徳島小松島港は、徳島市と小松島市にわたる港湾(管理者は徳島県)で沖洲地区(徳島港区)・津田地区(徳島港区)・本港地区(小松港区)・金磯地区(小松港区)・赤石地区(小松港区)で形成されている。「徳島小松島港コンテナターミナル」は、四国最大級のガントリークレーンや、水深10m岸壁を利用した1万5千トン級のコンテナ船の寄港に対応し、徳島と世界を結ぶゲートウェイと国際コンテナ物流拠点港としての役割を担い、また徳島の経済振興へも寄与しています。沖洲地区における海外コンテナ定期航路の就航、津田地区では、水深10mフェリーターミナルが整備、赤石地区では、多様化する海上輸送需要や船舶大型化に対応する大型岸壁の整備が進み、2001年に完成した4万トン級岸壁(水深-13m)1バースに続き、2006年には1万トン級岸壁(水深-10m)1バースが完成し、総延長500mの大型岸壁として利用可能になった。現在は、国際定期航路は釜山航路のみであるが、釜山港をハブ港とした「ハブ・アンド・スポーク・システム」により、釜山港を経由したフィーダー輸送を通じて、より広域な港とのネットワークが構築されている。また、背後には産業団地が形成され、約230社の企業が操業しています。
国土交通省四国整備局
小松島港湾・空港整備事務所:0885-32-3356
沖洲地区では、1993年にマリンピア沖洲第1期事業による用地造成が竣工し、現在は、背後のマリンピア沖洲産業団地において約140社の企業が操業しています。また、2005年から第2期事業による四国横断自動車道及び徳島東IC(仮称)や臨港道路などの用地造成工事が進められています。
津田地区は、1971年に「臨海型木材団地」として誕生し、陸上及び水面の貯木場や水深-10m岸壁などが整備されています。現在、約90社が立地する産業団地が形成され、林産品の輸入・加工の拠点として徳島県の林材産業の中心的役割を担っています。また、長距離フェリー、オーシャン東九フェリーが 北九州〜徳島〜東京間 を毎日上下1便就航しています。
国土交通省四国整備局
小松島港湾・空港整備事務所:0885-32-3356
定期フェリー就航(南海フェリー)
徳島港〜和歌山港→大阪なんば・関西空港方面
所要時間:2時間 1日8便運航
南海フェリー(株)徳島営業所:088-636-0750
南海フェリー(株)和歌山営業所:073-422-2156
遠距離フェリー就航(オーシャン東九フェリー)
東京港(1日目)〜徳島港(2日目)〜新門司港(3日目)
毎日1便運航
東京のりば:03-3528-1011 FAX:03-3528-1013
徳島のりば:088-662-0489 FAX:088-662-5154
新門司のりば:093-481-7711 FAX:093-481-7720
スタンダードフェリーとカジュアルフェリーの2タイプの船が交互に就航しております。
オーシャン東九フェリーのスタンダードフェリー「おーしゃんいーすと・おーしゃんうえすと」。特等室から二等室まで、船室のタイプは4つ。広大な海を一望できるラウンジ&フォワードロビー、いつでも利用できる展望浴室など、あらゆるシーンで海を感じていただけます。フードスクエア内では、美味しい讃岐うどんを用意。
オーシャン東九フェリー徳島ターミナル:088-662-0489
徳島市の沿岸漁業の主なものは、海域における漁船漁業と浅海(一部水面)における、のり養殖漁業です。漁船漁業は、紀伊水道を主漁場として行われており、主な漁法としては、えび・ひらめ等の底ものを目的とする小型底曳網と、あじ・さば等の浮魚を対象とした機船船曳網があります。のり養殖漁業は、海面で行われる黒のりの養殖と、吉野川・勝浦川河口で行われる、すじ青のりの養殖があり、いずれも養殖技術の向上と経営の近代化を図っています。
徳島市役所農林水産課:088-621-5252
徳島はハモの漁獲高が全国でも1、2位を争う国内有数の産地です。鋭い歯を持ちどう猛な魚ですが、その性格からは想像できないほど、身は真っ白く上品な甘みと旨みを持つ大変美味しい魚です。特に活きハモは徳島が全国一の水揚げを誇っており、またそのおいしさは関西、特に京都の料理人に認められた存在です。5月から9月頃にかけては、連日のように大阪と京都の中央市場にハモが運ばれ、大阪の天神祭、京都の祇園祭には欠かすことのできない夏の食材です。
