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高知県室戸海洋深層水

室戸海洋深層水の概要


名称
海洋深層水取水地
取水事業者名

問合せ先
取水水深

取水量
 
室戸海洋深層水
高知県室戸市室戸岬町3490
高知県海洋深層水研究所
室戸海洋深層水アクアファーム
0887-22-3202
研究所:320m・344m
アクアファーム:374m
研究所:920トン/日(2ヶ所合計)
アクアファーム:4,000トン/日
海洋深層水と表層海水の基本データ
項目               (単位) 海洋深層水(320メートル) 表層海水(0メートル)
水温               (℃)
pH
塩分               (%)
溶存酸素量            (com)
NO3-N(ショウ酸態窒素)      (mcg)
PO4-P(リン酸態リン)      (mcg)
Si2-Si(ケイ酸態ケイ素)     (mcg)
クロロフィルa           (mg/L)
生菌数              (CUF/ml)
8.1〜9.8
7.9〜7.9
34.3〜34.4
4.1〜4.8
12.1〜26.0
1.1〜2.0
33.9〜56.8

102
16.1〜24.9
8.1〜8.3
33.7〜34.8
6.4〜9.5
0.0〜0.5
0.0〜10.1
1.6〜10.1
4.2〜50.6
103〜104

高知県海洋深層水研究所
原水給水設備
脱塩化設備

室戸海洋深層水 高知県商工政策課 海洋深層水推進室 TEL:088-823-9022
1985年(昭和60年)に、科学技術庁のアクアマリン計画「海洋深層資源の有効利用技術の開発に関する研究」の、モデル海域に室戸岬周辺海域が指定された。1989年(平成元年)にはわが国初の海洋深層水研究施設、高知県海洋深層水研究所や陸上での海洋深層水取水施設などが建設された。以来、海洋深層水の有効性の実証や実用化を目指し、水産分野・医療分野・食品分野・エネルギー分野など、非常に幅広い分野での研究と実用化などが進んでいます。

室戸海洋深層水の有効活用など


食品分野の有効活用

海洋深層水には、各種ミネラル分がバランス良く含まれていることから、ミネラルウォーター・酒・醤油・干し物・豆腐・パン・化粧品など、多様な商品開発を進めている。発酵食品分野では深層水を用いると、発酵が促進され風味が増し効果や、化粧品に用いると、しっとり感が得られ肌になじむなどの効果が得られている。



水産分野の有効活用

海洋深層水を用いて非常に小さい藻類を連続培養し、その海草藻類で牡蠣やアワビ類を飼育する試験を実施。また、放流種苗生産用として水産関係機関へ事業用として提供している。メダイ・トラフグ・キンメダイ等の飼育や成熟試験も実施している。

郷自慢室戸市の名産物


医療分野の有効活用

1994年から3年間、高知医大(現在、高知大学医学部)などを中心に、通常の治療に合わせて、深層水を治療に用いる研究が行われ、有効が6割を超える臨床結果が得られた。また、海洋深層水に置き換えた生活を半年間程度継続し、調査した結果、健康増進効果が確認された。
室戸岬の伝統漁師まち文化と伝統郷土食文化