500円、小学生250円、幼児無料
家族風呂:1時間1,000円
ゆべつのゆ:0136-64-5211
「海の町・寿都町」の大切な資源である海岸線が、近年では漂流物やポイ捨てのゴミ等で汚れてきています。町民の手で昔の様にきれいな海岸線にしよう!ということでボランティアを募り、海岸線のゴミ拾いをしています。また、町外の方も参加可能となっておりますので、多くの方の参加をお待ちしております。
○開催日時:4月中〜下旬
○清掃範囲:有戸種前漁港近辺の海岸
○内容:海岸線の清掃
○受付会場:有戸漁港
※寿都町民は、送迎バスが出ておりますのでご利用ください。
※町外の方は直接有戸漁港へお越しください。
寿都町町民課衛生係:0136-62-2523
「寿都港 かき・おさかな市」が開催しました。
日時:平成27年5月31日(日)10:00〜13:30
会場:寿都漁港特設会場
○活貝販売
この時期が旬の「寿かき」やホタテなどの活貝を販売し、多くの方にご購入いただきました。
○セリ体験
市場さながらの本格的「セリ」では浜値で競り落とされる様子が伺えました。
○海鮮屋台
蒸しかき・焼きホタテ・ホタテ炊き込みご飯・かきめしなど寿都の海の幸も人気でした。
○体験乗船
漁船での寿都湾クルージングでは特に家族連れのお客様に好評でした。
○水産加工品販売
生炊きしらす佃煮などの水産加工品販売も好評でした。
寿都町産業振興課:0136-62-2602
平成27年度より名称を「ほっけ祭り」から「みなと祭り」へ変更となりました。平成28年度より、軽トラ市と合同の「すっつ秋の味覚まつりin軽トラ市」に変更し、寿都の秋の海の味覚を堪能できるイベントとして実施しました。今年度につきましては、あいにくの天候でしたが、多くの方々に来場いただきました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
○旬の魚の袋詰め(先着100名)
○さけチャンチャン焼き販売(限定150食)
○新・ご当地グルメ「寿都ホッケめし」の提供(限定250食)
○いか・つぶ・ホタテ焼き
○水産加工品販売
○さけフライ・ほっけつみれ汁販売
○手打ちそば
寿都町産業振興課:0136-62-2602
町内の個人や各サークルが日頃腕を磨いて出展される作品で会場を彩りました。物産展では寿都町の各種特産品がそろい、町女性会が提供するバザーのカレーやそばは美味しくてついつい食べ過ぎてしまいます。また、各種体験教室(茶道、そば打ち、百人一首)も行われ、来場者を楽しませました。芸能発表会では、弁慶音頭やコーラス、カラオケなど日頃の練習の成果を存分に披露しました。また、詩吟や神楽といった永い歴史を継承する伝統芸能や、迫力あるバンド演奏で会場を一層盛り上げました。
○開催日時:11月上旬
※平成27年度は、11月31日から11月4日まで開催いたしました。
○会場:総合文化センター
○内容:一般・サークルの作品展、古本市、茶席、スタンプラリー、各種体験教室、物産展、バザー、喫茶、芸能発表会
寿都町教育委員会住民学習推進係:0136-62-2100
徳川幕府が慶長9年(1604)に、日本最北の松前藩を設け藩は蝦夷地を支配し、豊な海の産物や交易を独占し、北前船は莫大な富を松前藩にもたらした。古い歴史と伝統のある漁業も同じく繁栄し、津軽海峡の好漁場に恵まれた松前でも、マグロ漁業も盛んになり発展した。今では、マグロは松前の海を代表する自慢の魚になっています。
松前町役場産業振興課:0139-42-2275
松前さくら漁業協同組合:0139-42-2660
全国でも有数の生産量を誇る「塩数の子」と「身欠ニシン」の産地として知られている、岩内町のブランド名産物「釣りタラコ」は、近海(前浜)で釣り上げたスケトウダラの卵を、明治36年(1903)から始られた伝統の加工技術で造りあげています。スケトウダラはい縄漁発祥の地岩内町では、「日本一」といわれる伝統を守り自慢の味を造り続けています。
岩内町企画産業課:0135-62-1011