徳島市役所農林水産課:088-621-5252
徳島は足赤エビの豊かな漁場で、秋口から晩秋にかけて多く漁獲されます。一般には「クマエビ」と呼ばれ、味は車エビに匹敵するほどで、その甘みとぷりぷりとした食感はすばらしく、刺身や天ぷら・フライなどにして食べると最高です。
徳島市役所農林水産課:088-621-5252
春先から秋にかけて多く水揚げされます。刀のような細長い体と銀色の姿からその名前が付けられたタチウオ。また、垂直に泳ぐという変わった習性から命名されたという説もあります。瀬戸内海では、春を呼ぶ魚として珍重されています。刺身は、スダチとも抜群に相性が良く、究極の一品と言われています。
徳島市役所農林水産課:088-621-5252
徳島市では、小型底曳網によるイカの漁獲量が多く、主に京阪神市場へ出荷されます。イカには、アミノ酸の一種であるタウリンが多く含まれており、高血圧の改善や心臓・肝臓機能向上に効果が期待され、生活習慣病の予防に効果のある食材です。
徳島市役所農林水産課:088-621-5252
吉野川のすじ青のりは、香り・味が抜群に良く、高級品として珍重され、全国的に有名です。それは、淡水と海水とが適度に混ざったスジアオノリの生育に適した漁場環境で養殖されているからです。一方、黒のりは、流れの速い漁場で生産されており、色も濃く、品質は抜群です。のり原藻から板のりへの加工の際には温度、湿度の調節が風味を左右するために、細かい気を配りながら作業が進められています。主に関西圏に出荷されています。
徳島市漁業協同組合:088-662-0550
徳島市辰己漁業協同組合:088-662-0262
徳島市住吉漁業協同組合:088-622-1228
渭東漁業協同組合:088-664-0421
川内漁業協同組合:088-665-0402
徳島県のすだちは、全国の生産量の98%を占める県の代表的な特産物です。徳島県のすだちは、昔から食べると長生きすると伝えられており、すだちの風味が料理の味を高めるばかりでなく、食欲増進、疲労回復などに高い効果があります。また、果皮に含まれる「スダチチン」という成分に肥満防止効果があることが最近の研究でわかりました。徳島県内各地で栽培されていますが、徳島市は県内の15%程度を担っています。
徳島市役所農林水産課:088-621-5252
徳島県を代表するブランドのひとつです。指定された地域(徳島県鳴門市・徳島市・板野郡)のみで生産されたものしか『なると金時の名を冠することができず、徳島の温暖な気候と、これら指定地域の良質な砂地を利用して盛んに栽培されています。平成19年4月20日、「なると金時」が地域団体商標に登録され、翌3月には、徳島市JA出荷分は「甘姫」の商標登録を取得しました。収穫は主に晩夏〜秋にかけてですが、貯蔵することにより1年を通して出荷しています。「なると金時」は貯蔵することによって、さらに甘みが増します。
徳島市役所農林水産課:088-621-5252
徳島市の施設野菜として、作付面積・出荷額ともに1位を誇る品目です。徳島市でイチゴの栽培が開始されたのは、昭和30年頃、当初は露地栽培が中心で、初夏にしか出荷できなかったイチゴですが、ハウスでの促成栽培と育苗技術が導入され、長期にわたる出荷が可能となりました。徳島市では、現在促成栽培のみで生産されており、勝占・多家良・上八万・国府・加茂名地区で100戸以上の農家が栽培に取り組んでいます。主に京阪神に向けて出荷され、鮮度の良さと高品質で有名です。
徳島市役所農林水産課:088-621-5252
いもにあんを着せ出世して納まる」との意味で男子の出生、端午の節句、結婚式などにつくられます。もとは子芋をたくさんつける里芋を蒸してあんでくるんだものでしたが、今ではさつまいもで作られることが多くなっています。海部郡などでは、男子が生まれたときや端午の節句に作られる祝い料理。山間部の日常食だった。
徳島商工会議所:088-653-3211
