醤油発祥の地としての起源は鎌倉時代にさかのぼりますが、醤油は金山寺味噌から生まれたものです。紀州徳川の保護を受けていた時代は100軒近い醤油屋が軒を連ねていたそうで。湯浅醤油は、古い歴史と伝統的な製法で造られています。使用目的に合わせた沢山の醤油が造られています。
紀州水道に面した湯浅湾は、古くから沿岸漁業が発達し、中でも太平洋の黒潮に乗って来る鰯の稚魚の「しらす漁」は盛んです。しらす漁は夜明けとともに始まり、漁獲されたしらすを直ぐに大釜で茹で上げたのが「釜揚げしらす」、それを天日干したのが「しらす干し、ちりめん」です。湯浅町のしらす類加工量は全国の1割強、和歌山県の9割弱を占めています。
湯浅特産しらすの佃煮は、釜茹でする時から佃煮用の茹で方で茹で上げます。醤油の本場地元の昔ながらの手作り醤油に、ざらめ砂糖、酒、本ミリン、生姜で味付けし、佃煮に仕上げています。ゴマ入しらす佃煮・いかなご釘煮などのしらす加工品があります。
春を呼ぶ魚のいかなごの佃煮です。いかなごはまず鮮度が大切で、鮮度が落ちると味も落ちてしまい、鮮度保持が大切な仕事です。一釜一釜炊くたびに温度加減や火を切る瞬間が非常に難しく、長年の経験と感が重要で、最高の逸品が出来上がります。関西ではいかなご、関東では小女子、九州ではかなぎなどと呼ばれています。
金山寺味噌は舐め味噌の一種で、調味料ではなくおかずとして食べる味噌で、野菜の少なくなる冬に食べるため、野菜の保存食として造られたものです。米・麦・大豆に茄子や瓜・生姜・紫蘇を混ぜて醸造したのが金山寺味噌で、その歴史は古く、鎌倉時代に中国から僧侶が製法を習得してきて伝授され普及したものです。
温州みかんの代表的ブランド「有田みかん」の本場湯浅町は、秋ともなれば周辺の山々が黄金色の染まる程、みかんの生産が盛んな郷です。また、ほかにも温暖な気候を利用した多くの柑橘類が栽培されています。
年間ご賞味いただいております。(ハウス栽培も含む)
湯浅町産業観光課:0737-63-2525
湯浅産伊予柑は、甘くておいしい味・新鮮で豊かなな色・季節の旬の香を醸す、三拍子揃った人気の柑橘です。
12月下旬〜2月上旬
湯浅町産業観光課:0737-63-2525
湯浅産八朔は、独特の食感と味が人気の柑橘です。果皮や果肉が紅く、甘味が濃いのも特徴です。海岸沿いの段々畑では、ほとんど霜の降りるこなが無く、八朔を樹上で完熟させることが出来、より美味しくなりました。
1月上旬〜2月中旬
湯浅町産業観光課:0737-63-2525
湯浅産デコポンは、味と香ともに柑橘の王者。段々畑で栽培するデコポンは、甘味と酸味のバランスが絶妙で、果皮も剥きやすく、中袋も気にならず食べられます。三宝柑と形が良く似ていますが、中身は違います。
1月上旬〜3月下旬
湯浅町産業観光課:0737-63-2525
湯浅産ポンカンは、香りも独特な、甘いオレンジです。皮を手で剥くことができ、種が無い食べやすいオレンジです。
1月下旬〜2月上旬
湯浅町産業観光課:0737-63-2525
三宝柑は江戸時代に和歌山藩士の邸内に偶然発生した変種で、当時、有田郡出身の冶宝候の右筆を務めていた者が、その種の分与を受けて有田郡内に広ろがり、明治13年湯浅町栖原に移植され、栽培技術を活かし、現在では9割以上が和歌山県で生産され、そのうちの2/3が湯浅町で栽培されています。
3月下旬〜4月上旬
湯浅町産業観光課:0737-63-2525
湯浅産清見オレンジは、温州みかんにトロピタオレンジを交配して生れた柑橘です。甘さと果汁の多いのも特徴で、外見は黄色ですが、中身はしっくりと甘い味です。
3月下旬〜4月上旬
湯浅町産業観光課:0737-63-2525
湯浅産バレンシアオレンジは、大変珍しい国産のバレンシアオレンジです。以前には、国内でも沢山栽培されたいた果物でしたが、輸入物が多くなり、最近はなかなか目にかかれない果物になっています。外国産に比べると色が薄く見えますが、中身の味は違います。
6月下旬〜7月下旬
湯浅町産業観光課:0737-63-2525
紀州長峰山系の、地下200mより汲み上げた清水を、超精密濾過膜で濾過して無菌室にて常温充填しています。成分はそのまま、おいしさとまろやかさを追求した自然に近い天然水です。軟水、ph9.6アルカリ性で、体組織の活動をうながし、新陳代謝を活発にして細胞を活性化させる、健康に良いお水です。
越冬の保存食として漁師が鯖に塩をして漬けこんだ「へしこ」を更にご飯の上に載せ暖竹の葉に包んで樽に漬け込み自然発酵させた、酢を使わない、寿し。湯浅では古くから各家庭で受け継がれています。「近江のフナずし」「秋田津軽のハタハタずし」「湯浅のなれずし」は日本三大くさり寿しとして有名です。
湯浅町産業観光課:0737-63-2525
日本の醤油発祥の地湯浅広港文化と伝統産業文化
元和7年(1621年)、頼宣が南海道(なんかいどう)の総鎮護(そうちんご)として創建された社殿は、「関西の日光」とも呼ばれ、権現(ごんげん)造りとなっています。また、江戸初期の代表的な重要文化財建造物としても有名です。漆塗・極彩色の精巧な彫刻、狩野(かのう)・土佐両派の絵による豪華さに目を奪われ、特に左甚五郎(ひだりじんごろう)作の彫刻や狩野探幽(かのうたんゆう)作のふすま絵は必見です。鮮やかな色彩を目のあたりにすると、当時の時代が壮麗な絵巻物となって浮かんできます。
紀州東照宮社務所:073-444-0808
古くから浄土真宗本願寺派の寺社の事を「御坊」と称し、この御坊に由来する門前町や寺内町は全国各地に見られます。和歌山県御坊市も同じく、西本願寺日高別院の門前町として発展した町です。
東町の町並みは、黒塀に白い漆喰の旧家や商店が建ち並ぶ東町。ここは蝋燭や酒、木材や醸造業者、油屋、薬屋、旅篭などが軒を連ねていました。今も歴史的な建物が残ります。
新町の町並みは、江戸・大正それぞれの時代に建てられた酒蔵が並び立ち、明治初期の洋風医院、創業100年の金山寺味噌商家が見られるなど、時代の変遷が感じられます。
中町の町並みは、日高別院を中心に、寺内町として栄えた面影が今でも残り、歴史を感じさせます。
堀河屋野村は、本瓦の大屋根が覆い、玄関入った土間が店として現在も使われている。座敷の窓を囲う弁柄の格子が長い伝統を伝えている。元禄年間より造られている徑山寺味噌(きんざんじみそ)や古い蔵から造り出される昔ながらの醤油が有名です。
御坊市役所商工振興課:0738-23-5531