阿波番茶という珍しいお茶があります。山間部に古来より自生するもので、日本のお茶の原点みたいなもので、毎年7月半ば頃に、新芽ではなく十分育った葉っぱを一番茶として摘み取ります。これを釜でゆでます。なんとお茶の葉を木桶に詰めて上に石を載せて「漬け物」にします。こうすると、茶葉についていた自然の乳酸菌の働きで、普通の漬け物と同じく乳酸発酵するわけです。10日から半月程度漬けた後、天日で乾燥させて完成です。ほのかに酸っぱい匂いがします。お茶の味としても、この酸味が大きな特長で、さっぱりした風味になっています。このお茶で作られる郷土料理に鰹の茶ずましがある。鰹を醤油に漬けてご飯にのせて番茶をかける。
徳島商工会議所:088-653-3211
いり飯は、酢醤油に漬けたいりこ入りの手軽な寿司です。共同作業の後などによく作ってふるまわれました。
れんぶは徳島風煮豆。黒豆と大根、里芋、にんじん、こんにゃく、高野豆腐などを甘辛く味付けたおせち料理には欠かせない野菜の煮物です。黒豆にしわがよるのは「長生きをする」といってよいとされます。
徳島商工会議所:088-653-3211
藍染は、まずその原料となる「すくも」作りから始まります。徳島では、藍染の原料として、蓼科(タデ科)の1年草である藍を栽培します。高さ50〜70cmに成長しますと刈取り、選別して乾燥させ、寝かせて、切り返しなどの作業をくり返し、種蒔きから始まって300日をかけて、藍染めの元となる「すくも」を作ります。元々、解毒、解熱の漢方薬でした。普段でも虫除け、蛇除けになるの で、野良着、蚊帳、おしめ等に、又、生地を丈夫にするので、武士の鎧兜の紐や肌着 にも使われました。タンスの中に藍染めの着物を入れておくと虫除けになります。この“すくも”を染料として、さまざまな藍製品が染め上げられていきますが、そのひとつが“阿波和紙。そして、徳島において藍染めの代表的製品とも言えるのが“阿波しじら”と呼ばれる織物です。明治維新当時に、徳島安宅(あたけ)村に住む海部ハナによって考案されたといわれています。吉野川下流域が主要産地で全国一の生産地です。
徳島市役所観光課:088-621-5232
本県は吉野川や那賀川等の護岸用に竹が植えられ、また、年間降水量の多い阿南地区でも孟宗竹を主体に竹林が広がり、古くから筍や竹材の山地として知られていました。戦前までは、これらの豊富な竹材を利用して多種多様な竹細工製品が作られていました。現在、竹製品の中でも竹人形が有名で全長5〜6cmほどの主に阿波踊りをモチーフとした人形が作られています。手足は、小枝を線香などの熱で曲げていく繊細な技術を要します。お土産として人気があります。
徳島市役所観光課:088-621-5232
旧阿波国を発祥とする盆踊り、精霊踊りや念仏踊りが原形であるといわれ、約400年の歴史があると言われている。いちだんと盛んになったのは、蜂須賀家政が天正14年(1586年)に徳島入りをし、藍、塩などで富を蓄積したことからだと言われ、小江戸と呼ばれた徳島、藍商人が大活躍し、阿波おどりを豪華にしていきました。「徳島市阿波おどり」は国内最大規模で最も有名であり、四国三大祭りに数えられる。「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」と唄われ、「何は無くても阿波おどり」の心意気が、現在の8月12日〜15日の期間中に130万人近い人々のこころを魅了しています。
徳島市役所観光課:088-621-5232
田植えを終えた人々の、束の間の余暇を楽しむイベントとして定着し、人形浄瑠璃競演及び、木偶製作の実演と説明、又藍染体験と販売、鶴亀の庭の前では昔ながらの手法で、名物「瀧の焼餅」の実演を行っています。阿波十郎兵衛屋敷は、人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門」の主人公、板東十郎兵衛の屋敷跡で、約300年前の建物です。屋敷に併設している人形所瑠璃上演館は、県内唯一の常設上演席として「傾城阿波の鳴門巡礼歌の段」を上演し、県内外から訪れる観光客の好評を得ています。毎年3月と6月 阿波十郎兵衛屋敷で毎年開催される。
徳島市役所観光課:088-621-5232
●阿波の農村舞台
江戸時代から明治時代にかけて、人形浄瑠璃をはじめとする様々な芸能を、鑑賞するだけでなく自らも参加して楽しむことを目的に、村人が力を合わせて造り上げ、村全体で維持してきたのが「農村舞台」です。神社の境内で鎮守の森に覆われてひっそりと建つ、その素朴なたたずまいは、都会の近代的な劇場では決して味わうことのできない雰囲気を有しています。
かつては、年中行事として人形芝居や浄瑠璃大会、歌舞伎、ならし芝居(地芝居・素人芝居)などが催されるとともに、寄合や若連中の集会場、祭りの宴会場など、さまざまな役割を果たす、村のコミュニティセンターとして機能していたものです。
●全国一の残存数
昭和46年に公表された全国調査の結果によると、全国で確認された1,338棟の農村舞台のうち、209棟が徳島県で発見されています。
また、人形芝居系の農村舞台は216棟あり、その約96%に当たる208棟が徳島県内にあったことが報告されており、徳島でいかに人形浄瑠璃が盛んであったかがわかります。
徳島市内には、犬飼農村舞台・小野さくら野舞台・今山農村舞台・鎌瀬農村舞台・拝宮農村舞台・川俣農村舞台・坂州農村舞台・北川舞台・法市農村舞台が残存しています。
●ふすまカラクリ
阿波の農村舞台の大きな特色は、「ふすまカラクリ」です。もともとは、人形芝居の背景として使われたものですが、引き分けや田楽返し、切り落としなど、次々と背景画を転換させる巧妙な仕掛けが考案され、独立した演目にまで発展したものです。130枚余りのふすまを使って42景を構成する徳島市の犬飼農村舞台のふすまからくりは特に有名です。
●現状
映画やラジオ、テレビの普及による人々の娯楽の変遷や産業構造の変化、過疎化の進展に伴って、数多くの舞台が改築、解体され、残されている舞台も大半は、かつての劇場としての機能を果たさないまま、倉庫がわりになったり、使われないまま朽ち果てようとしているものまであります。しかしながら、ここ数年の間に地域の貴重な文化資源として見直しが進み、数十年ぶりに人形浄瑠璃の復活公演が行われたところも出てきています。
徳島市役所観光課:088-621-5232
徳島市の「重要文化財習俗技芸」に指定されている「宅宮神社の神踊り」は、古く平安時代の末頃から始まったと伝えられ、五穀豊穣・悪病退散を祈願して、毎年旧暦7月16日に13地区の氏子(馬組と称す)が輪番で古式豊かに奉納されてきました。現在は、11馬組で奉納日は8月15日となります。
徳島市役所観光課:088-621-5232
徳島県徳島市通町の事代主神社を中心とした一帯で毎年1月9日から1月11日の3日間に渡って行われる祭りである。通称「おいべっせん」、「えべっさん」。とくしま市民遺産選定。1月10日の本祭を中心に、1月9日の宵エビス、1月11日の残りエビスと3日間に渡って徳島市通町で行われる。県内外から多くの観光客で賑わい、通町2丁目・3丁目を中心に両国本町商店街や国道438号(新町橋通り)沿い等に多くの露店が立ち並ぶ。
徳島市役所観光課:088-621-5232
北は吉野川、南は那賀川。2つの1級河川が流れ込む紀伊水道。自然の恵みが流れ込むことにより、海水に栄養分が豊富に含まれ、水深約60m前後のなだらかな砂泥質の海底がより、良質なハモが育つ環境です。全国でも1、2位を争うハモの漁獲量を誇る徳島県。ハモは関西で人気があり、京都の祇園祭、大阪の天神祭では欠かすことのできない夏の食卓を涼やかに飾る食材で、徳島のハモも多くは関西方面に送られています。また、徳島県では、ハモを持続的安定的に生産できるように既定サイズ以外のハモを海へ戻す(再放流)運動を実施し、豊かな海を守り続けていくために、資源管理型漁業に力を入れています。
小松島漁業協同組合:0885-33-1122
和田島漁業協同組合:0885-37-1621
鳴門海峡の急流で育った鳴門鯛は、鯛の中でも高級品で、特に産卵期を迎えた脂ののった春の鯛は、鮮やかなピンク色に輝き、桜の季節から「桜鯛」と呼ばれ珍重されています。お刺身・塩焼き・鯛飯・潮汁などの日本料理に本領を発揮しますが、洋食など幅広く調理されている鳴門自慢の鯛です。
鳴門市役所農林水産課:088-684-1151